ダウンを家で洗濯したい!理由ってクリーニング代がもったいないからですよね。「クリーニングに出すより洗濯したほうが楽」っていう方はほとんどおられないでしょう。
いきなり結論ですが、「ダウンを洗濯しないほうがいいたった1つの理由」は、クリーニング代って安いですよ?です。
ダウンジャケットのクリーニング料金を知りうる限り多くの業者で比較してみました!まずは平均から相場を知りましょう。クリーニングに出すときの注意点やオススメの業者もご紹介していますので参考にしてみてくださいね
最安値で783円です。これでも家で洗濯しようと思われるでしょうか?
ダウンの洗濯は超面倒でコスパが悪いです
最近は、「ダウンは家で洗濯しましょうね」という記事が氾濫しています。実際やってみましたが、できます。
でも、果てしなく面倒です。
中でも面倒なのが乾燥。自宅で干すと2、3日かかります。短縮するにはコインランドリーの乾燥機、という手段がありますが、30分乾燥させたとして300円かかります。
この時点で、とてもコスパが悪いのがおわかり頂けるかと思います。
家で乾燥するから問題ないよ、という声が聞こえてきそうですが、3日干しっぱなしです。ぶっちゃけすごく邪魔です。しかも十分に乾燥させないと、臭いやカビ、シミの原因になるという厄介もの…。
家事は時給換算するものではない、という話をよく聞きますけれど、もし時給換算するなら、ダウンの洗濯ってすごいコスパ悪いです。クリーニング料金が3,000円も4,000円もするなら考えちゃいますが、800円弱です。
クリーニングにさくっと出したほうが良いんじゃないかな、って思っちゃうんですよね。
では、どのくらい面倒なのか見てみましょう。
ダウンの洗濯方法
最初に見るのは洗濯表示ですね。「水洗いできるかどうか」をチェックしましょう。
出典:消費者庁ウェブサイト (家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について)
どちらかのマークがついている場合、基本的に洗濯はできません。
が、上記マークがついてないのって、ユニクロのウルトラライトダウンくらいしか見たことありません。基本的にダウンは「家で洗濯できないよ」って記載されているものがほとんどだと思います。
そのため、「自己責任」でダウンを洗濯することになります。ですが意外といけちゃいます。普通のダウンなら洗濯しちゃってOKなのですが「これだけは家で洗濯したらアカン!」ってものもありますのでお話しておきますね。
家で洗濯できないもの
やめておいたほうがいい、というか、多分失敗するものは、
- 取り外しできないファーつき
- ロゴやマーク・ワッペンがついている
- 表面がウールなど動物繊維のモノ
- ポリウレタンや合皮が使用されているもの
これらは大人しくクリーニングに出された方が良いと思います。また、モンクレールなどハイブランドのダウンも避けたほうが無難でしょう。失敗したときのダメージが半端ないです。
あと、洗濯はダウンジャケットである前提で話してます。袖より身丈が長いダウンコートもクリーニングされた方が良いかと。洗い・乾燥ともにダウンジャケットより面倒です…。逆にダウンベストは少しだけ楽です。
洗濯します
では、洗いの工程について説明します。洗剤はエマールなどの「中性洗剤」を使用します。
一般的なアルカリ性の洗剤だと、ダウンの油分が飛んじゃう可能性があるんですね。なので、面倒でもお洒落着洗剤をご用意ください。
①下準備
まず、取り外しできるものは外します。フードやライナーなどですね。そして、チャックやボタンなどはしっかり止めます。
そのあと、汚れがつきやすい場所、襟や袖を確認します。汚れているようなら、ブラシや手洗いで汚れを軽く落としておきます。
②洗いの準備
洗濯槽を使って水洗いをしますので、洗濯槽に水を張って中性洗剤を入れます。浴槽でもOKですが、水の量と洗剤の調整が面倒なのがやや難ですね。
③手洗いします
もみ洗いです。ダウンは水よりも軽いので浮いてくるんですけど、あまり押し過ぎないように。力を入れ過ぎず洗います。
水が汚れてきたら、脱水して②に戻ります。水がキレイになるまで、もみ洗いです。冬ですと水が冷たいですが我慢です。
④すすぎ
洗いが終わったらすすぎです。脱水してすすぎを2~3回ほど繰り返します。注意点としては、脱水しすぎないこと。少なくとも1分くらいで中止してください。ごりごりすすぐと中のダウンが大変なことになります。
⑤乾燥
すすぎ終わったら乾燥ですね。一番面倒な工程です。まずは太めのハンガーにかけ、手でパンパンと叩いてあげます。これでダウンがほぐれていきます。
凝り固まってるなーって気になるところがあっても、無理にほぐすと傷む可能性がありますのでほどほどに。そして2~3日、風通しの良いところで部屋干しです。ヒーターの近くなど、暖かいところがベストなのですが、近づけすぎると大変なことになる可能性がありますのでご注意を。
⑥そしてその後
2~3日干しても、全然ダウンがふっくらしなければ、コインランドリーの乾燥機を使いましょう。温度を上げ過ぎず、10分単位でグルグル回します。これで大抵復活するはずです。
洗濯工程を見てきましたが
どうでしょう?面倒!と思ったあなた、私と同じです(笑)。ぶっちゃけ二度とやりたくないな、って思っちゃいました。
ここまで手間をかけても失敗する可能性もあります。自分の場合、成功しましたが、失敗なんてしたらホント…考えたくないですよね。
まとめ
ダウンは確かに洗えます。家で洗濯できます。でも、労力に見合わないな、と思うんですよね。それならクリーニング出したほうがいいなと。
ちょっとしたシミとかなら、丸洗いしようとは思わないでしょうから、洗うのって1シーズンに1回か、焼肉屋などに行って臭いが酷いときとかですよね。はたまた釣りに出かけて潮の臭いがついちゃったときとかでしょうか。
それくらいの頻度なら、家で洗わなくてもクリーニングに出せば良いのではないでしょうか。最初にお話したとおり、そこまで高い金額ではありません。
ちなみに、家で洗うよりクリーニングに出したほうが長持ちしますよ。プロと素人では、ダウンの傷みの早さに違いが出るのは必然です。賛否両論あるでしょうが、個人的にはクリーニングに出されることをオススメします。
ダウン衣類のクリーニング料金や日数、頻度など、クリーニングに必要な情報を余さず記載しています。自宅でのケア方法や洗濯方法などもお話していますので参考にしてみてくださいね