掛け布団のクリーニング料金ってどのくらい?側生地や中綿の素材で変わるのかな?
布団をクリーニング!というと多くの人が思浮かべるのが「掛布団のクリーニング」。
掛け布団は大きく分けると「羽毛布団」「羽毛以外の掛け布団」に分かれます。
この記事では「羽毛布団以外の掛け布団」についてお話していきます。「羽毛布団」は別途記事を作成していますので、そちらをご参照ください。
羽毛布団をクリーニングするにあたって業者の選び方やおすすめの業者、料金相場についてお話しています
では、最初に掛け布団の素材について。そのあと料金相場やおすすめの業者についてお話していきます。
掛け布団の素材と注意点について
掛け布団の中でもっともメジャーなのは「羽毛」。羽毛布団については最初にお話ししたとおり別記事にてお話ししています。
では羽毛以外にはどんな素材があり、クリーニングを断られる素材はあるのでしょうか。
羽毛以外の素材をクリーニングしたいときに最初に除外しなければならないのが「羽毛布団専門のクリーニング店」。
文字通り、羽毛以外を受け付けていません。当サイトでは28業者を扱っていますが、そのうち2社が羽毛布団専門のクリーニング店です。
この記事では羽毛専門の2社を除いた26社についてお話ししています。
ではここから羽毛以外の素材についてお話していきます。素材を考えておきたいのは以下の3点。
- 側生地
- 中綿
- カバー
それぞれについてお話していきますね。
1.側生地
側生地でよく使われる素材は、
- 綿
- シルク(絹)
- ポリエステル
綿の中でも繊維長が長く、軽くて肌ざわりがよいのが「超長綿」。
高品質な綿ですが、超長綿でも追加料金を取られたり取扱できなくなる、なんてことはありません。
むしろ厄介なのはシルク。
洋服でもそうですが、シルクは高級素材であり取扱が難しい素材の一つ。そのためシルクを名指しで取扱不可としている業者も多いです。
側生地はシルクかどうかに気をつけておきましょう。
織り方について
素材は同じものでも織り方によって呼び方が変わることが多いのも側生地の特徴です。
とはいえ織り方によって追加料金が発生したり取扱不可になることはありませんのでご安心ください。
よく使われる織り方は、
- 平織
- ツイル(綾織・斜文織)
- サテン(朱子織・繻子織)
もっともメジャーで人気なのはサテンですね。独特の光沢があり上品に仕上がります。
布団カバーにはさらにタオル地やパイル地などもありますが、いずれも追加料金はかかりません。
2.中綿
中綿でよく使われる素材は、
- 羊毛
- 綿わた
- 化繊(ポリエステル)
- 真綿(シルク)
- 麻わた
羽毛は先にお話ししたとおり除外しています。
この中で気をつけたいのは、やはり真綿(シルク)。非常に高度な技術が必要なため取扱業者は限られています。
また、意外なところでは羊毛がNGな業者もあったりします。
そのため、中綿が「真綿(シルク)」「羊毛」の場合、クリーニング業者の取扱除外品に目を通しておきましょう。
ちなみに当サイト取扱業者の中で真綿が大丈夫なのは「しももとクリーニング」1社だけです。
3.カバー
カバーの素材は、
- 綿
- 麻
- マイクロファイバー(ポリエステル)
カバーの中でも綿は織り方で呼ばれることが多いですね。サテン、タオル、パイルなど。
カバーは気を付けないといけない素材はありません。ただしカバーを取り扱っていない業者が多い点には注意です。
カバーについても料金相場の表を作成していますので、布団とあわせてクリーニングしたい方はそちらをチェックしてくださいね。
まとめ
掛け布団の素材で注意したいのはシルク。次点で羊毛です。
掛け布団をクリーニングに出すときは、この2つの素材が使われていないかをチェックするとよいでしょう。
掛け布団の料金相場
では、ここからは料金相場について見ていきます。「掛布団」「カバー」あとは「肌掛布団」の料金についても見ていきますね。
1枚あたりの金額(2枚以上まとめ出しした場合)は、
掛布団 | 4,000円~8,000円 |
---|---|
カバー | 900円~1,600円 |
肌掛布団 | 3,000円~7,000円 |
だいたいこのくらいの範囲になります。
それではここから掛け布団を1枚から3枚クリーニングに出したときの料金で表を作成します。枚数はタブで切り替えできます。
全てを載せると大きな表になりますので、各布団TOP3のみ記載しますね。さらに詳しい金額は、以下の記事を参照してみてください。
布団クリーニングの金額は業者によってまちまち。さまざまなコースがあるのがわかりづらさに拍車をかけています。 そこで、この記事ではズバッと料金を比較。各業者の料金を分解してなるべくわかりやすくお伝えしていきます。 料金比較 …
金額は消費税、送料、早期取出料(サマリーポケット)込の金額です。
カバーは多くの業者で布団とセットで出さないとダメなため、掛け布団とセットで出した時の料金を記載しています。
掛布団
業者 1点あたり価格 合計金額 サマリーポケット 6,930円 6,930円 クリーニング東京 7,128円 7,128円 コープ(シンセン) 7,500円 7,500円 業者 1点あたり価格 合計金額 ヤマトヤクリーニング 4,700円 9,400円 フラットクリーニング 5,390円 10,780円 プロケア 5,500円 11,000円 業者 1点あたり価格 合計金額 コープ(シンセン) 4,200円 12,600円 ヤマトヤクリーニング 4,633円 13,900円 リネット 4,693円 14,080円
コープの安さが光りますが「コープデリ加入必須」「地域限定」と条件がやや厳しいのが難点。
次点でおすすめなのは、
掛布団のクリーニングにおすすめはしももとクリーニング
しももとクリーニング
- 布団クリーニング1点:
- 5,427円~(税込)
- 布団カバー1枚:
- 990円(税込)
枚数 1点あたり価格 合計金額 1枚 9,680円 9,680円 2枚 6,490円 12,980円 3枚 5,427円 16,280円 お客様単位の個別洗いであり、1枚ごとに電子カルテを作成してくれる品質の高さが口コミで話題の「しももとクリーニング」。布団カバーのクリーニング料金がぐっとおさえられているのもうれしいですね。真綿をクリーニングできる数少ない業者の一つでもあります
こんな人におすすめ
- 大事な掛布団を丁寧に洗ってほしい方
- 真綿の掛け布団をクリーニングできるお店を探している方
布団カバー
業者 単品 リナビス 880円 しももとクリーニング 990円 リネット 1,342円~ 業者 1点あたり価格 合計金額 しももとクリーニング 10,670円 10,670円 リネット 11,022円 11,022円 リナビス 11,380円 11,380円 業者 1点あたり価格 合計金額 しももとクリーニング 7,480円 14,960円 リナビス 7,780円 15,560円 リネット 7,832円 15,664円 業者 1点あたり価格 合計金額 リナビス 5,883円 17,560円 リネット 6,035円 18,106円 しももとクリーニング 6,417円 19,250円
布団カバーのクリーニングにおすすめはリナビス
リナビス
- 布団1枚あたり:
- 4,275円~(税込)
- カバー:
- 880円
- 保管月数:
- 12ヶ月
枚数 1点あたり価格 合計金額 1枚 10,500円 10,500円 2枚 6,900円 13,800円 4枚 4,275円 17,100円 カバーをクリーニングできる業者の中では最安クラスなのに加え、カバーのコスパの高さ、保管無料、シルクOK(真綿はNG)と高い次元でまとまっているのがリナビスの強み。特に保管は12ヶ月無料ですので衣替えにぴったり
こんな人におすすめ
- 布団入れ替え前後にカバーもまとめてクリーニングしたい方
- お得に保管サービスを利用したい方
肌掛布団
業者 1点あたり価格 合計金額 クリコム 5,240円 5,240円 コープ(シンセン) 5,800円 5,800円 サマリーポケット 6,930円 6,930円 業者 1点あたり価格 合計金額 コープ(シンセン) 4,150円 8,300円 クリコム 4,490円 8,980円 ヤマトヤクリーニング 4,700円 9,400円 業者 1点あたり価格 合計金額 コープ(シンセン) 3,600円 10,800円 クリコム 4,240円 12,720円 ヤマトヤクリーニング 4,633円 13,900円
肌掛け布団でもコープの安さが光りますが、条件が厳しいのは先にお話ししたとおり。次点でおすすめなのは、
肌掛け布団クリーニングにおすすめはクリコム
クリコム
- 肌掛布団(シングル):
- 3,740円(税込)
- 送料:
- 1,650円(税込)
枚数 1点あたり価格 合計金額 1枚 5,240円 5,240円 2枚 4,490円 8,980円 3枚 4,240円 12,720円 送料が安くシミ抜きに強いのがクリコムの特徴。コスパは非常に高いですが記載している金額はシングルの料金です。ダブル以上をクリーニングされる際は念のために問い合わせされることをおすすめします
こんな人におすすめ
- 肌掛布団を少量クリーニングしたい方
- 肌掛布団のシミが気になる方
掛布団のクリーニング日数と頻度
クリーニング日数は一般的な布団や寝具とおおむね同じです。1週間から4週間と業者によって幅があります。
注意点として、多くの業者で目安日数は羽毛布団の日数で表示していることが多いです。
羊毛や真綿などの掛け布団は、羽毛よりも日数がかかることが多いです。そのため時間には余裕をもってクリーニングに出しましょう。
クリーニング頻度は使用前後で1回ずつが理想とされています。
が、カバーやシーツをしているのであれば1年に一回で十分だと思います。
衣替えのタイミングでクリーニングに出し、そのまま保管サービスを利用してしまうのが最近のトレンドです。
布団を宅配クリーニングを利用してそのまま保管。どの業者がいいの?選び方を4ステップで解説しています
まとめ
羽毛布団以外の掛け布団をクリーニングするにあたって必要な情報についてお話してきました。
- 素材で注意したいのはシルク。次点でウール。使用されている場合は取扱除外品をチェック
- 掛け布団の料金相場は4,000円~8,000円
- おすすめはしももとクリーニング、保管したいならリナビスも視野に
クリーニングをうまく活用し、快適な睡眠とすっきりした目覚めを手に入れたいですね。
掛け布団以外の布団全般のお話しは、以下の記事をご参照ください。
初めて布団を宅配クリーニングするにあたっておさえておきたい5つのポイントや業者の選び方。料金相場やおすすめの業者、宅配クリーニングの使い方まで。ぎゅっと凝縮してお話ししています