シーズンオフ中にしまい込んでいたダウン、いざ冬になって着てみよう!と、クローゼットから出したら「白くなってる!」「カビくさい!」なんて悲鳴を上げた事ありませんか?
「我が家は大丈夫~♪」と、思っている方も安心してはいけません!カビは簡単に発生してしまうのです!
この記事ではダウンにカビが生える
- 原因
- 対策
- 予防
についてお話していきますね。
【1.原因】どうしてカビが生えるの?
多くのカビは、
- 通気性が悪く湿気がたまる
- 汚れがクリーニングやお洗濯でキレイに落ちきれていない
- 温度や湿度の条件が整う
ときに発生しやすくなります。
まず、中のダウンは水気に弱いので通気性が悪いとその影響を受けやすくなってしまいます。
畳んで保管しているとその分空気の通りが悪くなってしまうので立体(ハンガー)にして保管しておくのが良いです。
一度カビが発生してしまうと生地がダメージを受けて劣化し、穴が開きやすくなってしまったり変色や色抜けしてしまう恐れがあります。
次に、汚れに関しては「食べ物汚れ」だけではなく、襟や袖口の「皮脂汚れ」をはじめ、目には見えない汗をたっぷり吸収している事があります。そこからカビが発生してしまうんです!
最後にカビが発生しやすい温度は20度~30度といわれており、この気温は夏場は常に続きますので注意が必要なのは一目瞭然ですね。
また、湿度が70度以上になるとより一層カビが発生するのに最高の状況が揃ってしまいます。クローゼットの中は通気性があまりないので梅雨の時期などは特に気を付けなくてはいけませんね。
補足として、多くのカビは拭き取ったりほろったりすると落ちる為見た目は取れたかのように感じますが、実は根本のカビ菌を完全に除去しない限り菌が残ってしまう為、カビが再発しやすくなっています!
カビ菌は大変しぶといので、カビが発生した後にクリーニング店に持ち込んでも根本の菌は残ってしまう事もあります。まずはカビが発生しないよう心掛けましょう。
【2.対策】カビが発生してしまったら?
「きゃ~~!」と、思わず叫びたくなりますが、落ち着いて対処しましょう!
もっとも心配や手間がいらないのは「クリーニングに出す」ことです!その際、必ずお店側には「カビが生えてしまっています。」と申告しましょう!
もし申告しなかった場合、クリーニング後にカビの菌が残ってしまう可能性があります。
また、クリーニング店によってはカビの生えてしまったお洋服は他のお客様のお洋服と一緒に洗うことが出来ないので特別なコースになる可能性があります。
勿論その分金額もかかってしまうと思いますので、心配な方は事前にクリーニング店へ問い合わせてみるのが良いかもしれません。
近所に良いお店がないようでしたら、もともと顧客単位で個別クリーニングをしている「リナビス」がおすすめです。
カビの種類別クリーニング業者の選び方や、おすすめの業者についてはコチラの記事も参考に。
衣類についた白カビはクリーニングで落とすことが可能ですが、注意点もありますのであわせて記載しています。黒カビは状態によりますので、まずは業者さんに写真を送ることから始めましょう。オススメの手順と業者についてもお話しています
「自宅でなんとかしたい!」という方は中性洗剤を使用して洗いましょう。とはいうものの、デリケート品ですので、手洗い・乾燥・シワなど様々な手間と時間がかかってしまうのであまりオススメはできません…。
ダウンを家で洗濯したい!理由ってクリーニング代がもったいないからですよね。「クリーニングに出すより洗濯したほうが楽」っていう方はほとんどおられないでしょう。 いきなり結論ですが、「ダウンを洗濯しないほうがいいたった1つの …
また、白カビは大したことないのですが黒カビになってしまうとカビを落とすのに料金がかかりますので覚悟しておきましょう。
最悪カビが生えてしまったダウンはサヨウナラをして新しいダウンを購入される方もいるくらいですから、お財布には余裕をもってクリーニング店へ出しましょう。
【3.予防】カビを生やさない方法
①保管に気をつける
まずカビが発生しやすいのは長期保管中。シーズンオフ後クローゼットの中にしまう時は、クリーニングやお洗濯でしっかりダウンの汚れを落とした後、乾燥材や防虫剤と一緒に保管しましょう。
また、風通りが悪いとカビだけではなく様々なトラブルの種となってしまうので、ぎゅうぎゅうに詰め込まず余裕をもって収納しましょう。勿論、クリーニング後の梱包ビニールは外しておくのを忘れずにしましょう!
②濡れたままにしない
次に「濡れた状態で放置しない」です。ダウンは非常に水に弱いく乾きにくい素材です。ダウンが雨や雪で濡れた状態のまま放置するとカビが発生してしまいます。
外から帰ってきた後は必ず立体ハンガーにかけ、干しておきましょう。ちなみに細いハンガーは型崩れしやすいので、ダウンに合ったハンガーを選ぶようにするのが無難です。
③しっかり乾燥
そして自宅でダウンをお洗濯した場合、乾燥に十分な時間を取りましょう。表面の生地は乾いているように見えても中のダウンはまだ乾いていない可能性があります。
自然乾燥させる場合は2日~3日、コインランドリーなどで乾燥する場合は大きめの乾燥機で10分程乾燥をかけましょう。乾燥が不十分だとカビの原因になるのは勿論ですが、生乾きのニオイや悪臭発生の原因の1つですので気を付けたいですね!
まとめ!
カビはダウンの大敵です!何度も言うようですが、1度発生したカビの菌、ニオイは落ちにくいですし、お金もかかってしまいますのでお財布にも大打撃です!
そして、1着でもカビが発生してしまうと、他のお洋服に菌やニオイがうつってしまうので、カビが生える前に未然に防ぎましょう!
ダウン衣類のクリーニング料金や日数、頻度など、クリーニングに必要な情報を余さず記載しています。自宅でのケア方法や洗濯方法などもお話していますので参考にしてみてくださいね