パーカークリーニング

部屋着にも外出着にも便利なパーカー。部屋着なら洗濯機でガンガン洗えば良いのですが、外出着となるとそうもいきません。

下手に洗うと色落ちしたりプリントがはがれてしまったり。お気に入りのパーカーがダメになるところなんて想像もしたくないですよね。

そこでクリーニング。とはいえ、あまりお金はかけたくないものです。

では、もっとも安くパーカーをクリーニングできる業者はドコなのでしょうか?

はじめに~衣類の種類をおさえておきましょう

パーカーというとなんとなく、コットンやウール、ジャージ素材のパーカーを思い浮かべると思います。トレーナーにフードがついているイメージです。

それは正しいんですね。クリーニング業者でも、それらをパーカーとして扱うことが多いです。ですが、

パーカー扱いでなくなる可能性のある衣類
  • ナイロンパーカー
  • マウンテンパーカー
  • フード付きジャンパー

上記は、実はパーカーではなく「ジャンパー」として扱ったり「ウィンドブレーカー」として扱ったり。業者によってさまざまです。

気になるクリーニング料金は、パーカーのほうが安いです。

なので、「パーカーだと思って出したらジャンパー扱いになってクリーニング代を多く取られた!」なんてことが起こりえます。

参考までに、宅配クリーニング大手リネットの定義を記載しますと、

表地がジャージー・裏地がパイル地やフリース地を使っているトレーナー、パーカーが該当します。
※パーカーとはトレーナーの首の根元にフードのついたものです。

裏地にパイル地・フリース地を使っていないものは、「ジャージ上」扱いとなりますのでご注意ください。

ジャージ素材は、そのままですね。ジャージの表地に使われているような素材です。

パイル地はタオルのようなものを想像してもらえればよいかと思います。はたまた普段使いのトレーナーの裏地を見ていただければ。

ナイロンパーカーの場合ですと、ジャンパーorウィンドブレーカーになります。ジャンパーの定義は、

着丈が袖丈より短く、袖・裾がボタン/ゴム編みで裏地の付いている一般的なジャンパー、ブルゾンのデザインが該当します。

※ライダースジャケット(革素材除く)も「ジャンパー」扱いとなります。
※ジャケットのように薄手でも裏地がある場合は乾燥工程が異なるため「ジャンパー」扱いとなります。

裏地のないナイロン・ポリエステル素材のものは「ウィンドブレーカー」扱いとなりますのでご注意ください。

気になる料金の違いは、

パーカー系衣類のクリーニング料金
  • パーカー:770円
  • ジャージ上:1,133円
  • ジャンパー:1,892円
  • ウィンドブレーカー:1,133円

結構変わってくるんですね。他の業者も似た感じになりますので、パーカーをクリーニングされる際はご注意ください。

パーカーのクリーニング相場を知ろう!比較する業者は38社!

お待たせしました。では価格比較にまいりましょう。料金のソースは各業者の公式ページです。

普通の「パーカー」のクリーニング料金を表にしていきます。「ナイロンパーカー」は、先にお話ししたとおり「ウィンドブレーカー」か「ジャンパー」扱いになると思います。別途記事を記載していますので、そちらをご参照ください。

「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

※料金は税込です。またパックタイプは1点あたりの料金が最安となるコースの1点あたりの金額を記載しています。

宅配クリーニングの利用が初めてであったり、利用に不安を感じる方は以下の記事も参考にしてみてください。

大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。

パーカーのクリーニング料金相場

業者料金チェーンパック
カーニバルクリーニング418円
クリーニングピュア500円
リアクア660円
ネクシー690円
ピュアクリーニング700円
続きを見る
業者料金チェーンパック
ノムラクリーニング720円
美服パック732円
リネット770円
クリコム770円
フランス屋783円
洗濯倉庫879円
フラットクリーニング939円
スワロークリーニング968円
ココアラ968円
カジタク990円
セルホワイト(旧およりて)990円
ホワイト急便(宅配)998円
せんたく便1,021円
ラクリ1,024円
ヤマトヤクリーニング1,048円
クリーニングモンスター1,100円
リナビス1,175円
リコーベ1,247円
モンクチュール1,265円
クリラボ1,271円
クリーニング東京1,274円
マイスターせんたく便1,318円
十兵衛1,318円
モクリン1,338円
プロケア1,370円
正直なクリーニング屋1,375円
ニック1,500円
ランドリーバスケット1,760円
プラスキューブ1,777円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • チェーン店:661円
  • 宅配(個別):1,582円
  • 宅配(パック):1,213円

全38社の平均価格は、1,199円。ですが、パーカーはクリーニング料金が安めな衣類。若干、実相場とかけ離れている感がありますので、パックタイプと超高級クリーニングの「キレイナ」「ワードローブトリートメント」を除外した9社の平均は、

668円

おおむね670円くらいが相場と言えそうです。普通のパーカーについては、チェーン店が強いですね。

ちなみに、濃い色のパーカーは日焼けしやすいのが難点。以前、エイプの一点もの黒のパーカーが日焼けで色褪せてしまったことがあります。そんなときに便利な業者はワードローブトリートメント

半信半疑でクリーニングに出したのですが、色褪せどこへやら、綺麗に色補正してくれていました。お気に入りだったうえに、もう買うことができなかったため助かった思い出があります。

時間もお金もすごくかかりますが、同じような悩みを抱えている方にはおすすめです。

パーカーをクリーニング!おすすめは?

パーカーおすすめ

おすすめはリネットフランス屋。この2つの業者をうまく使い分けましょう。どちらの業者も、カシミヤなど上質素材に対応。素材に合わせたクリーニングをしてくれます。

リネット
出典:https://www.lenet.jp/

2022年12月現在、リネットはキャンペーンを行っており、初回送料無料になります。

そのため、クリーニング料金が安くなる夏物をメインにクリーニングに出すならリネットがおすすめになります。

宅配クリーニングを利用するにあたって、もっとも高いハードルになる送料の壁。本来なら上質素材で追加料金がかからないネクシーもおすすめにあげたいところですが、ネクシーは4,400円以上利用しなければ送料が1,815円かかってしまいます。

リネットならそんな心配も無用。近所のクリーニング店に出す感覚で宅配クリーニングを利用できます。料金面で見ても、おおむね安い部類に。

パーカー単品や、夏物メインでクリーニングに出したいならリネットおすすめです。

フランス屋
出典:https://www.franceya-shop.jp/

逆に、秋冬物のコートやダウンといったクリーニング料金がかさみがちな洋服を一緒にクリーニングに出したいなら、パックタイプのフランス屋がおすすめです。

たとえば、ダウンジャケットの料金をリネットとフランス屋で比較しますと、

ダウンジャケットの料金比較
  • リネット:3,135円
  • フランス屋:783円

圧倒的にフランス屋が安いことがわかります。そのため、パーカーと秋冬物を一緒にクリーニングに出したいならおすすめはフランス屋です。

2つの業者をうまく使い分け、お得に便利にパーカーをクリーニングしましょう。

パーカーをクリーニングに出す際の注意点

注意点

注意点は3つあります。

  1. 装飾品に注意
  2. シーズンオフ前にはクリーニング!
  3. 外国表記の洗濯表示

では、それぞれ見ていきましょう。

装飾品に注意!

装飾品

シンプルなパーカーなら問題ないのですが、装飾品がいっぱいついているパーカーは追加料金が発生する可能性がありますのでご注意を。

装飾品は、

追加料金がかかりがちな装飾品
  • ビーズ
  • ラメ
  • スパンコール
  • ビジュー

などですね。プリントは装飾品に入りませんのでご安心ください。

ですが、プリントや装飾品の寿命は2~3年と言われています。それ以上経過している場合、いつ剥がれてもおかしくないんですね。どんなに腕のいいクリーニング店にお願いしても、そのリスクはつきまといます。

お気に入りの洋服であればこそいつまでも同じ状態で着続けたい気持ちはわかりますが、プリントや装飾品についてはそうもいかない、ということを頭の隅にでも置いておいて頂ければと思います。

シーズンオフ前にはクリーニング!

シーズンオフ

パーカーは襟や袖に皮脂や汗がつきやすい洋服です。放っておくとどうなるかっていうと、そうですねアレです。

黄ばみやカビ

汚れてないからそのまましまっておくかー、なんてタンスに仕舞っておくと、いざ着ようと思ったときに黄ばみ発見!なんてことになりかねません。

なので、少なくとも「当分着ないかなー」となったときがクリーニングのタイミング。そのシーズンについた皮脂や汗はしっかりと落としてからしまいましょう。そうすることで長持ちすること間違いなしです。

衣替えの時期なら保管サービスも検討してみましょう。今は保管無料のクリーニング業者が増えていますので、うまく活用すれば収納スペースにも空きができますし、いいことづくめです。

外国表記の洗濯表示

外国表記

パーカーはインポートものが人気です。supreme(シュプリーム)とか特に人気ですよね。かっこいいです。

気をつけたいのが、外国表記の洗濯表示はおことわりな店が多いということ。

2016年12月から洗濯表示が世界共通のモノになりましたから、これからはそういう店少なくなるとは思いますが、まだ浸透してないんですよね。

近所の店で「うちでは扱ってないんだよねー」と言われたなら、ご紹介している宅配クリーニング業者をあたってみてください。いずれも外国表記の洗濯表示はOKです。