白洋舎クリーニング
価格
丁寧さ
スピード
開催中キャンペーン(宅配)
  • なし
料金例
  • ワイシャツ:385円
  • スーツ上下:2,090円
  • コート:2,090円

クリーニングの代名詞ともいえる白洋舎。高級クリーニングというと白洋舎を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

「株式会社白洋舎」が運営し、創業はなんと明治39年(1906年)。100年以上続いている化け物クラスのクリーニングです。

さて、歴史と知名度は、確かに信頼を与えてくれます。でも、それ以外の実力って実際のところどうなんでしょう?

宅配クリーニング、最近話題で使ってみようかと思うんだけど、店舗型と比べてどっちがいいんだろう?と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

まず、最近利便性が大幅に向上している白洋舎の宅配クリーニングについてお話します

そのあと、宅配クリーニング最大手の「リネット」と「白洋舎」を比較しながらお話ししますね。

白洋舎の宅配クリーニングについて

白洋舎宅配
出典:https://takuhai.hakuyosha.co.jp/

最短納期7日
支払方法クレジットカード、銀行振込、コンビニ払い、LINE Pay払い
対応エリア全国
送料8,800円以上の利用で無料。8,800未満の場合、2,090円
保管期間春期(3月~6月)に預けると10月渡し、秋期(9月~12月)に預けると3月渡し。受取日の指定不可
保管料金季節保管:1着220円、プレミアム保管:3,300円

この数年、チェーン店も宅配クリーニングに参入する業者が多くなりました。

ただ、多くの業者は「パックタイプ」を採用しており料金体系が大きく異なっています

つまり、お店を利用する感覚で宅配の利用ができないんですね。

対して白洋舎は個別タイプ、つまりお店に出す料金と料金体系が変わりません

料金はおおむね集配サービス利用時の料金です。少し高くなりますのでご注意を。

初心者

白洋舎好きだけどお店が遠くて大変だった…

という方にはとても嬉しいサービスでしょう。

ただし一点だけ注意点があります。それは「送料無料になる条件が非常に厳しい」。

宅配クリーニングの中でもトップクラスに厳しいです。条件は「8,800円以上の利用」。8,800円未満だった場合にかかる金額は2,090円です。

できる限り8,800円以上になるよう、クリーニング待ちの洋服をためておき、まとめて出したいですね。

白洋舎VSリネット

バトル

それでは、本題に入っていきましょう。白洋舎とリネットを以下の6項目について比較していきます。

  1. 料金
  2. クリーニング可能衣類
  3. 仕上がり日数
  4. 品質
  5. 利便性
  6. キャンペーン、継続特典など

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

注意点として、チェーン店の多くがそうなのですが、料金、日数、取扱い衣類などなどが店舗によって異なる。白洋舎も例外ではなく。

料金は全店舗固定のようです。私は東京にいた頃に白洋舎を利用した経験があるのですが、それ以外の地域で使ったことがないので、実際のところはよくわかりません(汗)。

おそらく公式に記載の料金表と同じだとは思いますが、気になる方は、お近くの店舗に電話されると良いかと思います。

また、即日対応は「クイックサービス」と呼ばれています。これが記載されていない店舗は、基本的には即日対応していないと考えてください。

白洋舎の公式ホームページは結構ややこしいので、ちょくちょくリンクを入れていきます。

気になるところがありましたら、リンク先を覗いてみてくださいね。

料金を比較

料金

代表的な衣類、「ワイシャツ」「スーツ上下」「コート」の3種類について見てみます。値段は全て税込の値段です。

白洋舎公式の料金表

洋服白洋舎リネット
ワイシャツ418円319円
スーツ上下2,475円1,771円
コート2,475円2,090円

白洋舎の料金をリネットと比較すると、リネットのほうが安いですね。

次に、追加料金についてみてみましょう。

追加料金白洋舎リネット
綿(ワイシャツ除く)ナシナシ
上質素材(カシミヤ・シルクなど)クリーニング料金の2倍(30%以上)+220円
フリル+1倍~4倍+220円

上質素材については、何%以上を上質素材扱いとするのか公式に記載がありません。

私の記憶では、カシミヤ5%コートを持って行ったときでも、素材別コースをおすすめされました。少なからず上質素材が使われているモノは、事故防止のためにも素材別・ローヤルコースをすすめるようになっているのかもしれないですね。

ちょっとあいまいでしたので、電話して確かめたところ、1%でも入っていると素材別のコースになるとの回答でした。ここはお店によって変わる可能性がありますので、ご利用の際は電話にて確認されるか、モノを持ち込んで聞いてみるのが確実かと思います。

スカートのフリルやプリーツについては、ヒダの本数で料金が大きく変わってきます。詳しくは料金表をご参照ください。

とりあえず言えることは…やっぱり高いですね(汗)。

基本的にはリネットのほうが安い

クリーニング可能衣類を比較

取扱可否

衣類種類白洋舎リネット
革製品
着物
ドレス
ウェディングドレス
布団
洗濯表示が全てx

白洋舎もリネットも、ほぼすべての衣類に対応しています。白洋舎に軍配が上がるのはウェディングドレス。それ以外はどちらの業者も、なんでもOKですね。

洗濯表示が全て”x”の洋服について、白洋舎の公式を抜粋しますと、

白洋舍では、お品物の取扱い(クリーニング方法)は、原則として取扱い絵表示に準拠致します。また、この表示がない場合は、最も適切な方法を素材や外観から判断します。
しかし、以下のような場合はお預かりできない場合があります。

  • 適当な方法が無い(クリーニングによって不具合が発生する)と思われる場合
  • 生地が弱っているなど、不具合な現象が既に発生していて、クリーニングによって拡大する可能性がある場合

モノによる、という感じですね。

ちなみに、マッキントッシュの洗濯表示すべて”x”のコートについて確認してみたところ、

マッキントッシュの洗濯表示がすべて”x”のコートはクリーニングできますか?
クリーニング可能ですが、ハンドケアといって表面の汚れを落とすクリーニングのみに留めさせて頂いております。ハンドケアの料金は+950円でございます。シミ抜きなどはできませんので、あらかじめご了承ください

との回答でした。

結論としましては、

取扱衣類は白洋舎有利

仕上がり日数を比較

仕上がり日数

仕上がり日数白洋舎リネット
最短即日1日

先にお話したとおり、「クイックサービス」をしているお店なら即日対応が可能です。やはり日数は店舗型が有利ですね。

ただ、白洋舎は他のチェーン店と比較すると「クイックサービス」をしているお店が少ない点に注意です。特に都内は少ないですね。

早さは白洋舎有利

品質を比較

品質

品質白洋舎リネット
保証x(記載ナシ)○(再仕上げ無料、全額返金保証)
賠償○(クリーニング賠償問題協議会が定める賠償基準○(クリーニング賠償問題協議会が定める賠償基準)
口コミ△(悪い評判が散見)○(悪い評判は少な目)

どういった工場でクリーニングしているのか、明確な記載がありませんでした。が、工場見学が可能です。工場見学がOKなのに、ずさんな管理がされているとは考えづらいですね。

保証については記載がありません。

賠償基準については、業界のスタンダードである「クリーニング賠償問題協議会が定める賠償基準」にのっとっています。

口コミや評判なのですが、予想どおりと言いますか…。有名であるがゆえに、いろんな口コミがのっています。

悪い評判
  • 汚れがとれていない
  • 洋服をダメにされた
  • 洋服の紛失
  • 前回よりも高い金額を請求された

などなど。高級クリーニングですから、誰もが信頼し、質に期待して白洋舎を利用します。なので、裏切られたときの落差が激しいんですよね。

宅配クリーニングなどの最近のクリーニング業者は、バーコードで洋服を1個1個管理しています。なので紛失なんて起きることはないです。白洋舎は、そのあたりはまだ対応してないんですかね。紛失関連のトラブルが散見していました。

前回よりも高い金額を請求された、のは、うーん。やっぱり受付がバイト・パートさんであることが多いですから、リスクの取り方が人によって違うのかな。

私のように5%でも上質素材コースをすすめられる人もいれば、50%でも通常の洗いでOKを出す人もいるでしょう。クリーニングの知識にばらつきもあるでしょうし、ここはやはり検品を熟練の職人に任せている宅配クリーニング有利と言えます。

人が作業している以上、100%ってことはないんですね。0.01%でも、事故はどうしても起きてしまいます。

問題は、その事故についてどう保証をするか、っていう点で。白洋舎も「再仕上げ無料」導入してほしいなあ、なんて思いますが、そうすると値段がもっと上がっちゃうのかな…。

品質面では、ややリネット有利かな、と思います。

品質面はリネット有利

利便性を比較

便利

利便性白洋舎リネット
営業日店による年中無休
営業時間9:00~19:00が多い6:00~24:00
追加オプション○(水洗い・撥水など各種オプションあり)○(水洗い・撥水など各種オプションあり)
クレジットカード支払x?
宅配サービス

白洋舎の営業日と時間

営業時間

白洋舎は店舗型ですから、当然、定休日があります。日曜祝日が定休日のお店もあります。「不定期」の店が多いのにも少しびっくりしました。

営業時間は、微妙に半端ですね…。

出勤前に洋服を出すには開くのが遅く、仕事帰りにピックするには閉まるのが早いです。これも店によるんですけどね…。21:00までやっているお店もちょこちょこあります。

リネットは、プレミアム会員、都内在住という条件付きですが、受け取り可能時間が6:00~24:00と幅広いです。また、

リネットの便利なところ
  • コンビニを利用するなら24時間いつでも出せる
  • 宅配ボックスなどを利用すれば24時間いつでも受け取れる

という強味があります。

白洋舎の宅配サービス!集配が優秀

集配サービス

次に、白洋舎の宅配クリーニングサービスですが、「集配」と「宅配クリーニング」の2種類があります。この2つの違いは、

集配と宅配の違い
  • 集配:白洋舎の営業マンが取りに来る。通常のクリーニング料金よりやや高め。送料ナシ
  • 宅配:クリーニング料金は店頭よりやや高め。送料2,090円(8,800円以上の利用で無料)

集配と宅配クリーニングのもっとも大きな違いは、白洋舎の営業マンが取りに来てくれること

集配サービスですと「これはどうクリーニングすれば良いのか?最適なコースは?」といったことを、クリーニングの知識がある営業マンと相談しながら預けられます。

個人的には「便利」を追求するというより、「バイトやパートさんに洋服を検品してほしくない!プロに任せたい!」という方に向いてるんじゃないかな、と思います。

「宅配クリーニングだと顔が見えない!相談しながら決めたい!」という方にも向いていますね(笑)。その分、ややお値段は高くなります。だいたい1割増しになりますね。

気になる集配サービスのエリアは、結構広いです。興味のある方は、ご自宅が集配エリアかどうか確認されてみると良いですね。

集配サービス対象エリア

宅配クリーニングのほうですが、いわゆる「個別タイプ」の宅配クリーニングと同じサービスになります。

個別タイプ?パックタイプ?という方は、以下の記事をご参照ください。

白洋舎は送料無料となる条件が宅配クリーニングの中でもトップクラスに厳しいため、今まで以上にまとめ出しする意識が必要になります。

集配サービスが優秀。宅配クリーニングなら送料無料になる8,800円の利用を意識

キャンペーン、継続特典などを比較

キャンペーン

利便性白洋舎リネット
初回特典○(初回30%OFF、送料無料、プレミアム会員1ヶ月無料など)
継続特典△(プレミアム会員ならクーポンがもらえる)
会員特典○(クリーニング全品5%OFF)○(送料無料(3,300円以上利用時)など)
キャンペーン△(不定期・店による)○(初回全品50%OFFなど)

白洋舎には、入会費・年会費無料の「うららか会員」サービスがあります。500円で1P、20Pで500円割引券です。10,000円で500円OFFですので、実質5%OFFでクリーニングすることができます。

また、60P(30,000円)時には、500円割引券x5枚です。これはなかなかお得ですね。

キャンペーンはお店によるようです。私が利用していたお店ではキャンペーンはありませんでした(涙)。

会員特典が優秀

まとめ

まとめ

リネットを5点満点として、超個人的に白洋舎を評価しますと、

ここがポイント
評価5.0

さすがの白洋舎です。個人的にはリネットと互角です。

私なら、普段使いの洋服はリネット、大切な洋服は集配サービスを利用して白洋舎、という使い分けをすると思います。集配サービスを使わないのであれば、もう少し評価は落ちますね。

白洋舎の宅配サービスは、現状まだ手探り感がしますので今後に期待ですね。今、宅配クリーニングを利用されるのでしたら別の業者も検討されると良いでしょう。