座布団ってクリーニングできるのかな?いくらくらいかかるんだろう?
気が付くといつの間にか汚れている座布団。カバーをしていても奥まで汚れがしみこんでいたりしますよね。
座布団はクリーニング可能です。ですが、素材や大きさなどいくつか注意しておきたい点も。
この記事では、座布団にまつわる注意点や料金相場。おすすめの業者などについてお話していきます。
座布団の素材とサイズについて
クリーニング料金が変動したり、ものによっては扱ってくれなくなったりする要素として「素材」「サイズ」があります。
それぞれについて見ていきますね。
座布団の素材
中綿とカバーに分けてお話ししていきますね。
中綿
まずは中綿。一般的な中綿素材は、「綿」「ポリエステル」です。
この2種類であれば、座布団を取り扱っている業者なら問題なく取扱可能です。また追加料金はかかりません。
厄介なのは「ウレタン」。ヘルスケアの座布団に使われていることが多いですよね。
低反発ウレタンは、ほぼクリーニング不可能です。当サイトでは28業者を扱っていますが、いずれの業者も低反発ウレタンは取扱不可です。
高反発ウレタンは取り扱っている業者はあるのですが、座布団を取り扱っていません。
つまり、ウレタン素材の座布団はクリーニング不可です。
探せばあるのかもしれませんが、ウレタン素材の座布団についてはカバーでしっかり汚れをガードするのが無難といえます。
カバー
次にカバーですね。
カバーも一般的に使われている素材は「綿」「ポリエステル」です。
カバーで業者を選びそうなのは「シルク(絹)」。業者によってはシルクを名指しでNGとしている業者もあります。リネットなんかがそうですね。
そのためシルク素材カバーの座布団をクリーニングしたいときは、取扱除外品にしっかりと目を通しておきましょう。
あと微妙なのは「合皮」。
衣類でもそうですが、経時劣化が進んでいる合皮は取扱不可になります。
「製造から」2~3年で寿命をむかえますので、クリーニングに出す際は注意をしましょう。
最後に、取扱業者が非常に少ないのが本革。
特殊品扱いであり、洗える業者が限られてきます。布団クリーニングでムートン以外の本革OKの業者は見たことがありません。
とはいえリナビスやリネットをはじめ、本革も布団も扱っている業者は多くありますので電話にて確認してみると良いでしょう。
本革を扱っている業者は以下の記事も参考にしてみてください。
革ジャンやレザージャケットといった革衣類の料金を比較しつつ、業者の選び方やおすすめの業者についてお話しています。クリーニング頻度やメンテ方法についても
座布団のサイズ
多くの業者では料金は一律なのですが、座布団のサイズによってクリーニング料金が変わる業者があります。
メジャーな業者ですとリネットですね。料金は四段階に分かれており、
長座布団 | 2,515円 |
---|---|
大 | 2,200円 |
中 | 1,885円 |
小 | 1,572円 |
結構な金額変わってきます。
ただクリーニング業者の分類については後述しますが、リネットは単品で出せる業者としてはほぼ最安クラス。
少量の座布団をクリーニングしたいなら、サイズ気にせずリネット決め打ちでもいい気はします。
座布団のクリーニング料金比較
素材とサイズについて基本的な話をおさえたところで、料金比較にまいりましょう。
その前に、クリーニング業者の分類についてお話しておきます。
クリーニング業者の分類
大きく分けると以下の3つに分かれます。
- 単品タイプ
- オプションタイプ
- パックタイプ
1.単品タイプ
座布団単品でクリーニングに出せるタイプです。近所のクリーニング店のようなイメージですね。
1枚でもクリーニングに出せる手軽さと1枚の料金の安さがメリットですが、複数点出しても1枚あたりの料金は下がりません。そのため少量のクリーニングに向いています。
少量で出すため送料無料の条件をクリアするのが難しく、送料がかかるのがネック。
2.オプションタイプ
掛け布団や敷布団、こたつ布団などのオプションとしてクリーニングすることができるタイプです。布団とセットで出すイメージですね。
そのため座布団のみでクリーニングに出すことができません。料金は安くおさえられているため他の布団とまとめ出しするのに向いています。
衣替えのタイミングで掛け敷布団などと一緒に出すのがいいでしょう。
3.パックタイプ
掛け布団や敷布団と同じように、パックとして出すことができるタイプです。
多くの業者で2枚で1点カウント。つまり掛け布団や敷布団の半額でクリーニングすることが可能です。
パックタイプはまとめて出せば出すほど1枚あたりの価格は下がります。そのためパックタイプも衣替えなどまとめ出しするのに向いています。
クリーニング業者の分類まとめ
「2.オプションタイプ」は座布団単品でクリーニングすることができません。
そのため「単品でクリーニングに出す場合」の料金表とは別に「掛布団1枚と一緒に出す場合」の料金表を別途作成しています。
「2.オプションタイプ」の料金はそちらでご確認くださいね。
クリーニング料金比較
お待たせしました、料金比較にまいります。先にお話ししたとおり「単品でクリーニングに出す場合」と「掛布団と一緒に出す場合」の2種類作成しています。
1枚から3枚までの、それぞれ安い順に上位3位を表示しています。全業者の料金一覧は、以下の記事をご参照ください。
布団クリーニングの金額は業者によってまちまち。さまざまなコースがあるのがわかりづらさに拍車をかけています。 そこで、この記事ではズバッと料金を比較。各業者の料金を分解してなるべくわかりやすくお伝えしていきます。 料金比較 …
料金はすべて消費税・送料込みの価格です。
単品でクリーニングに出す場合
コープが優秀ですが「コープデリ加入必須」「地域が限定されている」と利用条件が厳しめなのが難点。
次点でリネットが優秀なのですが、サイズによって料金が変わる(1,429円~2,286円)点にご注意ください。クリーニングされる前に料金シミュレーターを利用すると間違いが少ないと思います。
掛布団と一緒に出す場合
2点まではプロケアが優秀です。初回割引もありますので、まだ利用されたことがない方はこの機会に利用されると良いかもしれません。
座布団をクリーニングするならおすすめは?
おすすめは「リネット」「リナビス」です。
敷布団クリーニングおすすめはリネット
リネット(単品タイプ)
- 座布団1枚あたり:
- 1,572円~(税込)
- クッション(小)1枚あたり:
- 2,200円~(税込)
- クッション(大)1枚あたり:
- 4,400円~(税込)
- 布団クリーニング1枚あたり:
- 4,070円~(税込)
サイズ 金額 小 1,572円 中 1,885円 大 2,200円 座布団クリーニングならリネットを利用しておけば間違いがないでしょう。単品で出せる気軽さ、他の衣類と混ぜてもよしと隙がありません。「シルク素材を洗いたい」「保管サービスを使いたい」といった場合は次点のリナビスを検討しましょう
こんな人におすすめ
- 座布団をクリーニングしたい方
リナビス(オプションタイプ)
- 座布団1枚あたり:
- 3,289円(税込)
- 布団1枚あたり:
- 4,275円~(税込)
枚数 1点あたり価格 合計金額 1枚 6,895円 13,789円 2枚 5,693円 17,078円 3枚 5,092円 20,367円 料金は中程度ですが「クリーニング品質の高さ」「取扱除外品の少なさ」「再仕上無料」「保管12ヶ月無料」といったコスパの高さが魅力のリナビス。ただしオプションサービスのため座布団単品で出せないのが難点。衣替えのクリーニングなどリネットを補完するかたちで利用すると良いでしょう
こんな人におすすめ
- シルクカバーの座布団を洗いたい方
- お得に保管サービスを利用したい方
クリーニング日数と頻度
クリーニング日数は他の布団とおおむね同じです。1週間から4週間くらいですね。
業者によって幅があります。また夏場の繁忙期(6月~10月)などはクリーニング日数が延びがちです。そのため日数に余裕をもってクリーニングしましょう。
クリーニング頻度ですが、使用頻度や人によって大きく差が出ます。3ヶ月に一度は洗っておきたいというのが主流のようですね。
取り外し可能で洗濯できるカバーならその頻度でもいいかもですが、座布団本体を1シーズンに一回はお財布に優しくありません。
そのため1年に1回、衣替えのタイミングでクリーニングに出してキレイにしてもらうというのでよろしいかと。
まとめ
座布団をクリーニングするにあたって必要な情報についてお話してきました。
- 素材で厄介なのはシルクとウレタンと本革。サイズはあまり気にしなくていいかも
- 料金はおおむね3,000円~6,000円(送料込み)
- 座布団クリーニングでおすすめはリネット
うまくクリーニングを活用して、綺麗な座布団で日々を過ごしたいですね。
座布団以外の布団全般については以下の記事をご参照ください。
初めて布団を宅配クリーニングするにあたっておさえておきたい5つのポイントや業者の選び方。料金相場やおすすめの業者、宅配クリーニングの使い方まで。ぎゅっと凝縮してお話ししています