トラブル発生

もこもこ、ふわふわのダウンジャケット・コートですが…

初心者

「着ているうちにボリュームが無くなってきた気がする…」

初心者

「洗ったらボリュームが無くなってしまった!」

など、ダウンに関する失敗談があるのではないでしょうか?今回はダウンのボリュームのメカニズムについて見てみましょう。

ダウンのボリュームがなくなってしまう原因は?

ボリュームダウン

まず初めに、ふわふわのダウンのボリュームが無くなってしまう要因としては

ダウンのボリュームがなくなる原因
  • 洗っていない
  • 洗い方が適切でなかった
  • 乾燥方法が適切でなかった
  • 中のダウンが偏ってしまった など

様々な要因はありますが、大半の原因としては「洗い・乾燥の工程」が適切でない場合が多いです。ダウンのボリューム低下の1番の要因「水分」によるものです。

汗を沢山吸い込んでいるダウンは勿論ボリュームを低下させてしまう要因にもつながりますが、すすぎや乾燥が不十分ですと、中のダウンがダマダマになってしまったりする事があるので要注意です。

ダウンのボリュームを復活させる方法!

復活

それでは、そんなぺしゃんこになってしまったダウンのボリュームを復活させる方法をご紹介します。

クリーニングトラブルの場合

まず、「クリーニング店に出したのにボリュームが無くなった!」という方は早い段階で再度クリーニング店に持ち込みましょう!しかし!この時、注意しなくてはいけない事があります。

ここに注意
  • クリーニングの番号タグがついている
  • 着用前に持ち込む
  • 受け取りから半年以内に持ち込む

です。受け取り後なんらかの形で仕上がってきたお洋服にトラブルが見つかった場合、クリーニング店では再度持ち込めば再洗い(再プレスなど)を受け付けてくれます。

ですが、上記の項目の条件が満たされていない場合、保証の対象外となってしまい、再度受け付けてくれないお店もありますので注意しましょう。上記の項目はダウンに限らず、どの衣類にも共通する事なので、仕上がり後のお洋服はそのままクローゼットなどにしまわずチェックをしてから収納しましょう。

また、クリーニング店で引き取る際に店員さんと商品の相互確認をするのをオススメします!ダウンはプロのクリーニングでも手間と知識・技術を必要としますので、信頼できる良いお店選びをしましょう♪

自分で洗濯したときのトラブル対策!

ネットボール

さて、次に自宅やコインランドリーでお洗濯をして失敗してしまった場合ですが、

まず1つめの方法は「乾燥機」にかけてみる、です。

必殺!ネットボール!

大きめの乾燥機に入れて10分程乾燥してみましょう。また、乾燥の際に「ネットボール」を使用すると、より一層ふかふかに仕上がります!

「ネットボール」とは100円均一などで販売されている「洗濯ネット」の中にハンドタオルなどを詰め込みボールを作ります。あとはダウンと一緒に乾燥機に入れるだけ!と、とても簡単な方法です!

中には、軟式のテニスボールやバレーボールなどを入れる方がいるようですが、あまり硬い物と一緒にしてしまうと、お洋服へのダメージが大きくなってしまうので「ネットボール」をオススメします♪

ネットボールの役割としてはジャケットの中でダマダマになってしまったダウンを叩きほぐしてくれる働きがあります!その為、ダウン同士の隙間に空気が入りやすくなるのです。

こんな簡単な方法でダウンのふくらみが元に戻る事があります♪因みに「低温乾燥」が可能の乾燥機がある場合はそちらをオススメします!

洗い直しも有効

2つめの方法は「洗い直し」をする事です。中性洗剤で押し洗いをし、ダウンをほぐした後に陰干しをしてみましょう!陰干しをする場合ですが2日~3日干しておきましょう。

自宅でお洗濯をする場合、羽毛同士が絡み合わないよう羽毛と羽毛の間にふっくらと空気を含む空間を作ってあげる事を意識しながらお洗濯や乾燥をしてみると良いかもしれません。

予防方法は?

乾燥

実はキルティングがオススメ

中のダウンの偏りを少しでも軽減するために、細かくキルティングがされているダウンを購入するのも良いかもしれません。

「キルティングのダウンジャケット」とは、ジャケット全体に縫い目があり、それぞれの縫い目によって仕切りがつくられるため、その仕切りの中で均等にダウンが分散されたジャケットの事を言います。

最近では様々な形のキルティングデザインがあり、ファッション性も高いので人気の一品ですね!

やっぱり定期的な洗濯orクリーニング

洗いの他にも、ダウンは汗を吸収しため込みやすい素材です。本来ダウン同士の隙間に空気を含みふわふわとしたそのボリュームを出している物ですので、その空間に汗などを含んでしまいますとダウン同士が束になってしまいその結果、保温力の低下に繋がってしまいます。

また、保湿力だけではなく、汗や皮脂により雑菌が繁殖してしまい、汚れとして目立ってきてしまうのは勿論の事、悪臭を出してしまう原因となりますので注意しましょう。

「ニオイ」の関連として、外出先でのタバコのニオイや飲食店の煙のニオイなどなかなか落ちませんよね。そんな時、皆さんが良くご使用するであろう消臭スプレーですが、

一時的にはニオイを消臭してくれますが、中の羽毛にまで染み付いた「ニオイの元」はなかなか落とすことは出来ませんので、定期的に自宅でお洗濯、又はクリーニング店へ持ち込みましょう。