- 箔が剥がれて返ってきたらどうしよう
- 料金が後から膨らまないか
- いつ戻ってくるのか読めない」
たんすの奥にしまったままになっている訪問着を前に、こうした不安で動けなくなっている方は少なくありません。
絵羽(柄が縫い目をまたいで繋がる仕立て)の繋がり柄や金彩・刺繍・絞りといった装飾が施された訪問着は、他の着物以上にデリケートです。
汗やファンデーション・整髪料が残ったまま放置すると半年ほどで黄変が始まり、進行すると胴裏(着物の裏地)の交換まで必要になり、修復コストが一気に膨らむことも珍しくありません。
この記事は読者の状況を2つに分けて整理します。
- 着用後半年以内・軽症ケース=丸洗い+汗抜きで対応可能
- タンス長期保管・薄黄ばみ/汗ジミ/カビ臭などトラブル進行中ケース=修復寄り工程(色掛け・柄足し)に進むため、料金相場とは別軸で業者を選ぶ必要があります
母から譲り受けた訪問着・20年以上タンスに眠っていた1着で結婚式に臨むなら、後者の動線で読み進めてください。

本記事では、
・訪問着クリーニングに対応する21社の料金相場や納期
・金彩・刺繍を傷めない業者の見極め方
・結婚式、式典後の汗抜き
・業者選びでトラウマがある方向けの自衛策
・長期保管の判断軸
まで一通りまとめました。
最後まで読むことで、自分の訪問着に合った1社を迷わず選ぶことができるようになります。
訪問着はクリーニングに出すべき?着用後半年ルールの根拠


訪問着は披露宴・式典・パーティー・入園入学など、長時間の着用と緊張が重なる場で着る準礼装(フォーマル着物)です。
脇や背中、衿元には汗や皮脂、ファンデーションや整髪料が集中してつき、見た目はきれいでも繊維の内部に水溶性・油性の汚れが残っています。
これらを放置すると、空気中の酸素と反応して半年ほどで黄変が始まり、進行すると通常のシミ抜きでは戻せない茶褐色のシミに変化します。
状態によっては胴裏の交換が必要になり、追加で2万円以上のコストが乗るケースも出てきます。
丸洗いと洗い張りの違い・どちらを選ぶかの判断軸はこちらでも詳しく解説していますが、放置期間が長くなるほど選べる工程が「丸洗い」から「洗い張り+仕立て直し」へとスライドし、費用は数倍に跳ね上がります。
レンタル衣装の場合は店舗の返却指示に従い、自分の訪問着であれば「着用後半年以内にクリーニングへ出す」を一つの目安にしておくと安心です。
すでに着用から数週間〜数ヶ月経っている方も、半年以内であれば通常の丸洗い+汗抜きで対応できるケースがほとんどです。



一方、タンスで20年以上眠っていた譲り受けの訪問着で薄黄ばみ・汗ジミ・カビ臭がある場合は、丸洗いでは戻らず色掛け・柄足しなど修復寄り工程に進みます。
後段の「古い訪問着の修復系セクション」を参照してください。
訪問着クリーニングの料金相場【11,000円前後・柄の複雑さで変動】


訪問着の丸洗い料金は、対応21社の中央値でおおむね9,900〜11,000円前後に収まります。
これに汗抜きやシミ抜き、カビ取りなどのオプションが加わって最終金額が決まる構造です。
柄の複雑さや金彩・絞りの面積によっては追加料金が発生するケースもあります。
| 業者名 | 楽天 | yahoo | 丸洗い | 丸洗い+汗抜き | 納期 |
|---|---|---|---|---|---|
| きものお直し工房わせん | ○ | 2350 | 6000 | 20日 | |
| クリーニング本舗 洗いの助 | ○ | 2450 | 5450 | 14営業日 | |
| 京都 きもの京小町 | ○ | ○ | 2890 | 4430 | 1ヶ月 |
| KIMONO梅千代 | ○ | ○ | 2970 | 5830 | 1ヶ月 |
| 着物 卸直営店 京都マルヒサ | ○ | 2999 | 4539 | 2週間 | |
| 着物クリーニングきもの工房なぎさ | ○ | ○ | 3278 | 5698 | 20日 |
| 着物お手入れ つるや | ○ | 3520 | 8250 | 40日 | |
| kimono5298 | ○ | ○ | 3970 | 6170 | 50日 |
| 特選 着物 帯 みやがわ リサイクル | ○ | 4950 | 5995 | 1ヶ月 | |
| きものクリニック工房 きれいや | ○ | 5170 | 5170 | 15営業日 | |
| 黒川クリーニング社 | ○ | 5900 | 5900 | 10日 | |
| きものtotonoe | 6490 | 8800 | 40日 | ||
| DEA | 8250 | 8250 | 4週間 | ||
| 京都きもの友禅 | 8600 | 13600 | 1ヶ月 | ||
| きもの辻 | 11000 | 18700 | 1ヶ月 | ||
| わ蔵 | 11000 | 11000 | 2か月 | ||
| ホワイト宅配便 | 12980 | 15180 | 3週間 | ||
| リナビス | 14300 | 16800 | 3週間 | ||
| 白洋舎 | 14300 | △ | 要問合せ | ||
| リネット | 14740 | △ | 3週間 | ||
| ワードローブトリートメント | 23000 | △ | 2週間 |
| メンテナンス項目 | 料金目安(税込) | 推奨されるケース |
|---|---|---|
| 丸洗いのみ | 9,900円〜 11,000円が中央値 | 短時間着用・目立つ汚れなし |
| 汗抜き併用丸洗い | +3,000〜 +8,000円 | 夏場の着用・長期保管前 |
| シミ抜き(部分) | 2,200円〜 お見積り | 食べこぼし・血液・化粧品 |
| カビ取り丸洗い | 5,500円〜 23,100円 | 白い粉状のカビや臭いあり |
| 金彩・絞りの装飾追加 | 業者により別途 | 装飾面積が広い訪問着 |



料金は「丸洗い単体」より「丸洗い+汗抜き+必要に応じてシミ抜き」のセットで考えると、想定外の追加見積もりに振り回されにくくなります。
着物クリーニングおすすめ21社比較では、訪問着以外の着物種も含めた全体の料金構造を整理しているので、複数アイテムを一緒に出すか迷っている方は併せて確認してみてください。
- 軽症(着用後半年以内・目立つ汚れなし):丸洗い+汗抜きで12,000〜19,000円が目安
- 中症(汗ジミ・部分シミあり):上記+シミ抜き2,200円〜お見積り
- 重症(タンス長期保管・カビ臭・黄変進行):カビ取り5,500〜23,100円+黄変直し別途。合計4〜5万円以上を想定
賠償基準について先に押さえておくと、ドライ洗浄の場合はクリーニング料金の40倍が業界標準です。丸洗い1万円なら賠償上限40万円相当。
ただし業者によっては「1注文20万円/1点5万円」などの上限を設定しているケースもあり、購入価格が30万円を超える訪問着は事前申告(写真送付・購入価格申告)を推奨する業者があります。
万が一事故が起きたときはクリーニング事故賠償基準に沿って運用されますが、業者ごとに上限・申告条件が異なるため申込前の確認が安心です。
訪問着クリーニングおすすめ5社|推し業者と選び方


対応21社の中から、訪問着の取扱経験が豊富で評価の安定している業者を中心に紹介します。



装飾の取り扱いに強い高品質型、コスト重視型、店舗併設で修復に強いタイプなど、目的別に並べてあります。
きものトトノエ|匠の診断と30日返金保証で迷ったらここ


きものトトノエは、年間6万点以上の着物を扱う国内最大級の着物専門工場が母体で、全国の呉服店からも作業を受託している業者です。
最大の特徴は職人による事前検品「匠の診断」で、金彩のベタつきや古いシミの状態を1点ずつ確認し、丸洗い・部分洗い・粘着防止加工などを切り替えてくれます。
仕上がりに納得できなかった場合は30日以内の返金保証があり、配送中のシワを防ぐ専用運送箱も用意されています。
納期は丸洗いのみで3〜4週間が目安、シミ抜きを併用する場合はそれ以上かかるため余裕を持った発送が安全です。



価格は丸洗いで中位帯ですが、装飾リスクへの対応力と保証で見ると訪問着には相性のいい1社です。
DEA|汗抜き標準でコスパ重視の選択肢


DEAは丸洗いに汗抜きが標準で含まれるプランを持ち、夏場の着用や式典後のセット出しに使いやすい業者です。



価格は中位ですが、追加オプションを積み増ししなくても汗のケアまで一通り済ませられるため、見積もりの読みやすさを重視する人に向いています。
黒川クリーニング社|女性着物特化で訪問着にも対応
黒川クリーニング社は女性向け着物の取扱量が多い業者ですが、訪問着の男物・付下・紬の対応可否は公式で明示されていない点もあるため、男性所有者は申込前に問い合わせで確認すると確実です。
シルクラインなど絹物に特化したコースを持ち、装飾の繊細な扱いを求める方の選択肢になります。
アライバ|ワンプライス4,378円・初年度保管無料
アライバは創業55年の老舗ながら、着物の種類を問わず丸洗い4,378円(税込)というワンプライス設定が特徴です。
1年間の保管が無料というオプションもあり、自宅の収納スペースに余裕がない方に向いています。
ただし金彩・絞りなど装飾の多い訪問着は別途見積もりになる場合があるため、申込前に写真送付で対応可否と最終料金を確認すると安心です。料金は公式サイトで再確認するのが安全です。
きもの辻|古いシミ・変色の修復に強い専門店
きもの辻は東京(日本橋)と兵庫(西宮)の2店舗を構え、宅配でも高度なシミ抜き・修復サービスを提供しています。
長年放置された古いシミや他店で断られた変色汚れの修復に強く、柄足しや金彩補修など「復元」に近いアプローチが可能です。
「何から手を付ければよいか分からない」段階からの相談にも乗ってくれます。
母から譲り受けた20年保管の訪問着など、丸洗いで戻らない複合トラブル状態であれば最初の相見積もり先として有力です。



修復系の場合は丸洗い単体ではなく見積ベースで料金が決まるため、まず写真送付で見積もりを取り、必要に応じて着物工房扇屋等の他の修復専門店とも比較するのが現実的です。
主要業者の比較表
| 業者 | 丸洗い実額 | 汗抜き | 納期目安 | 保管 | 賠償上限/高額品申告 |
|---|---|---|---|---|---|
| きものトトノエ | 9,900円〜 (公式要確認) | オプション | 丸洗い3〜4週/ シミ抜き併用は延長 | 有償オプション | 30日返金保証+賠償基準。 高額品は事前申告推奨 |
| DEA | 11,000円前後 (汗抜き同梱) | 標準同梱 | 2〜4週間 | オプション | 賠償基準 (公式上限要確認) |
| 黒川クリーニング社 | 10,000円前後 (公式要確認) | オプション | 3〜4週間 | オプション | 賠償基準 (上限明示なし/要問合せ) |
| アライバ | 4,378円 ワンプライス | 別途 | 3〜4週間 (公式要確認) | 1年無料 | 賠償基準 (上限明示なし/要問合せ) |
| きもの辻 | 修復は見積ベース/ 丸洗いは公式要確認 | 個別見積 | 約1ヶ月 (修復は延長) | 個別相談 | 賠償基準+ 修復専門の事前相談制 |
納期で振り分けるなら
来月の式典など「1ヶ月以内に着る」予定がある急ぎケースは、店舗併設で短納期対応可能なきもの辻、または納期2〜4週のDEAが現実的。
「3ヶ月以上先に着る」余裕ケースは、検品の手厚いきものトトノエ・修復重視の方は辻+他社相見積もりで判断するのが安心です。
訪問着で重視したいのは以下の3点です。
- 装飾を見て処置を切り替えてくれるか
- 汗抜きの有無
- 賠償上限と事前申告の運用



価格だけで選ぶと黄変や金彩の剥離リスクを背負いやすくなるため、迷ったら検品体制と保証内容を主軸に判断するのがおすすめです。
訪問着特有のケア|金彩・刺繍・絞りの取扱注意


訪問着には他の着物種にはない「装飾のリスク」が付随します。代表的なのは以下の3つ。
- 金彩・箔の樹脂劣化
- 刺繍糸の色泣き
- 絞りの伸び
金彩や金箔は接着樹脂で生地に固定されているため、経年や保管環境の影響で軟化(ベタつき)が起こることがあります。
ベタつきがある状態でドライ溶剤洗浄を行うと、樹脂がさらに溶け出して箔が剥離したり、他の場所に付着して二次被害を生んだりするリスクがあります。
経験豊富な職人は事前の触診でこれを判断し、丸洗いを避けて部分洗いや粘着防止加工に切り替えてくれます。
絞りは水分や圧力で伸びやすく、形を保つ工夫が必要です。
これらの装飾を持つ訪問着は、事前に状態を見てもらえる業者を選んだうえで、必要に応じて絞り・金彩のある訪問着はパールトーン等のガード加工で予防する選択肢もあります。
出す前にやる自衛策|失敗・後出し料金を防ぐ準備


過去にクリーニング店で色抜けや箔剥がれを経験した方や、初めて宅配に出す方は、発送前に次の3点を済ませておくとトラブル時の交渉力が大きく変わります。
- 発送前の写真撮影:全体・装飾箇所(金彩/刺繍/絞り)・気になるシミの位置をスマホで複数枚撮る。事故時の状態証明になる
- 購入価格の事前申告:30万円超の訪問着は申込フォームの備考欄や問い合わせで購入価格を伝える。賠償上限が変動する業者があるため必須
- 装飾箇所の指示メモ同梱:金彩のベタつき・絞りの伸び・刺繍の色泣き懸念など、自分で気になる箇所を箇条書きで紙に書いて同梱する
業者選びで一度失敗した経験がある方は、さらに次の3点を依頼時に確認してください。
- 事前検品の依頼=発送後・処置前に状態を写真と所見で報告してくれるか
- 処置内容の書面化=何の工程をいくらで実施するかを書面(メール可)で出してもらえるか
- 相見積もりの権利=見積もり後に断っても料金が発生しないか(多くは無料だが、一部修復系は有料の場合あり)



これらを電話やメールで素直に質問できる業者は信頼に値します。
3ヶ月後の式典に間に合わせる逆算スケジュール
娘の結婚式や法要など、明確な着用予定があり古い訪問着を仕上げる場合の最低ラインです。
- 3ヶ月前(今すぐ):写真を撮影し、修復系2〜3社(きもの辻・KILEINA等)と総合系1社(きものトトノエ)に問い合わせ・写真送付
- 2.5〜2ヶ月前:相見積もり受領・比較。処置内容と総額を書面で確認
- 2ヶ月前:依頼先確定・発送(梱包はたとう紙のまま専用箱または当て布で養生)
- 1ヶ月前〜2週間前:仕上がり受け取り・試着で寸法と仕上がりを確認
- 1〜2週間前:補正や追加処置が必要なら同業者で対応依頼。前日は陰干し
修復寄りの工程(色掛け・柄足し)が必要なケースは納期がさらに1〜2ヶ月延びるため、結婚式まで4ヶ月以上ある段階で動き始めるのが安全です。
訪問着の保管で押さえるべきポイント


クリーニングから戻ってきた訪問着は、すぐにたんすへしまわず、まずは仕上げ後のコンディションを落ち着かせる工程が必要です。



配送用のビニール袋は通気性がなく、湿気や残留溶剤がこもる原因になるため、到着したらすぐに外してください。
そのあと風通しの良い室内で数時間ほど陰干しすると、生地が落ち着き湿気も飛ばせます。
- たとう紙に包み、桐タンスへ収納する
- 除湿剤を入れ、湿度70%以下を目安に管理する
- 年1〜2回の虫干しで風を通し、初期段階のカビ・黄変を発見する
- 防虫剤は1種類に統一する(化学反応で金銀糸を傷めるため)
桐タンス・たとう紙・除湿剤の選び方や、自宅保管が難しい場合の保管サービスは着物の保管おすすめサービスで詳しくまとめています。
虫干しは梅雨明けと秋口の湿度が低い時期が定番で、虫干しの時期と簡易的な手順はこちらに手順と注意点を整理しました。
もし保管中にカビらしき白い粉や臭いを見つけても、自宅で水拭きやエタノールで処置するのは禁物です。
応急処置とプロの工程は着物のカビ取り方法とクリーニング料金で解説しているので、気付いた時点で参照してください。
訪問着でシミ・汗抜きが必要になるケース


訪問着の汚れは大きく「水溶性」と「油性」に分かれます。
水溶性は汗・飲み物・血液など水に馴染む汚れ、油性はファンデーション・皮脂・食べ物の油などです。
両者は別工程で処理する必要があり、丸洗い(ドライ溶剤)だけでは水溶性の汚れは落としきれません。
結婚式や式典で長時間着用した場合、脇や背中に汗が染み込んでいることが多く、放置すると数年後に黄変として表面化します。
シミの種類別の対処と古いシミの修復可能ラインでは、シミの色や形からどの工程に進めばよいかを判断できるようにまとめてあります。
表面の白カビは早期対応で除去できますが、根を張ると黄変の原因になります。
発見時の応急処置と料金の目安は着物のカビ取り方法とクリーニング料金で解説しているので、押し入れの奥から久しぶりに出した訪問着には先に目を通しておくと安心です。
古い黄変や柄に重なるシミは、通常のシミ抜きを越えて「色掛け」「柄足し」など修復技術の領域になります。
料金が一気に上がるため、状態が悪化する前に手を打つほどコストを抑えられるのが原則です。「丸洗いだけで落ちる汚れ」と「落ちない汚れ」の線引きは以下の記事にまとめています。


訪問着クリーニングの予算を抑えるコツ


訪問着は単体ではなく、帯・長襦袢とセットで着用するアイテムです。



クリーニングに出すときも3点セットで考えると、1点あたりの実質コストを抑えやすくなります。
帯クリーニングの料金相場もあわせて確認しておくと、セット見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
特に長襦袢は肌に直接触れて汗を吸い込むため、訪問着だけ出して長襦袢を放置すると、次回着用時に汗臭・黄ばみが移るリスクがあります。
長襦袢のクリーニングはこちらで料金帯と自宅洗濯の可否を確認してから判断するのが安全です。
- 訪問着+帯+長襦袢のセット出しで送料・梱包の固定費を圧縮する
- 3〜5月、9〜11月の閑散期キャンペーンを活用する
- 家族のまとめ割(同時発送割引)が使えるか確認する
- 軽い汚れのうちに出して修復コストの膨張を防ぐ
訪問着クリーニングのよくある質問


訪問着は1度着たら必ずクリーニングに出すべき?
短時間の着用で目立つ汚れがなければ陰干しと点検で済ませるケースもありますが、結婚式や式典など長時間の着用で汗をかいた場合は半年以内のクリーニングが基本です。汗の塩分やタンパク質が酸化すると黄変の原因になり、修復コストが跳ね上がります。
金彩・刺繍があってもクリーニングに出して大丈夫?
事前検品のある業者を選べば問題ありません。きものトトノエの「匠の診断」のように、職人が触診で金彩のベタつきや刺繍の堅牢度を確認し、丸洗い・部分洗い・粘着防止加工を切り替えるサービスがあります。装飾面積が広い訪問着ほど検品体制を重視してください。
結婚式直前にシミを発見したらどうする?
自分で擦らず、シミの位置と種類を確認した上で、急ぎ対応可能な業者へ相談してください。きもの辻のように店舗併設で短納期の修復に対応している業者は、状況によって部分処置で間に合わせられる場合があります。市販のシミ抜き剤やベンジンを使うと色泣き・輪ジミが残るので避けてください。
古い訪問着で黄変が出ているがどこまで落ちる?
軽度の黄ばみは漂白+色合わせで戻せるケースもありますが、生地内部まで進行した黄変は色掛け・柄足しなど復元寄りの工程が必要です。着物の黄変直し・黄ばみ取りに判断軸と料金帯をまとめているので、状態の重さに応じて業者を選んでください。
保管とクリーニングを一緒にできる業者は?
アライバの初年度保管無料や、きものトトノエの有償保管オプションなど、クリーニング後にそのまま預かってもらえる業者があります。自宅の収納環境に不安がある場合は着物の保管おすすめサービスで各社の料金体系・取出し条件を比較してから決めるのがおすすめです。
まとめ|訪問着は装飾リスクを見てくれる業者を選ぼう





訪問着は絵羽の繋がり柄・金彩・刺繍・絞りといった装飾を抱えるため、料金だけで業者を選ぶと黄変や箔の剥離など取り返しのつかないトラブルにつながります。着用後半年以内を目安に、汗抜きを含めた丸洗いを依頼するのが基本線です。
料金相場は丸洗い+汗抜きで12,000〜19,000円が目安。
コスト重視ならアライバ、汗抜き標準のコスパ型ならDEA、古いシミ・タンス長期保管の修復ならきもの辻、装飾リスクの検品と保証重視ならきものトトノエ、と状況別に選び分けるのが現実的です。
賠償基準はドライで料金の40倍が業界標準で、クリーニング事故賠償基準に沿って運用されますが、業者ごとに1注文上限・1点上限・30万円超の事前申告条件が異なるため、申込前の確認が安心です。
状況別の最初の動きを整理すると、以下の流れが現実的です。
きものトトノエの匠の診断で検品から相談
きもの辻に写真送付で見積もり、必要なら他の修復専門店と相見積もり
アライバのワンプライス
装飾を傷めない実績と保証で迷ったらきものトトノエ。30日返金保証があるため、初めての宅配クリーニングでも安心です。

