宅配クリーニング利便性比較
初心者

宅配クリーニングは便利って聞くけど一番便利なとこってどこなんだろう?

利便性はフィーリングで語られることが多いため「ぶっちゃけどこが便利なの?」って聞かれると主観で答えざるをえないんですよね。本当に利便性が高いのはどこなのかがイマイチわかりません。

そこで、当サイトで取り扱っている宅配クリーニング全30業者について便利さやお得感を客観的に数値化。数値を「見える」化して比較しました。

はじめに~基本的なルールについて

ルール

利便性を数値化するにあたって参照したのは、基本的に公式ページです。FBやインスタといったSNS、YOUTUBEなどから動画も参照していますが、それらも全て公式です。

普段なら不明なところがあれば電話なりメールなりで確認するのですが、今回は行っていません。理由は、

公式を充実させることも利便性の一つだと考えるため

チェーン店や路面店なら公式に力を入れる必要はないと思いますが、宅配クリーニングはネットでの集客がメインです。すなわち公式が命綱です。

わかっていながら公式の手を抜いているのは、その時点で利便性が低いと考えるんですね。知りたい情報がぱっと見られないのは便利とは言えません。そのため、公式からの情報をメインに収集しています。

あとは、リナビスはパックタイプとブランドコースで利便性が変わるため別々に算出しています。また、個別タイプとパックタイプを両方販売している「洗宅倉庫」「ニック」についてはそれぞれ個別に記載しています。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

では、採点方式と採点項目について見ていきましょう。

採点方式について

採点方式

これまで宅配クリーニングを利用したり、いろんな業者をリサーチしてきた経験から、利便性に関わる24項目をピックアップ。比較項目それぞれについて、

3点
1点
0.5点
x0点

という形で数値化しています。

「◎」は利便性のキーになる項目でかつ、明らかに他社よりも勝っていると思われる業者にしかつけていません。基本的には〇、△、xの3種類でつけていると思ってください。

比較項目について

比較

先にお話ししたとおり比較項目は24項目。24項目をさらに4つのカテゴリに分類しています。

カテゴリは、

  1. 便利
  2. 出す前の手間
  3. お得
  4. いざというとき

の4つです。

各カテゴリと項目の詳細、それぞれどういう基準で採点したのかについてお話していきますね。

便利

便利

利便性の中でも「便利だな」と思える項目をカテゴリ化しています。全9項目。

便利9項目
    • 即日集荷
    • 支払い方法
    • 日数
    • 公式の使いやすさ
    • スマホアプリ
    • 受取日時指定
    • 集荷
    • 集荷キット
    • リフォーム・補修

即日集荷

「クリーニングしたい!」と思い立ったら即集荷に来てくれると便利ですよね。即日集荷が可能な業者は「〇」。おそらく即集荷OKなんだろうな、という業者でも公式に記載されていない場合は「x」としています。

支払い方法

人によって「クレカがない」「代引きじゃないと嫌」「NP後払いしたい」とニーズはさまざま。そのため、支払いの選択肢は多いほうが便利です。クレカ代引きに加え、NP後払いもしくは銀行振込可能な業者は「〇」、クレカ代引きのみの業者は「△」としています。

日数

こと利便性のみを考えると、仕上がりまでの日数は早ければ早いほうがいいです。~5日の業者は「〇」、~10日の業者は「△」としています。

公式の使いやすさ

「どこから注文すればいいのかわからない」「知りたい情報を探すのに手間がかかる」「なんかリンク切れてる」なんてことになると、利用する気も失せてしまいます。そのため、公式が使いやすいかどうかも項目に入れています。使いやすければ「〇」、やや使いづらければ「△」としています。

スマホアプリ

スマホアプリがあるとわざわざ公式に行く手間も省けます。単純に便利なためアプリがある業者には「〇」をつけています。

受取日時指定

クリーニング後の受け取り「日時」が指定できないと、受取予定日に家にいないとけいません。また単身の方ですと仕事前、もしくは仕事から帰ってから受け取れると便利です。6:00~24:00で指定できる業者に「〇」、9:00~21:00で指定できる業者を「△」としています。

集荷

集荷が運送業者のみですと必ず家にいる必要があります。持っていく手間はありますが宅配BOXやコンビニから配送したいときもありますよね。宅配BOXもコンビニもOKな業者は「〇」、コンビニのみOKな業者は「△」としています。

集荷キット

集荷キットがあればいちいち段ボールを用意する必要がありません。クリーニング待ちの衣類をバッグに詰めておくことも可能です。場所は取りませんし、あるとやっぱり便利ですよね、というわけで集荷キットがある業者に「〇」

リフォーム・補修

クリーニングから返ってきた衣類のボタンが取れかけていたり、裾がほつれているとブルーな気持ちになります。せっかくクリーニングに出したのですから修繕含め綺麗にしてくれる業者のほうが便利です。無料で修繕してくれる業者は「〇」、有料なら「△」。

出す前の手間

出す前の手間

次に出す前の手間ですね。無料で毛玉処理やボタンのほつれ修理をしてくれる業者であれば、出す前の衣類チェックがポケットチェックをするのみで済みます。全9項目。

出す前の手間9項目
  • シミ抜き
  • 毛玉取り
  • 毛取り
  • ほつれ修理
  • ボタン付け
  • 素材や装飾品による追加料金
  • 送料無料になる料金
  • 料金シミュ
  • 取扱除外品の多さ

シミ抜き

宅配クリーニングと言えばコレ、というくらいメジャーな「無料シミ抜き」。シミ抜きについては無料の業者がほとんどのため無料シミ抜きなら「〇」、有料シミ抜きなら「x」としています。

毛玉取り

毛玉を取ってくれるなら自宅で事前処理をする必要はありません。わざわざクリーナーを使ったりハサミで毛玉をカットする必要がないわけですね。無料なら「〇」、有料なら「△」。

毛取り

アンゴラなど毛が抜けやすい衣類ですと衣類に毛がついていることが多いですよね。またペットを飼われている方なら知らぬ間に毛がついていることも。そういったチェックの手間が省けるのは単純に便利です。無料なら「〇」、有料なら「△」。

ほつれ修理

裾や袖など、ほつれている箇所をわざわざケアしなくても良いのは便利です。下手に引っ張ったりすると余計にひどくなったりしますよね。無料でほつれを修理してくれる業者は「〇」、有料なら「△」。

ボタン付け

取れかけているのか、少しほつれているのか微妙なラインにいるボタンはよく見かけます。クリーニングのためにわざわざ縫い直すのは相当な手間。その手間をカットできるのはとても気が楽になります。ボタン付けが無料なら「〇」、有料なら「△」。

素材や装飾品による追加料金

上質素材で追加料金がかかるならいくらかかるのか?何%からかかるのか?わざわざ公式と洗濯表示とにらめっこしないといけません。装飾品もそうですね。公式とにらめっこするのは手間です。追加料金次第で出すかどうか迷ってしまいますよね。

上質素材および装飾品で追加料金がかからない業者は「〇」、基本的にはかからないが一部かかる業者は「△」としています。

送料無料になる料金

多くのパックタイプのように送料が無料なら洋服を出す出さないの判断しなくて済みます。無条件送料無料はもちろん「〇」です。それだと個別タイプの条件が厳しくなるため、金額が高くなるほど計算は面倒になることから、~3,000円までなら送料無料になる業者を「〇」~5,000円の業者を「△」としています。

料金シミュ

出そうと思っている衣類について、わざわざ電卓をたたくのは大変です。そんなときに便利なのが料金シミュレーター。料金シミュレーターがある業者は「〇」。

取扱除外品の多さ

取扱除外品が多いと、この衣類取り扱ってくれるのかしら?と公式を確認する必要があります。面倒ですね。基本的に共通でNGなのは「革」「毛皮」「着物」です。それ以外の一般衣類が全てOKな業者は「〇」、付属リアルファーなど一部NGな業者は「△」としています。

ちなみに、取扱除外品は目に触れるところに「わかりやすく」置いておくべきだと考えています。「利用規約」にテンプレで記載されているだけの業者は「x」としています。利便性悪いですよね。

お得

お得

次はお得に関する項目です。利用することでお得になるのか?という観点ですね。全3項目。

お得3項目
  • キャンペーン
  • 継続利用
  • リピート割引

キャンペーン

キャンペーンが頻繁に行われている業者は単純にお得です。初回のみ割引といった初回利用者限定のキャンペーンも、これまで利用していなかった業者を利用するハードルが下がりますので利便性はあると考えます。

キャンペーンが行われている業者は「〇」。

継続利用

継続利用することでクーポンもしくはポイントバックがあるとお得です。ポイントバックなら商品問わず利用できるためポイントバックを上に持ってきています。ポイントバックがある業者は「〇」、クーポン配布業者は「△」。

リピート割引

集荷キットを利用すると2回目以降〇円OFF、というタイプですね。リピート割引がある業者は「〇」。

いざというとき

いざというとき

最後の項目は「いざというとき」。普通ではあまり起こりえないのですが「再仕上を依頼したいとき」「納期変更」などなど。そういったときに情報が公式に記載されているか?わかりやすいか?は利便性に直結します。全3項目。

いざというとき3項目
  • 納期変更
  • 再仕上
  • キャンセル可否

納期変更

「急な用事でクリーニングされた衣類を受け取れなくなった」そんなときに納期変更が可能かどうかですね。WEBから依頼できるなら「〇」、電話もしくはメールでのみの受付は「△」。

再仕上

再仕上無料は、ほぼ業界標準になりつつあります。ですが、どのように依頼すればいいのか記載されていないことが多いですね。詳細な依頼方法が記載されていれば「〇」、簡易的な記載なら「△」。

キャンセル可否

「やっぱりキャンセルしよう」そう思ったときに、そもそもキャンセルができるのか?そして手数料がかかってしまうのかどうかです。集荷前なら無料の業者は「〇」、有料の業者は「△」、そもそもキャンセルについて記載されていない業者は「x」としています。

比較項目まとめ

まとめ

以上、利便性に関する24項目の採点基準を説明してきました。なるべく主観を廃して客観的に評価できるよう工夫をしています。

採点をしたのは2021年9月であり、最近は公式をリニューアルする業者も多いため、あくまで目安として考えてください。

では、ここからは各カテゴリ別の採点結果を見ていきますね。

「便利」項目の比較結果

便利

点数が高い順に並べています。上位5位以外は隠していますので、興味がある業者がありましたら「続きを見る」から見てくださいね。

業者合計即日集荷支払い方法日数公式スマホアプリ受取日時指定集荷集荷キット補修
リネット10x
せんたく便6x
洗宅倉庫(個別)5.5x
クリコム5xx
リナビス(ブランド)5xxx
続きを見る
業者合計即日集荷支払い方法日数公式スマホアプリ受取日時指定集荷集荷キット補修
クリーニング東京4.5xxx
洗宅倉庫(パック)4.5xx
ネクシー4.5xxx
ランドリーバスケット4.5xx
リコーベ4.5xxxx
リナビス4.5xxx
クリーニングモンスター4.5xxx
クリラボ4xxx
フラットクリーニング4xxx
プロケア4xxx
マイスターせんたく便4xxx
リアクア4xxxx
正直なクリーニング屋4xxxx
およりて宅配クリーニング3.5xxxx
プラスキューブ3.5xxxx
フランス屋3.5xxx
ラクリ3.5xxxxx
ホワイト急便(宅配)3xxxx
カジタク2.5xxxxxx
ニック(個別)2.5xxxxx
ニック(パック)2.5xxxxx
美服パック2.5xxxxxx
ヤマトヤクリーニング2.5xxxxxx
家事の達人2xxxxxx
キレイナ2xxxxxx
ピュアクリーニングプレミアム2xxxxxx
ポニークリーニング(宅配)2xxxxxx
ワードローブトリートメント1xxxxxxx

全30社の平均スコアは、3.8

リネットは即日集荷可能なのに加え、最短2日と超スピードのため「◎」をつけています。

便利さでのトップはリネット。利便性に比重を置いているだけにやはり強いですね。

「出す前の手間」項目比較結果

出す前

次に、出す前の手間について見ていきます。同じく点数が高い順に並べています。上位5位以外は隠していますので、興味がある業者がありましたら「続きを見る」から見てくださいね。

業者合計シミ抜き毛玉取り毛取りほつれ修理ボタン付け素材・装飾品送料無料料金シミュ取扱除外品
ネクシー8.5
リナビス8x
リナビス(ブランド)8x
ワードローブトリートメント8x
ランドリーバスケット7.5x
続きを見る
業者合計シミ抜き毛玉取り毛取りほつれ修理ボタン付け素材・装飾品送料無料料金シミュ取扱除外品
クリーニングモンスター7.5x
プロケア7xx
ラクリ7xx
正直なクリーニング屋7xx
洗宅倉庫(個別)6.5xx
洗宅倉庫(パック)6.5xx
ヤマトヤクリーニング6.5xx
家事の達人6xxx
クリーニング東京6xxx
せんたく便6xxx
マイスターせんたく便6xxx
リコーベ6xxx
リネット6xxx
およりて宅配クリーニング5xxxx
ニック(個別)5xxxx
ニック(パック)5xxxx
プラスキューブ4xxxxx
フラットクリーニング4xxxxx
クリラボ3.5xxxxx
ポニークリーニング(宅配)3.5xxxxx
フランス屋3xxxxxx
クリコム2.5xxxxxx
リアクア2.5xxxxxx
ホワイト急便(宅配)2.5xxxxxx
カジタク2xxxxxxx
美服パック2xxxxxxx
ピュアクリーニングプレミアム2xxxxxxx
キレイナ1xxxxxxxx

全30社の平均スコアは、5.2

トップはネクシー。てっきりパックタイプが独占するのかと思っていたのですが、ネクシーは個別タイプ。

装飾品や上質素材で追加料金がかからないのに加え、各種きめ細やかな無料サービスでスコアを稼ぎました。

送料を無料にするため料金をシミュレーターで計算したあとは、バッグに洋服を詰め込むだけでいいのは便利ですね。

「お得」項目の比較結果

お得

それでは、お得について見ていきます。これまでと同じく点数が高い順に並べています。上位4位以外は隠していますので、興味がある業者がありましたら「続きを見る」から見てくださいね。

業者合計キャンペーン継続利用リピート割引
リナビス3
クリラボ3
リコーベ3
ヤマトヤクリーニング3
正直なクリーニング屋3

全30社の平均スコアは、1.2

3項目ともに満たす業者は4社。お得にクリーニングするならこの4業者がねらい目ですね。

「いざというとき」項目の比較結果

いざというとき

最後に、いざというときも安心かどうかについて見ていきます。点数が高い順に並べています。上位4位以外は隠していますので、興味がある業者がありましたら「続きを見る」から見てくださいね。

業者合計納期変更再仕上キャンセル可否
リアクア2.5
ネクシー2.5
ワードローブトリートメント2.5
クリーニングモンスター2.5
続きを見る
業者合計納期変更再仕上キャンセル可否
リネット2x
リナビス2x
リナビス(ブランド)2x
フランス屋2
クリラボ2
プロケア2
キレイナ1.5x
せんたく便1.5
洗宅倉庫(個別)1.5x
クリーニング東京1.5
マイスターせんたく便1.5
フラットクリーニング1.5
ランドリーバスケット1.5
ラクリ1.5x
正直なクリーニング屋1.5
ホワイト急便(宅配)1.5x
およりて宅配クリーニング1x
クリコム1xx
プラスキューブ1x
洗宅倉庫(パック)1x
カジタク1xx
リコーベ1x
家事の達人1x
ニック(個別)1xx
ニック(パック)1xx
ヤマトヤクリーニング1x
ポニークリーニング(宅配)1x
美服パック0.5xx
ピュアクリーニングプレミアム0xxx

全30社の平均スコアは、1.5

フルスコアなのは4業者。次点で6業者が並びますがリネット・リナビスは納期変更ができない点に注意ですね。

利便性が高いのはドコ?総合結果を比較

利便性総合比較

では、4カテゴリ全24項目の合計スコアを比較しましょう。「パック」列に「〇」が入っている業者はパックタイプの業者です。

業者合計パック便利手間お得いざ
リネット19.51061.52
リナビス17.54.5832
リナビス(ブランド)175822
ネクシー164.58.50.52.5
クリーニングモンスター15.54.57.512.5
続きを見る
業者合計パック便利手間お得いざ
せんたく便15.56621.5
正直なクリーニング屋15.54731.5
プロケア154722
洗宅倉庫(個別)155.56.51.51.5
ランドリーバスケット14.54.57.511.5
リコーベ14.54.5631
クリーニング東京144.5621.5
ラクリ143.5721.5
洗宅倉庫(パック)13.54.56.51.51
ヤマトヤクリーニング132.56.531
クリラボ12.543.532
マイスターせんたく便12.54611.5
ワードローブトリートメント11.51802.5
リアクア1042.512.5
およりて宅配クリーニング9.53.5501
フラットクリーニング9.54401.5
フランス屋9.53.5312
ポニークリーニング(宅配)923.52.51
ホワイト急便(宅配)932.521.5
家事の達人92601
クリコム8.552.501
ニック(パック)8.52.5501
ニック(個別)8.52.5501
プラスキューブ8.53.5401
カジタク5.52.5201
美服パック52.5200.5
キレイナ4.52101.5
ピュアクリーニングプレミアム42200

全30社の平均スコアは、11.7

上位は宅配クリーニングの老舗が独占ですね。歴史が長い分、どうすれば利便性が向上するか工夫してきた結果でしょう。

トップはやはりリネット。利便性の良さで選ぶならリネットがベストと言えそうです。

まとめ

まとめ

利便性のトップはリネット。とはいえ全てで高得点を取っているわけではありません。

そのため「使い勝手がよくいざというときも安心なリナビス」「クリーニング前のチェック手間を省きたいならネクシー」といった具合に用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

ご自身が重視される項目を決めて、それに合わせた使い方をするのが一番ですね。

利便性を含めた、料金や品質も合わせて比較したいなら以下の記事もご参照ください。