ワイシャツボールペン

仕事をしているといつの間にかついてしまうインク染み。袖口につくことも多いですし、ボールペンをたたむのを忘れていてポケットに突っ込んでしまいポケットの下の方が汚れてしまうことも。

インク染みはシミの中でも落ちづらい部類。当然ですが普通に洗濯するだけでは落ちません。

シミ抜きだけにお金を使うのはもったいない、どうしようかな?クリーニングに出したら落としてくれないかな?

クリーニング業者の中には無料シミ抜きをしてくれるところがあります。では、無料シミ抜きの範囲で落とすことは出来るのでしょうか?

ボールペンのインクは無料シミ抜きで落とすことができる?

無料シミ抜き

クリーニング業者の有名どころというと、ホワイト急便と白洋舎。この2業者ですが、

白洋舎無料シミ抜きを行っていない。有料については要相談。
ホワイト急便無料シミ抜きアリ。特殊シミ抜きについては要相談

となっています。

ホワイト急便では無料シミ抜きを行っていますが、どこまでが無料でどこからが有料なのかがわからないんですね。そのため、ボールペンのインク染みも無料か有料か判断できません。

では、無料シミ抜きで落とせるシミの目安として、宅配クリーニング最大手「リネット」の公式ページを見てみましょう。

リネットではボールペンのインク染みはどう扱われる?

リネット

リネットは、私が知る限りではクリーニング業者の中でもっとも公式ページが充実している業者です。ネットでの集客がメインですから公式ホームページの充実が生命線なんですね。

リネットのシミ抜きを見てみますと、落とすことのできるシミは、

落とせるシミ
  • 油系汚れ:食油・皮脂・ファンデーション・口紅など
  • たんぱく質系汚れ:ご飯・牛乳など
  • 水溶性汚れ:お茶・コーヒー・ジュースなど

上記のうち、シミがついてあまり時間が経っていないモノについては落とせるようです。

逆に、落とせないシミは、

落とせないシミ
  • 髪染め・ペンキなどの塗料系汚れ
  • 瞬間接着剤のシミ汚れ
  • ボールペン・万年筆などのインク汚れ
  • シルク製品についたシミ汚れ
  • 広範囲にわたるシミ
  • 生地を傷めてしまう可能性のあるシミ
  • 時間が経過して沈着したシミ

ボールペンのインク染みは落とせない、と明記されていますね…。他の業者も同様と考えると、無料シミ抜きの範囲ではボールペンのインクは落とせないようです。

無料シミ抜きの希望の光はリナビス!

リナビス

ほとんどの業者がリネットに準じるとは思いますが、職人のいる高品質クリーニングならどうでしょう?

ということで「リナビス」に問い合わせてみました。

他社では落とすのが難しい、もしくは有料となってしまう以下のようなシミについて、落として頂くことが可能でしょうか。

  1. ボールペンや万年筆などのインク染み
  2. シルクなど水洗いできない洋服のシミ
  3. 1ヶ月など時間経過してしまい酸化してしまったシミ
インクのシミなどはインクの種類によって取れにくさが違いますので、万年筆などは取れにくい部類に入ります。また、シルクなどもしみ抜きの工程に耐えきれない場合はシミを取り切れないこともございます。

時間の経ってしまったシミは、比較的多く取り扱うものでございますので、ひどすぎる度合でなければほとんど落とす事が出来ております。

しかしながら、当社の技術で取る事の出来る物は、全てしっかりとシミ抜きをさせて頂いております。ハッキリとしたお答えが出来ず申し訳ありませんが、しみ抜きは一概に言えない物で品物やシミの状態をみて判断するものですので以上がご回答となります。

おそらくボールペンのインクなら落とせるであろう、という回答です。ようやく無料シミ抜き可能なクリーニング業者が見つかりました。

ですが…リナビスはパックタイプのクリーニング業者であり、料金は

コース1点あたり価格
3点パック2,600円
5点パック1,962円
10点パック1,490円
20点パック1,175円

インク染みが消えるとしても、ワイシャツ5枚で出すのは賢い方法とは言えないですよね。

ワイシャツと一緒にコートやワンピースなど、クリーニング料金がかさみがちな大物を混ぜて利用するのがベストかと思います。

そういった洋服がないようでしたら、1点からクリーニングに出すことができ、特殊シミ抜きに対応しているクリコムも検討してみましょう。

クリーニングしたい洋服がたまっているようならリナビス、そうでないならリネット、と使い分けられることでお得にシミ抜きができると思います。