保管料金

しばらく着ない洋服をクリーニングに出すときや衣替えの時期には、クリーニングの保管サービスがとても便利ですよね。

保管サービスを選ぶ基準の一つに「料金」があります。

そこで、この記事では全32業者の保管サービス料金を比較していきます。

はじめに~業者の種類について

パックタイプ

この記事でご紹介している32業者は、大きく分けると「パックタイプ」「倉庫型」の2つに分かれます。

パックタイプ

パックタイプとは、洋服1点あたりの値段が固定されているタイプのことですね。10点10,000円のパックを購入した場合、1点あたりのお値段は1,000円。コートだろうがワイシャツだろうが、何を出しても1,000円です。

保管サービスを行っている宅配クリーニング業者は、ほぼパックタイプです。

クリーニング料金がかさみがちなコートダウンといった大物を混ぜることで、お得にクリーニング&保管をすることができます。

また、1点あたりの料金は点数が増えると下がります。点数が多いほうが合計金額はかさみますが、1点あたりの値段が下がってコスパが高くなるんですね。

ご家族や友人の衣類と一緒に出すなど、ちょっとした工夫で料金の負担をおさえることができます。できる限りまとめて出して、お得に保管サービスを受けたいですね。

倉庫型

パックタイプが「クリーニングがメインで保管をオプション」として提供しているのに対し、倉庫型は「保管がメインでクリーニングをオプション」として提供しています。

保管がメイン業務のため、保管日数や出し入れが自由にできるのが特徴です。

全32社のうち、「サマリーポケット」「ミニクラ」「ディノスクローゼット」の3社が倉庫型の業者になります。

もう一つの特徴として、~5点くらいまでの少ない点数ならコスパが高い。宅配クリーニング業者を含めても、おおむね最安クラスです。ただし、クリーニング品質は高くありません

クリーニングはオプションであり、1点ごとにクリーニングするかどうかを選べるため、普段着や部屋着の衣替えに向いていると言えるでしょう。

トレーナーやズボンを家で洗濯して、普段着のコートやダウンとまとめて保管。コートだけクリーニングをお願いする、といった使い方ですね。

保管つきクリーニングの相場を知ろう!32社を比較!

料金

「上質」列に〇が入っているものは、いわゆる上質コース。さまざまなオプションがついてきますが、その分、料金も高くなります。

また、先ほどお話したとおり保管パックは点数が多いほど一点あたりの料金は安くなります。

とはいえ、誰もが数十点出せるわけではありませんので、点数を「~5点」「6点~10点」「11点~15点」「16点~」の4つにグループ分けしています(タブで切り替えできます)。

料金は安い順に並べています。「1点あたりの料金が安い順」「合計金額が安い順」それぞれ別々の表に記載しました。人により選ぶ基準は変わると思いますので、うまく使い分けてみてくださいね。

大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。料金はすべて税込です。

1点あたり料金比較

1点あたり

  • ~5点
  • ~10点
  • ~15点
  • 16点~

先にお話ししたとおり、点数が増えるほど1点あたりの価格は下がります。10点を超えると、ぐっと料金が下がる業者が多いため、なるべく10点以上で利用したいところですね。

全32社、137コースの1点あたりの平均価格は、1,907円。料金を引き上げがちな上質コースを除いた110コースの平均価格は、1,696円

保管サービスを選ぶ際の、一つの目安になるかと思います。

では、次に合計金額が安い順に見ていきますね。

合計金額の料金比較

悩む

  • ~5点
  • ~10点
  • ~15点
  • 16点~

合計金額は、やはり点数が少ないコースが上位を占めていますね。ですが、その分1点あたりの価格は高めに。最安のサマリーポケットは6,050円と驚きの安さですが、1点あたりの価格は2,071円と高めに設定されています。

全32社、137コースの合計金額の平均価格は、18,987円。料金を引き上げている上質コースを除いた110コースの平均価格は、17,088円

どのくらいの量の洋服を保管サービスに出したいのかによっても変わってきますが、これもまた一つの目安にはなるのではないでしょうか。

安く利用するためのポイント2点

安く利用するポイント

クリーニング保管サービスを利用するにあたって、少しでも安く利用するためのポイントを2点お話します。ポイントは、

  1. キャンペーンを活用
  2. 超過料金に注目

それぞれについて見ていきますね。

キャンペーンを活用

キャンペーン

保管サービスの繁忙期はだいたい4月中旬~5月末にかけて。どんなサービスでもそうですが、繁忙期には各社のキャンペーン合戦が始まります

うまく利用することでかなりお得に保管サービスを利用することができます。現在開催中のキャンペーンは別記事に記載していますので、よろしければご参照ください。

保管サービスのキャンペーンの特徴としては、繁忙期の少し前から始まる「早割」が割と強力であること。早割はだいたい3月中旬から4月末くらいにかけて行われます。

保管後の返却日も早いもの勝ちで埋まっていってしまいますので、保管サービスはなるべく早く注文するのが大事だったりします。

超過料金に注目

超過料金

超過料金とは、たとえば5点パックを買ったとします。そのパックに6点入れちゃうわけですね。1点分超過しています。このときにかかる金額が超過料金です。

注目すべきは、この超過料金、1点あたりの料金より安く設定されている業者が多いです。

「7点出したいけれどお気に入りの業者は5点パックしかない」といった場合は、まず超過料金を確認してみましょう。計算すると7点の業者よりも安くなる、といったケースはザラにあります。

頭の隅にでも置いておいて頂けると、いざというときに思わぬお得が舞い込むことも。

料金面から保管サービスのオススメ業者3選

おすすめ

価格で保管サービスを選ぶ場合すごくざっくり分けると

  1. たくさん出すので1点あたりの値段をおさえたい
  2. 保管に出したい洋服が少ないので合計金額をおさえたい
  3. 料金と質のバランスが取れた業者にお願いしたい

この3種類に分かれると思います。それぞれについてオススメの業者をご紹介しますね。

1点あたりの値段をおさえたいなら?

美服パック
出典:https://bifuku.com/

コース1点あたり価格合計金額
7点1,254円8,780円
10点1,098円10,980円
15点879円13,180円

1点あたりのコストをおさえたいなら、おすすめは「美服パック」です。表で見ていただいた通り、1点あたり料金の最安業者になります。

注意点は以下の3点。

美服パック利用時の注意点
  • 有料会員にならないとシミ抜きがない
  • 保管が最大6ヶ月と短めに設定されている
  • スキー・スノボウェアなど防水加工されている衣類は取扱できないこと

上記条件をクリアできるなら、文句なく美服パックでしょう。スキー・スノボウェアを保管サービスに出したいなら、撥水加工の料金もおさえられているフランス屋をおすすめします。

合計金額をおさえたいなら?

リナビス
出典:https://rinavis.com/

コース1点あたり価格合計金額
3点2,600円7,800円
5点1,962円9,810円
10点1,490円14,900円
20点1,175円23,500円

合計金額はサマリーポケットなどの倉庫型も安いのですが、先にお話ししたとおり、どちらかというと普段着や部屋着向けです。

少なからずクリーニング品質にこだわりたいなら、おすすめはリナビスです。出せる点数は3点と少ないですが、保管に出したいのがコートなどクローゼットを占拠しがちな洋服のみ、という方にはおすすめです。

ハイブランドを多く扱っている業者ですので、本当に大事な洋服のみを保管に出したい、という方にもおすすめ。注意点としましては、

リナビス利用時の注意点
  • ダッフルコートなど本革が一部でも使用されている洋服はクリーニングなしで保管のみになること

上記をクリアしているならオススメはリナビスです。

留め具が本革のダッフルコートは、実は保管できる業者って少ないです。ダッフルコートを保管されたい方には、やや料金は高くなりますがラクリをおすすめします。

安くて質もよいのは?

ココアラ
出典:https://cocoara.jp/

コース1点あたり価格合計金額
10点1,330円13,300円

料金が安く、品質も高めなのがココアラです。10点と利用しやすい点数で、コースが1つしかないシンプルさもいいですね。

この価格帯で「個別洗い」「全品手仕上げ」「シミ抜き無料」など、無料サービスが充実。保管期間も12か月と十分です。

「安いほうがいいけれど、最低限の品質が気になる」という方には、特におすすめです。

まとめ

まとめ

主要なクリーニング業者の保管サービスを、料金面から比較しました。思ったより高くないな、と思った方が多いのではないでしょうか。

パックタイプのため合計金額はどうしても高め。ですが1点あたりの金額を考えると、近所のクリーニング店に出すよりもお得なことがわかります。

キャンペーンや超過料金など、お得に利用するコツもうまく利用してみてくださいね。