新品なのにクリーニングに出す人が意外にも多いことをご存知でしょうか。
購入した服全てを出す訳ではなく、アウターや長く着たいと思って購入したワンピースやシャツなどに絞ってクリーニングに依頼するようです。
しかしなぜ、未着用で綺麗なはずの服をわざわざクリーニングに出すのでしょう…。
新品なのに服をクリーニングに出す理由
新品の服なのにクリーニングに出す理由、それは購入するまでに服がいろんな人の手に触れられているからです。
服を買いに行くとき、手にとって自分に似合うかあててみたり試着したりしますよね。同じことをしているのは、あなただけではありません。
また服が店頭に並んでいるときだけでなく、製造工程などでも人の手に触れる機会があります。
- 服の元となる生地を製造した人
- 生地から服を作る人
- 生地検査や確認を行う人
- 服を包装する人
- 服を販売する人
あなたが購入した服はほとんどの場合、見知らぬ人たちが触れた状態にあります。場合によっては、服が床に落ちるなどして汚れが付着していることもあるでしょう。
新品の服は意外と汚れている。そう認識しておくのが正しいと言えるかもしれません。
新品の服をクリーニングに出す人は、そのことを把握しているのです。
汚れだけじゃない!新品の服を購入するときのあるある
新品の服をクリーニングに出す人が、気にしているのは汚れだけではありません。
服についたシワを綺麗にしてもらうのよ
この目的で依頼していることもひとつの理由として挙げられます。
そのままの状態で着用するよりも、シワをしっかり伸ばした服に袖を通した方が、気分が上がり気持ちよく着られます!初めて着る服だからこそ、あえてクリーニングのプロに仕上げてもらうのかもしれません。
シワであれば、自分でアイロンをかければ良いのでは?と思う人もいるでしょう。しかし、シワを伸ばそうと自分でアイロンをかけた場合、水シミがついてしまうなどの危険性があります。
実際、そのようなトラブルが発生し、着用できないまま捨てることになった人もいます。
シャツやスーツなどであれば問題ないかもしれませんが、服の素材やつくりによっては、アイロンのスチームがシミの原因となることは否定できません。
そのようなリスク回避を目的としている人もいるでしょう。
他にも新品の服をクリーニングに出す理由として、以下のことが挙げられます。
- 服を製造する過程の中でついた汚れは化学薬品で落とすため、新品の服に薬剤が付着したままの可能性がある
- 新品の服にはノリがついていることが多いため、着心地が悪かったり汗を吸いにくいなどのデメリットがある
- 綿や麻の服には虫食いなどを防ぐために防虫剤がついている場合もある
- 服の形を綺麗にするために薬品を使う場合があるから
新しいから綺麗だとは一概に言えないことがお分かりいただけますでしょうか。
特に最近では、コストを下げて低下価格で販売するために、海外で製造していることがほとんどです。そのため、人の肌には良くない成分が含まれた薬品を使用している可能性も否定できません。
安心して服を着るためにも、着用前のクリーニングは大切だと言えるでしょう。
服は人の肌に直接触れるものだからこそ、食べ物と同様に安全かどうか気にかけていきたいところです。
長く大切に着たいからクリーニングに出す人も多い
着用前にクリーニングに出す人の目的は、汚れを落としたりシワを伸ばすだけではありません。
防汚加工や撥水加工など汚れがつきにく加工を施してもらうことで、より長く綺麗な状態で服を着用できると考えているからです。
さらに、防水加工の役割も果たしてくれるため、急な雨も心配ありません。価格も1着あたり500円程度と手頃なところも魅力と言えるでしょう。
中には、セーターやカーディガンには防虫加工や静電気防止加工、コートには撥水加工など、服の種類によって加工を使い分けてクリーニングに依頼する人もいます。
心ときめく服は着用前にクリーニングしよう!
購入した服全てをクリーニングに出すとなると、費用も膨大にかかるため現実的に難しいかもしれません。しかし、長く着用したいと思う服に絞ってクリーニングに出せば、負担も少なく済みます。
結果的に見たとき、着用可能な年数が伸びてお得になると言えるのではないでしょうか。
賢い人はすでに実践している新しく購入した服のクリーニング。ぜひ、実践してみてはいかがでしょうか。