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【保存版】コートクリーニング虎の巻!おすすめや料金比較を36社で

2025 12/02
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コート
2017年2月24日2025年12月2日
コートクリーニングおすすめ
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「お気に入りのコートを綺麗な状態で長く着たいだけなのに…。」

コートは追加料金が発生しやすく業者選びが非常に大事な洋服です。

なんとなくコートをクリーニングに出してしまうと追加料金で何倍も料金を請求されたり、風合いが損なわれて着る気がしなくなってしまうことも。

宅配クリーニングサイト運営歴10年以上の管理人が、コートクリーニングで失敗しない方法を徹底解説します。

読み進めることでコートのクリーニングが怖くなくなり、適切な業者選びやお手入れ方法を身につけることができます。

目的に合わせて
  • クリーニング料金比較はコチラ
  • おすすめの業者はコチラ
目次

コートをクリーニングに出さない?出すべき5つの理由|自宅洗いとの違い

コートクリーニング出さない

「コートを綺麗に長く着る」なら洗濯で十分、クリーニングに出す必要はないと考えるかもしれません。ですが、5つの理由からクリーニングをおすすめします。

  1. 素材を傷めるリスクを避ける
  2. 型崩れや縮みを防ぐ
  3. 家庭では落とせない汚れに対応
  4. 適切な乾燥
  5. プロの仕上げで綺麗に

1.素材を傷めるリスクを避ける

プロの溶剤と家庭用洗剤では素材に与えるダメージに差が出ます。

全ての素材に対応できるよう作られている家庭用洗剤と違い、プロの溶剤は素材に合わせて適切な洗いができるよう配合を変えています。

ウールやカシミヤといった獣毛素材だけでなく、ポリエステルなどの化学繊維であっても素材へのダメージ差が出ることは変わりません。

コートを長く着られるかどうかは、素材へのダメージをおさえられるかが鍵になります。上手なクリーニング店に任せることで、コートを長く着られる可能性がぐっと高まります。

2.型崩れや縮みを防ぐ

自宅で洗濯する場合、コートの型崩れや縮みを防ぐのはとても難しいです。

洗いの工程だけで見ても、

  • 適切な水温
  • 適切な洗剤
  • 適切な洗い方
  • 適切な脱水方法

高いレベルでクリアする必要があります。見落としがあった場合、獣毛なら下手をすると一発でフェルト化(絡み合って元に戻らなくなる)します。型崩れのリスクもあります。

3.家庭では落とせない汚れに対応

クリーニング店はドライクリーニング(綺麗な油で洗うイメージ)で油溶性の汚れも落とせます。

家庭の洗濯は水洗いですので水溶性の汚れ(汗やジュースのシミなど)は落とせますが、油溶性の汚れ(皮脂や口紅・ファンデーションなど)は落とせません。

クリーニング店はドライクリーニングを使用して油溶性の汚れも落とすことができます。特に皮脂を落とせるのが大きいですね。

水溶性の汚れを落としたい場合は、ウェット加工や汗抜き加工といったオプションを付与することで集中的に落とすこともできます。

4.適切な乾燥

クリーニング店は専用の広い空間を使って静止乾燥(温風を当てて乾燥させる)や自然乾燥をすることができます。

自宅で乾燥させようとすると、部屋の中の風通しの良い場所に限定されてしまいます。外干しをすると色褪せのリスクがありますので出来れば避けたいところ。

場所を取りますし、生乾きや型崩れのリスクもあります。

クリーニング店にお任せするのがおすすめですが注意点があります。格安クリーニング店の中にはタンブラー乾燥(大きな乾燥機のイメージ)で一気に乾かしてしまうお店があることに注意しましょう。

大切なコートであれば「静止乾燥や自然乾燥を行っているか」お店に確認しておくことがトラブル回避につながります。

5.プロの仕上げで綺麗に

手仕上げの業者ならコートを傷めることなく綺麗に仕上げてくれます。

コートのアイロンがけは難易度が高いです。アイロン温度や距離をうまく調節しないとテカったり風合いがなくなってしまうことも。

クリーニング店の仕上げは自宅より優秀ですが、出来れば手仕上げの業者を選びましょう。手仕上げの業者にお願いすることで素材へのダメージが最小限になり、コートを長く着られるようになります。

まとめ

洗濯はリスクが多いため、プロにお任せするのがおすすめです。

どんなにうまく洗濯できたと思っていても、コートへのダメージはクリーニング店より大きいです。

クリーニングはメンテンナンス費用と割り切り、プロにお任せするのがコート長持ちの秘訣です。

コートクリーニングの最適な頻度とタイミングはシーズンごと

コートクリーニング頻度

コートをクリーニングに出す最適な頻度とタイミングは1シーズンに1回がベストです。

1シーズンに1回は必須

コートは一度でも着用すると目に見えなくても塵や埃、汗がついています。放っておくと

  • カビ
  • 虫食い
  • 黄ばみ

などトラブルの原因になります。一度でも着用したら必ずクリーニングに出しましょう。

逆に、着用のたびにクリーニングに出すのもおすすめしません。クリーニングすることで洗濯よりもコートへのダメージはおさえられますが、それでもダメージは残ります。

出来る限りクリーニングの回数を減らすことも、長く着用するために大事なポイントです。

最適なタイミングは衣替え

コートのクリーニングは1シーズンに1回とお話ししました。次にタイミングですが、ベストなタイミングは衣替えです。

衣替えの時期はキャンペーンが多く開催されます。お得にクリーニングできる可能性が高いです。

衣替えのタイミングをおすすめするもう一つの理由は、保管サービスです。

クリーニングした後に、そのまま次の出番が来るまで(10~11月くらいまで)預かってもらうわけですね。

保管サービスを利用することでクローゼットをすっきりさせることができますし、虫食いやカビの心配から解放されます。

保管サービスは無料で提供している業者があります。衣替え期間中はキャンペーンで保管が無料になることもありますので、うまく活用していきたいですね。

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シミがついたらなるべく早く

シミは時間が経過すると取れにくくなりますので、なるべく早くクリーニングに出すことが大事です。

コートのクリーニングは基本的に1シーズンに1度で良いですが、目立つシミや汚れ・臭いがついてしまった場合はすぐにクリーニングに出しましょう。特にシミは時間が経つほど落としにくくなります。

シミの種類にもよりますが、できてすぐのシミであれば宅配クリーニングなら無料シミ抜きの範囲で対応してくれることが多いです。

ポイントは、無理に自己処理をしようとしないこと。汚れや固形物があれば払っておき、軽く布で叩く程度にしておきましょう。

下手をすると処理をしてしまうと酷くなってしまう可能性がありますので注意です。

【店舗 vs 宅配】コートクリーニングの料金相場を36社で徹底比較

コートクリーニング料金比較

それでは、気になる料金について見ていきましょう。代表的なウールのロングコートのクリーニング料金を記載します。

業者名ロングチェーンパック日数
ノムラクリーニング1100○即日
イーピュア1177○5営業日
洗濯倉庫1200○7日
GiVu1211○3日
フラットクリーニング1237○4日
ホワイト急便(宅配)1256○7営業日
ネクシー1307○5日
ラクリ1318○4営業日
ココアラ1330○3営業日
フランス屋1332○5営業日
クリーニング東京1357○2日
美服パック1364○3営業日
TSUMUGU1472○6営業日
十兵衛1537○6日
ヤマトヤクリーニング1583○15営業日
せんたく便1625○5日
カジタク1649○2日
DEA1674△3週間
ポニークリーニング1705○1日
リナビス1709○5営業日
セルホワイト1748○4週間
クリラボ1775○3日
クリーニングモンスター1868○4営業日
クリーニングパンダ1870○3営業日
リアクア20004営業日
プラスキューブ2035○7日
モクリン2091○7日
クリコム22005日
正直なクリーニング屋2228○4営業日
リネット22902日
モンクチュール2500○10日
白洋舎2860○即日
ホワイト急便2970○即日
ニック3767○5営業日
ワードローブトリートメント850014日
キレイナ880014日

全36社の平均価格は、2,124円。だいたい2,100円くらいが相場といえそうですね。高級クリーニングを除くと、価格帯はおおむね1,200円~2,800円です。

コートはクリーニング料金が高めに設定されているため、宅配クリーニングのパックタイプが有利です。

そのほか代表的なコートのクリーニング料金相場を表にしておきます。参考にしてみてください。

ダウンコート3,247円
ハーフコート2,110円
ニットコート2,114円
カシミヤコート2,525円
ムートンコート19,995円
革コート14,730円
ダッフルコート10,880円
ゴム引きコート7,223円

チェーン店など店舗型を利用するのは単品クリーニング

コートをクリーニングするなら店舗と宅配どちら

コスパだけで見ると宅配クリーニングが圧倒的に有利ですが、店舗型を利用したいケースもあります。

店舗型を利用したいのは、シミや汚れがついて単品クリーニングをしたいとき。店舗型の最大のメリットは送料がかからないことです。

宅配クリーニングは洋服を往復させる必要があります。つまり往復の送料がかかります。送料はおおむね1,500円~2,500円です。

パックタイプは多くが送料無料ですが3点~の業者が多く少量では使いづらいです。個別タイプは通販のように一定額の利用で送料無料になりますが、条件が厳しめです。

有料会員に入っていれば3,000円以上、無料会員しかない業者は7,000円~12,000円以上の利用で送料無料になる業者が多いです。少しハードルが高いですね。

単品クリーニングなら店舗型が有利です。

店舗型は追加料金に注意

上質素材(カシミヤやアンゴラなど)や装飾品(ダッフルコートのトグルや襟・袖のファー)、付属品(ライナーやベルトなど)の追加料金に注意が必要です。

宅配クリーニングの個別タイプにも言えることですが、個別タイプは追加料金に注意が必要です。

コースが変わる業者ですと、下手をすると1.5~3倍の料金がかかる可能性も。事前にいくらくらいかかりそうか、きちんと確認しておくことが大事になります。

素材や装飾品による追加料金の詳細はコチラで詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

料金がかさみそうなら、素材や装飾品の追加料金がかからないネクシーをおすすめします。宅配クリーニングのため送料はかかってしまいますが、全品手仕上げのため安心して利用することができます。

宅配クリーニングならパックタイプが優秀

料金比較でも見ていただいたとおりパックタイプが優秀です。

衣替えの時期にパックタイプでまとめてクリーニング。そのあと保管サービスに出して預かってもらう、という流れがもっともコスパが良くなります。

パックタイプには、素材や装飾品の追加料金がかからない(リアルファー除く)という特徴もあります。

個別タイプだとかかりがちな追加料金がかからないのはうれしいですね。多くの業者で付属品も追加料金がかかりませんので、ライナーやベルトもまとめて洗ってもらうことができます。

パックタイプ以外の宅配クリーニングでは、高級クリーニングが挙げられます。

酷いシミやカビ、近所のクリーニングに任せるのは不安なハイブランドコートなど。また取扱が難しい革コートやゴム引きコート。

そういったコートをクリーニングに出すなら高級クリーニングであるキレイナやワードローブトリートメントが候補に挙がってきます。

まとめ

基本は宅配クリーニングのパックタイプ。緊急時は近所のお店を利用する、と覚えておくと良いですね。

近所のお店を利用する際は、事前に料金の確認をお忘れなく。

高くなりそうなら、宅配クリーニングの個別タイプも視野に入れましょう。

失敗しないコートの「宅配クリーニング」の選び方|パック料金と保管サービスが鍵

コートクリーニング業者の選び方

これまでの話を元に、「失敗しない」クリーニング業者の選び方についてお話ししますね。

ポイントは3点。

  1. 料金体系
  2. サービス内容
  3. 品質

1.料金体系

コートのクリーニングにはパックタイプがもっともコスパが良いです。パックタイプの中から業者を選びましょう。

基本は1シーズンに1回、衣替えの時期にパックタイプを利用して保管サービスも検討。

パックタイプは点数が増えるほど1点あたりの料金が下がります。できる限りまとめて出すことでコスパを最大限高めることができます。

シーズン中にシミや汚れがついてしまったら店舗型を利用しましょう。送料がかからない店舗型が基本的にコスパが高いです。

ただし店舗型の難点は追加料金がかかりやすいこと。事前に料金を確認し、高くなりそうなら宅配クリーニングの個別タイプを検討しましょう。

2.サービス内容

「お気に入りのコートを長く着るために」必要なサービスは保管サービス。次点で手仕上げ、無料シミ抜きです。この3点セットがついていれば安心です。

衣替えでコートをクリーニングに出すなら保管は必須ですね。

大切なコートを長持ちさせるためには手仕上げも重要なポイントです。職人の目でしっかりとチェックして仕上げてもらえるのは心強いです。できれば手仕上げであることを明記している業者を利用しましょう。

シミ抜きは宅配クリーニングであれば多くの業者で無料です。

どこまで無料なのかは業者によって異なりますので、シミが気になる洋服があれば公式をチェックしシミ抜きに強い業者を選びましょう。

後は好みと出したいコートによると思います。代表的なサービスは、

  • 毛玉・毛取り
  • 汗抜き加工(水洗い)
  • 防虫・防カビ加工
  • 撥水加工
  • 個別洗い(他人の洋服と一緒に洗われない)

無料で提供している業者がありますし、キャンペーンで無料になることもあります。

特に衣替え前後(3月~6月)はキャンペーン合戦でオプションサービスが無料提供されることが多いです。

料金や初回利用キャンペーンも多く開催されますので、衣替え前後はまめにキャンペーンをチェックしておくとお得にクリーニングできる可能性が高まります。

3.品質

先にお話しした手仕上げも品質の一つですね。手仕上げの次に大事なのは乾燥方法です。静止乾燥・自然乾燥メインの業者を選びましょう。

タンブラー乾燥メインの業者はコートへのダメージが大きくなるためおすすめできません。

品質でもう一点大事なのは「再仕上無料」があることです。

大事なのは再仕上があることではなく再仕上を無料で行ってもいいくらい品質に自信がある、ということですね。

  • 手仕上げ
  • 静止・自然乾燥
  • 再仕上無料

この3点を満たす業者であれば、まず外れはありません。

まとめ

選び方のポイントを表にまとめておきますね。

料金面基本はパックタイプ。緊急時は店舗型も検討。店舗型利用時は事前に料金を確認。
サービス内容保管・手仕上げ・しみ抜きのある業者を選ぶ。ワンランク上のサービスを狙うならキャンペーンもチェック。
品質手仕上げ、静止・自然乾燥、再仕上無料の業者なら間違いなし。

では、上記3点を満たす、コートクリーニングにおすすめの業者を見ていきましょう。

【目的別】コートクリーニングにおすすめの宅配クリーニング3選

コートクリーニングおすすめ

ここが基準「リナビス」

リナビス

出典:https://rinavis.com/

リナビス

  • 5点:9,810円(1点あたり1,962円)
  • 10点:14,900円(1点あたり1,490円)
  • 20点:23,500円(1点あたり1,175円)
  • 送料:無料
  • 価格:
  • 品質:
  • 日数:
料金面 パック
サービス内容 12か月保管無料・全品手仕上げ・しみ抜き無料
品質 全品手仕上げ・静止、自然乾燥メイン・再仕上無料
最短納期 5営業日
 メリット デメリット
 対応衣類が豊富
高品質クリーニング
12か月保管無料
子供割50%OFF
 パックタイプのため少量では利用しづらい
装飾品の多いドレスは取扱不可
ポリウレタン素材も取扱不可
管理人からひとこと

最初におすすめするのは「リナビス」です。パックタイプであり上質素材や装飾品・付属品での追加料金は無し。静止乾燥・自然乾燥メインであり全品手仕上げ。もちろん再仕上無料です。サービスとして毛玉取り無料。さらに抗菌・シワ予防を含む5つのオプションが無料です。保管が12か月無料のため衣替えにもぴったりです。迷ったらココ、他社と比較するときの基準として使える業者がリナビスです。

詳細はコチラ

コスパ重視なら「ネクシー」

出典:https://nexcy.jp/

ネクシー

  • ハーフコート: 2,150円
  • コート: 2,530円
  • 5点: 8,800円(1点あたり1,760円)
  • 10点: 10,800円(1点あたり1,080円)
  • 15点: 14,800円(1点あたり987円)
  • 送料(単品):2,400円(7,800円以上の利用で無料)
    送料(パック):無料
  • 価格:
  • 品質:
  • 日数:
タイプ 個別/パック
サービス内容 保管7か月・全品手仕上げ・シミ抜き無料
品質 全品手仕上げ・自然乾燥メイン・再仕上無料
最短納期 5日
 メリット デメリット
 装飾品や素材で追加料金がない
全品手仕上げ
パックタイプを含めコスパが高い
 単品だと送料がネックになり、利用しづらい
管理人からひとこと

次におすすめするのは「ネクシー」です。コートを単品で出したい時に便利な業者ですね。素材や装飾品の追加料金なし、全品手仕上げ、自然乾燥メインとお洒落な服に優しい業者です。ネックは送料で、2,200円かかってしまう(7,700円以上の利用で無料)のが難点。ですが、宅配クリーニングを単品で利用するとどの業者でも送料はネックになります。ネクシーはパックタイプも取り扱っておりパックタイプなら送料無料なのに加え、10点パックならほぼ最安クラス。単品でもパックでもトータルすると非常にコスパが高いです。

詳細はコチラ

品質最重視なら「キレイナ」

出典:https://kileina.jp/

キレイナ

  • コート: 8,800円
  • シミ処理: 1,000円~
  • 黄ばみ処理: 1,650円~
  • 送料:2,200円(11,000円以上の利用で無料)
  • 価格:
  • 品質:
  • 日数:
タイプ 個別
サービス内容 2,200円/点で最長9か月保管・全品手仕上げ・有料シミ処理
品質 全品手仕上げ・静止乾燥メイン・再仕上無料
最短納期 2週間
 メリット デメリット
テレビ出演実績あり
クリーニングのビフォーアフター実績を多数掲載
ハイブランドを得意とする高級クリーニング
 入口の料金が高く、各種処理でも料金がプラスされるため料金が読みづらい
管理人からひとこと

最後におすすめするのは「キレイナ」です。ハイブランドやウェディングドレスといった取扱が難しい洋服を日常的に扱っている高級クリーニングですね。その分、料金も高く最低でも8,800円~です。シーズンごとのメンテというより傷んでしまった洋服をトップコンディションに戻す使い方がメインになります。信頼度についてはトップクラスで、クリーニングの取扱実績を公式に多数載せているだけでなくテレビにも出演実績があります(公式YOUTUBEに動画が掲載されています)。検品から乾燥までクリーニング工程がすべて公開されていますので、本当に綺麗になるのか心配な方は、観ることで不安が解消されると思いますよ。

詳細はコチラ

まとめ

品質・料金・サービスのバランス重視なら「リナビス」。

全コース平均ではイーピュアに劣りますが10点以上のコスパなら最安クラス。コスパ重視の方におすすめなのが「ネクシー」。

大事なコートを安心して任せたい、シミや汚れを落としトップコンディションに戻したい品質重視なら「キレイナ」。

目的に合わせて使い分けましょう。

コートクリーニングの仕上がり日数は?即日・通常・繁忙期まとめ

コートクリーニング日数

コートの素材にもよりますが、ステンカラーコートやウールコートなら店舗型なら即日クリーニング可能です。

即日クリーニング可能ですが、よほどの理由がない限りおすすめしません。通常なら時間がかかるところを即日で仕上げるということは、それだけコートにダメージが行くことになります。

たとえば乾燥です。静止乾燥であれば数時間で乾くことはありません。多くがタンブラー乾燥を使用しているはずです。

ウールなどの獣毛なら縮みや毛玉のリスクがありますし、どのみち高温での乾燥になりますので相応のダメージがコートに与えられてしまいます。

出来る限り余裕をもってクリーニングに出したいですね。

通常は3~10営業日というところが多いです。注意点として繁忙期はクリーニング日数が伸びます。

クリーニングの繁忙期はだいたい4~6月です。衣替えの時期ですね。

多くの衣類が持ち込まれるため、クリーニングにかかる日数も延びます。だいたい納期が2~3倍に延びます。

保管サービスを利用していれば影響はありませんが、繁忙期に通常クリーニングをされる場合は普段以上に日数に余裕をもってクリーニングに出しましょう。

宅配クリーニングであれば多くの業者で納期目安が出ていますので、公式をチェックしておきましょう。

【素材別】コートクリーニングの注意点と料金目安

素材別コートクリーニング料金と注意点

料金目安は先にも貼りましたが、こちらにも貼っておきますね。

ダウンコート3,247円
ハーフコート2,110円
ニットコート2,114円
カシミヤコート2,525円
ムートンコート19,995円
革コート14,730円
ダッフルコート10,880円
ゴム引きコート7,223円

各コートについて、料金と注意点をお話ししていきます。ここでは要点のみお話ししますので、詳細は各記事を参照してみてください。

ダウンコート

ダウンコートはコートの中でも別物です。クリーニング料金は一般衣類としては最高値に位置します。

一般コートが素材や装飾品でクリーニング料金が上がるのに対し、ダウンコートは素のクリーニング料金が高い洋服です。

理由は中綿ですね。中綿を洗うために水洗いをするわけですが、洗い・乾燥ともに時間と手間がかかります。

料金を抑えるコツはコートと同じで「パックタイプを利用する」ことです。メンテナンス頻度も1シーズン1回、衣替えのタイミングがベストですので、クリーニングから保管の流れを踏めるとコスパよくクリーニングできます。

注意点もおおむね一般的なコートと同じです。素材・装飾品・付属品に気を付ける点は変わりません。

一点、ダウン特有の注意点として「シームレスダウン」はクリーニングを断られる可能性があるということ。

シームレスダウンは圧着材を使用して接着しているわけですが、圧着材がポリウレタンであることが多いです。

ポリウレタンは寿命が「製造から」3年程度であり、見た目からはクリーニング可能かどうかの判断がつきづらいです。

そのため、ポリウレタン素材を名指しで取扱除外とする業者が増えています。結果、シームレスダウンも取扱不可になるという結果に。シームレスダウンをお持ちの方は頭の隅に置いておきましょう。

ダウンクリーニングの詳細については以下の記事を参考にしてください。

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ハーフコート

ハーフコートはコートの中ではお財布に優しいコートです。特にPコートは店舗型に出すのに最適です。

店舗型含む個別タイプのクリーニング業者の中には、コートを丈の長さで区別する業者があります。

着丈が袖丈より短ければ「ハーフコート」、長ければ「ロングコート」といった感じですね。区別する業者の場合、ハーフコートはロングコートより安くなります。おおむね300円ほど安くなります。

ハーフコートはシンプルなコートが多く、装飾品や付属品も控えめです。上質素材が使われていることがありますが、その点に気を付ければあとはライナーを取り外すかどうかだけのチェックで済むことが多いですね。

Pコートは多くはメルトン(主素材はウール)のため追加料金の心配なくクリーニングに出すことができます。

ハーフコートの詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

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ニットコート

ニットコートもハーフコート同様にお財布に優しいコートです。

ハーフコート同様に、店舗型含む個別タイプのクリーニングの中にはニットコートと一般コートを区別する業者があります。

そしてニットコートのほうが料金が安くなります。ただし、最近は料金体系のシンプル化が進んでいる業者も多くニットコートとコートを一緒にする業者が増えてきました。

ニットコートはシンプルなデザインのものが多いため、気を付けるのは上質素材ですね。カシミヤなどが含まれていなければ個別タイプでも問題なくクリーニングできます。

ニットコートの詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

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カシミヤコート

カシミヤだけでなくアンゴラ、合皮(ポリウレタン)も上質素材です。上質素材は追加料金がかからない業者に出すことが大事になります。

店舗型を含む個別タイプですと、上質素材で追加料金がかかりやすいという話をしました。コースが変わることで下手をすると1.5~2倍。100%素材ですと2~3倍になることも。

パックタイプは素材による追加料金を取らない業者が多いですが、上質素材比率が高くなるとコース変更となるケースもあります。

おすすめでご紹介したリナビス・ネクシーはコースが1つしかないため、上質素材での追加料金はかかりません。その点でも優秀なんですね。

上質素材にはもう一点注意点がありまして。注意するべきは合皮です。

ポリウレタン、PU、PUDと表記されていたりします。

シームレスダウンのところでもお話ししましたが寿命が製造から3年ほどであり、取扱除外とする業者は増えています。取扱除外としないまでも賠償基準の対象外とする業者がほとんどです。

特に全面合皮の革コートや革ジャンは断られやすい傾向にあります。品質タグを見て合皮が含まれているようならクリーニング可否を事前に確認しておくとトラブルが少なくなります。

上質素材のコートについては、以下の記事を参考にしてみてください。

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【34社比較】カシミヤコートのクリーニング料金相場とおすすめ解説!100も混もまとめて カシミヤ混コートおよびカシミヤ100コートのクリーニング料金を34社比較してまとめています。料金相場やコスパが高い業者について、また料金だけでなく品質で選ぶ場合の選び方や注意点、おすすめの業者もお話ししています。

ムートンコート

ムートンは革素材であり一般衣類とは異なる特殊品です。取扱できる業者が限られており料金も高く設定されています。

ムートンをはじめとする本革コートは、自社工場を持っており自前でクリーニングできる業者に出すのがもっともコスパが良くなります。

宅配クリーニングの中にもムートンコートを取り扱っている業者は多いですが、取次店の業者も多いです。注文を受けたら別の業者にお願いしてクリーニングしてもらうイメージですね。

取次店の場合、中間マージンが抜かれることになりますのでコスパのバランスが悪くなります。そのため、自前で工場を持っている業者にお願いするのがベストです。

フェイクムートンの場合は上質素材の料金でクリーニングできますので、カシミヤコートの記事を参照ください。

本革のムートンコートは、以下の記事を参考にしてみてください。

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ムートンコートのクリーニング料金を18社で比較!おすすめは?注意点は? ムートンコートのクリーニング料金を18社で比較し相場についてお話しています。フェイクムートンやムートンをクリーニングするときのおすすめ業者、自宅でのケア方法についても触れていますので参考にしてみてくださいね

革コート

本革コートもムートン同様に特殊品になります。取扱できる業者が限られており料金も高く設定されています。

本革もムートン同様に自前で工場を持っている業者に出すのがもっともコスパが良くなります。

本革コートの場合、目的をしっかりともってクリーニングに出すことが大事になります。

汗だけを落とすのか、日焼けが気になるからリカラーまで行うのか、カビを落としたいのかなど。クリーニングの料金もオプションの料金も業者によって異なります。

トータルコストで比較するのが大事になります。

合皮コートの場合はカシミヤコートでお話しした内容が注意点になります。記事もカシミヤコートの記事を参考にしてみてください。

本革コートのクリーニングについては以下の記事をご参照ください。

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革コートのクリーニング料金を17社で比較!おすすめの業者は? 革コートをクリーニングするにあたって必要な情報である料金相場のお話をメインに。業者の選び方やおすすめの業者についてもお話しています

ダッフルコート

ダッフルコートはトグルに注意です。トグルが本革の場合、クリーニング料金が跳ね上がります。

トグルがプラスチックや木製の場合は装飾品の追加料金で済みます。おおむね上質素材と同様の価格になります。

ですが、トグルが本革の場合は一部革素材扱いになり特殊品扱いになります。一気にクリーニング料金が跳ね上がりますのでご注意を。

もう一点の注意点は、やはり合皮ですね。トグルに合皮が使用されていた場合は、これまでお話ししてきたとおり取扱除外になったり賠償対象外になったりします。

ダッフルコートのクリーニングについては、以下の記事をご参照ください。

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ゴム引きコート

ゴム引きコートはクリーニング難易度が最も高い洋服の一つです。特殊品扱いであり取扱業者も限られています。

マッキントッシュをはじめとするゴム引きのロングコートはクリーニング難易度が非常に高く、それゆえクリーニング料金も高く設定されています。

これまではパックタイプで取り扱える業者はなかったのですが、近年クリーニングパンダが取扱を始めました。

これにより、1シーズン1回メンテナンス、クリーニング後保管というコスパ抜群のコースに乗せることができるようになりました。

ゴム引きロングコートの注意点としては、マッキントッシュのファミリーブランドであるマッキントッシュフィロソフィーとマッキントッシュロンドンのステンカラーコートに使用されているポリウレタンですね。

マッキントッシュ本家のゴム引きコートは天然ゴムで圧着しているため問題ないのですが、マッキントッシュフィロソフィー/ロンドンのステンカラーコートはポリウレタンで圧着しているコートが多いです。

そのため、何度もお話ししていますが取扱除外になったり賠償基準の対象外になることが多い点に注意です。

ゴム引きロングコートのクリーニングについては、以下の記事をご参照ください。

あわせて読みたい
マッキントッシュ製ゴム引きロングコートのクリーニング料金を9社で比較!おすすめは? マッキントッシュのゴム引きロングコートをクリーニングするにあたって「取り扱ってくれる業者」「クリーニング料金」についてまとめました。おすすめの業者も

次に、トラブル回避につながるオプションについてお話しします。

コートのシミ・毛玉・黄ばみ対策|おすすめ追加オプション(汗抜き・撥水)

コートのクリーニングでつけたいオプション

繰り返しになりますが、衣替えシーズンはキャンペーン合戦が行われます。狙いのオプションをコスパよくつけることができますので、キャンペーンをしっかりとチェックしていきましょう。

個人的につけておきたいオプションは3つです。

  1. 撥水加工
  2. 汗抜き加工
  3. 毛玉防止加工

1.撥水加工

撥水加工は水をはじいてくれます。雨や雪、ジュースやワインなどからコートを守ってくれるわけですね。

つけておきたいオプションno.1は「撥水加工」です。

シミ対策になりますし、シーズン中のケアが楽になります。雨が降ってもさっと拭いて陰干ししておくだけです。撥水加工は永続ではなく弱まってきますので、何シーズンかに1回はつけておきたいですね。

料金はおおむね500円~1,500円/点と幅があります。撥水加工をつけたいなら、撥水加工が500円でクリーニング料金もおさえられているイーピュアが第一候補にあがりますね。

2.汗抜き加工

汗抜き加工は水溶性の汚れを落としてくれるオプションです。水洗い不可のデリケートな素材の水溶性の汚れ(汗やジュースのシミなど)を落としてくれます。

大事なポイントは「汗を落としてくれる」ことです。

汗は放っておくと黄ばみやカビの原因になります。定期的にオプションをつけておくことで、コートを長く着られるようになります。コートが軽くなる効果も。

料金はおおむね500~1,000円/点です。できれば毎シーズンつけたいオプションですがやや高額です。キャンペーン中に無料提供されることが多いオプションですので、まめにチェックしておきましょう。

3.毛玉防止加工

獣毛(ウール・カシミヤなど)のコートは、こすれることで毛玉ができがちです。デフォルトで無料提供されている業者もありますのでうまく利用しましょう。

気が付いたらできている毛玉。放っておくとひっかけてしまったり毛玉が大きくなってしまうことも。

毛玉防止加工をつけておくことで、毛玉トラブルを回避することができます。

料金はおおむね500円/点であり、おすすめでご紹介したリナビスならデフォルトでついています。

その他オプション

保管に出さないなら防虫・防カビ加工、風邪などが気になるなら抗ウィルス加工が候補にあがります。

保管サービスを利用するならつける必要はありませんが、利用しないなら高温多湿な日本の夏を乗り切るために防虫・防カビ加工はほしいところです。

おうちでペットを飼っているなら防ダニ加工もつけておくと安心ですね。

コートを着る冬は、風邪などが流行りやすいため気になるなら抗ウィルス加工もつけておきましょう。

いずれも500円/点という業者が多いです。

宅配クリーニングの多くの業者は無料シミ抜きがついていますが、店舗型だとシミ抜きが有料の業者も多いです。

シミが気になるようならシミ抜きをつけてクリーニングに出しましょう。

ここまででクリーニングの話は終了です。ここからはコートを長持ちさせるために自宅でできることについてお話ししますね。

コートのクリーニング前の注意点や返却後の正しい保管方法

コートクリーニングの自宅ケアと保管方法

まずはクリーニング前の注意点についてお話ししますね。

コートクリーニング前の6つのチェックポイント

クリーニング前の注意点は他の衣類と同様です。

  1. ポケットチェック
  2. 破れチェック
  3. 毛玉チェック
  4. ほつれチェック
  5. 外せるもの(ライナーやフード、コートなど)を外す
  6. スマホで写真を撮っておく

1.ポケットチェック

ポケットチェックは基本ですね。

中身が入っている場合、補償対象外になる業者もありますのでしっかりチェックしておきましょう。

2.破れチェック

破れ度合いが酷いとクリーニング工程に耐えられないとして返却されることがあります。

気になる破れが見つかったら、クリーニング可能か事前に業者に確認しましょう。

破れが酷いようでしたら、デアやリナビスなどの修理サービスを検討してみましょう。

3.毛玉チェック・4.ほつれチェック

3と4は宅配クリーニングなら無料で対応してくれる業者が増えています。そのため、おすすめしたリナビスなどを利用するのであれば気にする必要はありません。

業者の中には追加料金がかかる業者もありますので、事前に公式をチェックしておくとトラブルが減ります。

5.外せるものは外す

5は店舗型を含む個別タイプ限定の注意点です。パックタイプなら追加料金がかからないため気にする必要はありませんが、個別タイプなら追加料金がかかる可能性があります。

追加料金がかかっても良いので洗ってもらうか、今回は見送るか、事前に決めてからクリーニングに出しましょう。

6.スマホで写真を撮っておく

6は保険ですね。戻ってきて風合いが変わってしまっていた場合、水掛け論にならないようクリーニング前の写真を撮っておくと良いです。

まとめ

クリーニング前のチェックポイントについてまとめました。

スマホで写真を撮るのは面倒ですが、やっておくとトラブル回避につながりますのでおすすめです。

2.~4.(破れチェック、毛玉チェック、ほつれチェック)については、無理に自己処理せずプロに任せるのもコートを長持ちさせる秘訣です。

次に、クリーニングから返ってきたコートのチェックポイントを見ていきましょう。

クリーニング後の5つのチェックポイント

クリーニングから返ってきたコートの注意点も、おおむね他の衣類と同様です。

  1. タグを外さない
  2. 衣類がそろっているか
  3. 風合い色落ちチェック
  4. シミチェック
  5. チェック後の作業

1.タグを外さない

単品クリーニングなら問題ありませんが、複数クリーニングに出した場合はチェックが終わるまでタグを外さないようにしましょう。

もし問題があった場合、どのタグの洋服に問題があったのかわかりづらくなるためですね。

2.衣類がそろっているか

衣類紛失のトラブルは2025年の今も存在します。

クリーニングに出した洋服がちゃんとそろっているか確認しましょう。ベルトやフードといった小物は見逃しがちですので忘れずチェック。

風合い色落ちチェック

クリーニング前後で風合いや色落ちがないかをチェックします。

保管サービスを利用していると、クリーニングに出してから受け取りまで数か月の期間が空きます。自身の記憶もあいまいになっている可能性がありますので、クリーニング前にスマホで写真を撮っておくと安心です。

シミチェック

気になっていたシミが落ちているかをチェックしましょう。

「これ以上は衣服を傷める可能性があるためシミ抜きできません」というタグがある場合は、無料シミ抜きの限界だったということになります。

どうしても落としたいシミがあるようでしたら、LINEで写真を送り無料で相談できるクリーニングパンダを検討してみましょう。

チェック後の作業

ここまでの作業で問題なければタグを外し、ビニールを外します。タグは最低2週間保管、ビニールは必ず外しましょう。

今回のチェックでは見つからなくても、数日後にシミや色褪せ・臭いなど違和感を感じることがあります。何か見つかったときにタグがないと再仕上や補償の対象外になります。

そのため、2週間ほどはタグを保管しておきましょう。

ビニールですが、梱包用のビニールは通気性が悪くクリーニング時の溶剤のガスや仕上げ時の湿気がこもっている可能性があります。

チェックが終わるまで必ず外してからクローゼットにしまうようにしましょう。

埃などが気になるようでしたら、100円均一で売っている不織布のカバーを購入しましょう。

まとめ

チェックが終わるまでタグは外さない、タグは2週間保存、ビニールは必ず外す、と覚えておきましょう。

チェック結果、問題があった場合は必ず業者に連絡しましょう。多くの業者で無料再仕上サービスがついていますので、期間内(7日~14日が多い)であれば再仕上をしてくれます。

それでも納得いかなかった場合、また再仕上のレベルでないほどコートが傷んでいる場合も、まずは業者に連絡をしましょう。

連絡した結果、賠償などこちらが納得のいく対応をしてくれれば問題はありません。

誠意ある対応でなかった場合は、188(消費者ホットライン)に電話しましょう。消費者ホットラインが地元の消費者生活センターにつないでくれます。最終手段として念のため覚えておきましょう。

次に、シーズン中の着用後のケアについて見ていきますね。

着用後自宅でのケア方法

以下の4点を意識しましょう。

  • ハンガーは厚手のもの
  • 陰干しで湿気を飛ばす
  • 連日着ないで休ませてあげる
  • ブラッシングは素材に合わせて

ハンガーは厚手のものを使用する

まずハンガーですが、肩幅にあった厚手のハンガーを用意しましょう。必ずしも木製の立派なハンガーでなくて大丈夫です。ダイソーなどの100円均一でも売っています。

針金ハンガーを使うと、型崩れの原因になりますので注意です。

陰干しで湿気を飛ばす

次に湿気飛ばし。着用後は部屋の中の風通しの良い空間で半日から1日陰干しをしましょう。

気をつけたいのは日光です。日光が当たる場所で干していると色褪せの原因になります。

連日着ないで休ませてあげる

3番目は連続着用を避けること。着ることで繊維も疲れます。一日着たらしっかりと湿気を飛ばして休ませてあげることでトップコンディションを維持することができます。

ブラッシングは素材に合わせて適切に

最後にブラッシング。素材別に使うべきブラシとブラッシングの仕方は下表のとおりです。

スクロールできます
ウール / メルトン豚毛など、コシのあるしっかりした毛のブラシ強く絡んだホコリを払うときは毛を立てて少し強めに。仕上げは毛並みに沿って。繊維が丈夫なため、ホコリをしっかりかき出すことを意識する。
カシミヤ / アルパカ / アンゴラ馬毛、または山羊毛など、非常に柔らかくしなやかな毛のブラシ毛先だけを当てるように優しく、軽い力で毛並みに沿って撫でる。繊維を傷つけないよう絶対に力を入れない。優しくホコリを払うのが目的。
合成繊維 / アクリル混柔らかめのブラシ毛玉ができやすいため特に優しく。毛玉ができた部分は専用の毛玉取りブラシやクリーナーで処理する。摩擦は最小限に抑える。静電気防止スプレーも有効。

日々のケアがコートを長く着るためにとても大事です。できる範囲で4つのポイントを実践していきましょう。

では次に自宅での保管方法について見ていきましょう。

自宅での保管方法

先にお話ししたとおりビニールは外して保管しましょう。こまめな換気も大事です。

シーズン中の保管方法について

保管時にビニールを外すのは必須です。そのまましまってしまうと、最悪カビや黄ばみ、シミができてしまうことも。

次に換気タイミングです。クローゼットの湿気をなくすために、1~2週間に一度はクローゼットをあけて空気の入れ替えをするようにしましょう。

最後に防虫剤について。コートに防虫剤を使用する際は1種類の防虫剤だけを使うようにしましょう。2種類以上の防虫剤を一緒に使うと化学反応が起きて防虫剤が溶け出し、コートにシミがつく可能性も。

シーズン中は、ビニールを外す、2週間に一回は換気、防虫剤は1種類、の3点を意識しましょう。

オフシーズンの保管方法について

オフシーズンの保管管理はシーズン中よりも大変です。なるべくクリーニングの保管サービスを利用してコスパ良くリスクのないオフシーズンを過ごしたいですね。

コートのオフシーズンは夏です。日本の夏は高温多湿。湿気対策が重要になります。

まず除湿剤ですが、湿気は下にたまるためクローゼットの上段に除湿剤を置きましょう。期限が切れていないか定期的な確認も大事です。

次にクローゼットのスペース確保です。洋服が詰まっていると湿気がこもりやすいです。なるべく詰め込みすぎないよう気をつけましょう。

最後に換気タイミングです。シーズン中以上に換気に気を使いましょう。できる限り一週間に一度は換気するようにしたいですね。

オフシーズンはシーズン中以上に保管しているコートのケアに気を使います。保管サービスを利用することでクローゼットに空きができ、他の洋服にも優しい空間ができあがります。

大事なコートであるほど、保管サービスをうまく活用したいですね。

これでコートのクリーニングに関する重要なポイントは全てお話ししました。最後によくある質問に回答して終わりにしますね。

コートクリーニングに関する「よくある質問」

コートクリーニングのよくある質問
このシミ落ちる?無料シミ抜きと有料シミ抜きの違いを教えて

シミは時間が経過するほど落としにくくなります。そのため、まずはなるべく早くクリーニングに出しましょう。

シミを落とせるかどうかや無料シミ抜きの範囲は業者によって違います。業者によって技術力が違うためですね。無料シミ抜きの範囲でシミに強い業者はクリーニングパンダです。LINEで写真を送り、無料診断ができますので最初に試したい業者ですね。

色掛けなど特殊な処理が必要になるシミ抜きは有料になります。おすすめはキレイナです。

トラブルが起きた場合の対処方法は?

まずは業者に連絡しましょう。それでも駄目な場合は188(消費者ホットライン)に電話します。各地域の消費生活センターにつなげてもらうことができます。ここからは自治体の職員が直接対応します。問題の多くはここで解決しますのでご安心を。

フードやベルト、ライナーなどの「付属品」は追加料金がかかる?

店舗型や個別タイプの宅配クリーニングでは「追加料金」がかかるのが一般的です。

ベルトやフードが「本体の一部」ではなく「1点」としてカウントされ、200円~の追加料金が発生することが多いです。リアルファー(毛皮)のついたフードや襟はクリーニング不可、もしくは数千円の追加料金になるケースがほとんどですので注意が必要です。追加料金の詳細はコチラを参考にしてみてください。

一方、パックタイプの宅配クリーニング(リナビスなど)では、付属品は「本体の一部」としてカウントされ、追加料金がかからない業者が多いです。

カシミヤやアンゴラが少しでも入っていると料金は高くなる?

お店の基準によりますが、「カシミヤ〇%以上は上質素材扱い」として追加料金がかかる(または高いコースになる)ケースがあります。特に店舗型や個別タイプでは、素材によって数百円~数千円料金が変わることがあります。タグ(洗濯表示)を確認し、上質素材が含まれている場合は事前に料金表をチェックしましょう。

追加料金や何%含まれていると追加料金がかかるのかについてもコチラを参考にしてみてください。

付属品同様にパックタイプであれば、素材による追加料金なし(一律料金)で対応してくれる業者が多いため、高級コートほどパックタイプがお得になります。

取れかけのボタンや、ほつれがあるコートは出しても大丈夫?

基本的には出せますが、クリーニング中に取れて紛失してしまうリスクがあります。可能であれば事前に自分で補修してから出すのが安心ですが、難しい場合は「ボタン付け直し無料」「ほつれ修理無料」のサービスがある業者(リナビスなど)を選ぶと良いですね。受付時に「ボタンが取れそうです」と一言伝えておくと、配慮して洗ってくれることも多いです。

古いシミやカビは追加料金で落ちる?

通常のドライクリーニングでは落ちないシミやカビの場合、「特殊シミ抜き」や「汗抜き(ウェット加工)」などの有料オプションが必要になることがあります。多くの宅配クリーニングでは「簡易シミ抜き」は無料ですが、時間の経った変色や広範囲のカビは有料対応、または「キレイナ」のような特殊クリーニング専門店での対応になります。無理にこすったりせず、そのままの状態でプロに相談するのが解決への近道です。

まとめ

コートクリーニングまとめ

コートのクリーニングについて、あますことなく情報をお伝えしてきました。もうコートをクリーニングに出すのは怖くないはずです。

お気に入りのコートをなるべく長く着続けるために。

しっかりと自宅ケアをしつつ、ご自身に合ったクリーニング業者を選んでいきましょう。

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