革コートクリーニング
初心者

革のコートをクリーニングに出したいんだけどいくらくらいかかるんだろう?そもそもこれって本革?合皮?

頻繁にクリーニングに出すわけではないため、いざ革のコートをクリーニング!となったときに困惑してしまう人は多いです。

そこでこの記事では、まず本革とフェイクレザーの見分け方について。そして料金相場やおすすめの業者についてお話をしていきます。

革ジャンや毛皮コートについては別記事になります。以下の記事をご参照ください。

はじめに~合皮と本革の違いについて

合皮

これから本革のコートのクリーニング料金についてお話していきます。が、合皮と本革を勘違いされている方も割と多いため先にお話ししておきます。

合皮は合成皮革のことであり、いろいろな種類や呼び方があります。

合皮の種類
  • フェイクレザー
  • PUレザー(ポリウレタン樹脂レザー)
  • PVCレザー(塩化ビニール樹脂レザー)

これらは全て合皮です。PUレザーとかはまぎらわしいですよね。本革かな?って思っちゃいます。

ちなみにリプロダクトレザーは、つぎはぎしているとはいえ革を再利用して作っているため「本革」になります。

合皮の特徴ですが、

合皮の特徴
  1. ファッション性が高い
  2. 手入れがしやすい
  3. 経時劣化のため製造から2~3年で寿命を迎える
  4. クリーニング料金が安い
  5. 経時劣化が酷いとクリーニングを断られる

クリーニング的に大事なのは4と5

合皮は本革と比較すると格段にクリーニング料金が安いです。クリーニング的にはPUレザーよりPVCレザーのほうが難しい面もありますが、そのことで料金が高くなることはありません。

また、経時劣化が進んでしまい表面が剥がれたりベトベトになってしまった合皮は、クリーニングを断られる可能性が高いです。

そうなってしまった場合、もう寿命なんですね。そこまで行かなくてもクリーニング工程に耐えられないと判断されると断られることも。

気になる料金ですが、ポリウレタンは上質素材扱い。おおむねカシミヤコートと同じ料金です。詳細は以下の記事を参照してくださいね。

料金の安い順から上位5社のみピックアップしますと、

業者料金チェーンパック
せんたく便1,021円
ラクリ1,098円
クリーニングモンスター1,100円
ヤマトヤクリーニング1,140円
リナビス1,175円

29社の平均はおおむね2,500円です。

それでは、話を元に戻して本革のコートのクリーニング料金について見ていきましょう。

革コートのクリーニング料金を比較!17社比較で相場を知ろう

革コート料金比較

料金のソースは各業者の公式ページです。

公式に記載されていない料金や日数は、実際に問い合わせて確認しています。ですが、地域によって値段や仕上がりまでの日数が異なることが多い(特にチェーン店)ため、あくまでご参考までに。

「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

※料金は税込です。

業者料金チェーンパック
ポニークリーニング7,700円
うさちゃんクリーニング8,000円
きもの工房なぎさ8,800円
スワロークリーニング9,900円
ノムラクリーニング10,450円
白洋舎10,780円
セルホワイト(旧およりて)11,000円
リネット11,000円
リフレザー11,000円
フラットクリーニング11,000円
リアクア11,440円
革水12,100円
ワードローブトリートメント15,730円
リナビス16,000円
クリコム16,500円
プロケア16,500円
キレイナ19,800円

おおむね7,000円~17,000円の範囲です。

全17社の平均価格は12,182円。12,000円くらいが相場といえそうですね。

ただ、お見せしているのはあくまで最安料金です。業者によっては、状態によってコースが変わり代金が倍になったり、革の種類によって料金が変わったりします。

モノを見ないとなんとも言えない、のがクリーニングなわけですが、革はそれが顕著に表れる素材でもあります。また同じ革でも革ジャンは着丈が短いため、もう少し料金は安くなります。

コートというとパックタイプが有利な衣類なのですが、詰め放題形式で革コートを扱っている業者はありません。

パックタイプの業者もあるのですが、特殊品扱いになる革は個別タイプで対応しています。そのため、クリーニング料金は全体的に高め。

クリーニング日数はだいたい3週間~1ヶ月です。革衣類はどうしても日数がかかりますので、時間に余裕をもってクリーニングに出したいですね。

革コートをクリーニングに出すならオススメはドコ?

リナビス
出典:https://rinavis.com/

おすすめはリナビスです。

一見すると他の業者のほうが格段に安く見えますが、先にお話ししたとおり記載の金額は最低金額。そして多くの業者が洗いのみの金額になります。

対してリナビスは、

ここがポイント
  • 補修・シミ抜き無料。カビ抜きが安い(+550円)
  • 革の種類によらず一定料金
  • 仕上げの指定可能、再仕上無料

自分では気づいていなかったシミや剥げ、色落ちしている箇所などきめ細かくチェックして修繕してくれます。

他の業者ですと追加料金がかかりがちなシミ抜きが無料。カビ抜きは550円と格安(おおむね+2,000~4,000円くらいが相場)。

初心者

クリーニングに出したら追加料金で凄い金額になった

そういった心配をしなくても、15,400円でトップコンディションに戻してくれるのがリナビス。もちろん送料も無料です。

不安なようでしたらZOOMでの無料相談がありますので、オンラインで相談してみると良いでしょう。

大切な革コートのメンテナンスならリナビスがおすすめです。

革コートのメンテ方法

革コートのメンテナンス

まず最初に基本的なメンテナンス方法をご紹介します。そのあと革のプロが推奨するメンテ方法をお話しますね。

革コートの基本的なメンテナンス方法

基本メンテナンス

近年は洗える革ジャンや革コートが登場するなど手入れが簡単になっている革衣類ですが、洗濯機などで水洗いすると革の風合いが失われてしまう原因になります。

革は汚れがしみ込みづらい素材のため、多少の汚れであれば革用のクリーナーを使い布で拭くことで表面を綺麗にできます。

その後、革用のトリートメントで革に栄養補給をすればケアとして十分でしょう。

布で拭いただけでは取れなかった細かな汚れは、歯ブラシなどのブラシで掻き出すことで十分に取り除くことが出来ます

また、革衣類の厄介な汚れのひとつにカビがあります。

カビがついてしまった場合ですが、軽度のカビであればシャンプーを入れた水につけ置き洗いすることでおおむね落とすことが出来ます。

干すときは洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水させた後、ハンガーに吊るして陰干しします。少し乾いたところでシワを伸ばすと綺麗に干すことが出来るでしょう。

乾いたら革用のトリートメントで栄養補給をしてあげることも忘れてはなりません。

プロのメンテナンス方法

プロのメンテナンス

次にプロのメンテナンス方法をご紹介します。先ほどご紹介した「革水」のメンテナンス方法が参考になるかと思います。

ポイントは、

革ジャン・革コートのメンテナンス方法
  • 着たら汚れやホコリをブラシで落とす
  • 風通しのよい場所に保管する
  • 毎日着ない。休ませてあげる
  • カビに気をつける
  • たまにはサプリで栄養

本革のメンテナンスは、とにかく手間がかかります。

ですが面倒がらず丁寧にメンテナンスすることをオススメします。そうすることで、いつまでもお気に入りの風合いのレザーでお出かけすることができると思いますよ。

まとめ

革コートをクリーニングに出すにあたって、もっとも気になる料金相場についてお話してきました。

合皮はおおむね2,600円、本革だと12,000円と、だいたい4.5~5倍ほど開きがあります。

また、本革は各種オプションで金額が跳ね上がりがち。そういった事態を避けるためにも、おすすめの業者も参考にしてみてくださいね。