宅配クリーニングを安さで比較
初心者

宅配クリーニングで料金が安いところってどこなんだろう?

料金は、品質や利便性といった数字にできないモノと違い比較しやすいです。が、クリーニングの厄介な点として「洋服によってクリーニング料金が違う」。

そのため、結論から言うと

クリーニングに出したい洋服によって最安となる業者は異なる

ただ、これで終わってしまうのはあんまりですので、料金が安い業者の探し方や主要な衣類の料金比較をしていこうと思います。

業者の種類について

業者の種類

宅配クリーニングには大きく分けると「個別タイプ」「パックタイプ」の2種類の業者があります。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

料金面で考えると料金が固定されているパックタイプのほうがわかりやすいため、パックタイプから先にお話ししていきますね。

パックタイプ(詰め放題)の特徴と平均料金について

パックタイプ

パックタイプは1点あたりの料金が固定されており、価格は業者によってさまざまです。おおむね料金が中程度以上の衣類をクリーニングに出すことでお得に利用することができます。

パックタイプの最大の特徴として点数が増えるほど1点あたりの価格は下がる

そのため、なるべくまとめて出したほうがお得に利用できます。10点を境にぐっと1点あたりの料金がおさえられる業者が多いため、できれば10点以上で利用したいところ。

また、上質素材や装飾品で追加料金がかかりづらいのもパックタイプの特徴です。バッグに詰めて出すだけで済むのでコートなどは本当に便利ですよね。

個別タイプですとライナー外して、フード外して、洗濯表示をチェックしてなどなど。しっかりチェックしておかないと余計な料金がかかることになりかねません。

それでは次に、パックタイプの平均的な料金相場と安い業者TOP5について見ていきましょう。

パックタイプの料金相場と安い業者

料金相場

当サイトで取り扱っているパックタイプの業者、全23業者の料金を比較していきます。この記事では料金相場と安い順TOP5のみご紹介します。

詳細な内容が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

料金相場

料金相場

まずは全23社90コースの料金相場を見てみましょう。全90コースの料金相場は、

1点あたり1,534円
合計金額14,592円

料金が高くなりがちな上質コースを除いた72コースの平均は

1点あたり1,354円
合計金額12,978円

だいたいこのくらいが平均相場と言えそうです。ちなみに、1点あたりが最安となるコースの1点あたり料金の平均は、

1,129円

できればこの金額でクリーニングに出したいところですが、毎回何十着も出せるわけではありません。うまくクリーニング待ちの衣類を作り、まとめて出したいところですね。

では次に、1点あたり料金が安い順、合計金額が安い順それぞれTOP5を見ていきましょう。

料金が安いのは?

安い

まずは1点あたりの料金が安い順TOP5です。

業者点数上質料金
フランス屋15695円
クリーニング東京30726円
美服パック15732円
フランス屋10823円
フラットクリーニング15827円

フランス屋が強いですね。フランス屋は「安かろう悪かろう」ではなくコスパの高さが光る業者。創業50年の老舗であり再仕上無料サービスもついています。

取扱除外品が少ないのも特徴のひとつ。普段使いの衣類であれば、ダウンやコートといった大物も安心して任せられます。

次に合計金額が安い順TOP5です。

業者点数上質料金
カジタク34,070円
カジタク55,478円
フランス屋56,028円
およりて36,050円
ホワイト急便(宅配)56,578円

TOP1,2位をカジタクた占めています。

カジタクは安心のイオングループ。文句なしでここに決まり!と言いたいところですが、こと宅配クリーニングに関してはやや微妙です。

というのも、取扱除外品がとても多いです。プリーツなど装飾品がついた衣類はNG。カシミヤ・アンゴラといった上質素材は出してもOKですが素材にあわせた洗い方はしない、と明記されています。

そのため、シンプルな衣類に絞って出すか次点で安いフランス屋を利用されると良いでしょう。

パックタイプの料金についてまとめ

料金まとめ

パックタイプは料金が固定されているため、価格面では割とわかりやすいですね。

お話した相場と比較することで、価格によせているのか品質によせているのかざっくりとした判断もつきます。品質については以下の記事も参考にしてみてくださいね。

では、次に扱いが少々厄介な個別タイプについて見ていきます。

個別タイプの特徴について

個別タイプ

個別タイプですが、基本的にはご近所のクリーニング店と同じ料金体系です。

初心者

何が厄介なの?

って思われるかもしれませんね。ややこしくなる原因として、個別タイプは2タイプに分類され、それぞれで料金が大きく異なること。下手すると10倍くらい変わります。

当サイトでは個別とパック両方行っている業者含め9業者紹介していますが、おおむね以下の2タイプに分類されます。

  1. 利便性を追求した業者
  2. 品質を追求した高級クリーニング

それぞれについて見ていきますね。

利便性を追求した業者

利便性

宅配クリーニングの個別タイプとパックタイプって基本的にバッティングしないんですね。

料金が安い衣類は個別タイプのほうが有利ですし、クリーニング代がかさみがちな洋服はパックタイプのほうが有利です。1点から出したいなら個別タイプですし、まとめて出せるならパックタイプ。

保管サービスを利用したいならパックタイプ、などなど。割と住み分けはできています。

では個別タイプのライバルはと言いますと、チェーン店や路面店です。そして、料金や日数では宅配クリーニングは勝てません

厳密にいうと料金面で対抗はできます。路面店のように土地代や建物、バイトさんを雇う必要が宅配クリーニングにはありません。そのぶんクリーニング代に還元できますので。

ただし、宅配は送料があるんですよね。一定以上の金額を利用してもらわないと送料だけで足が出てしまいます。

そのため、無料シミ抜きなどさまざまなサービスをセットにして利便性を高めることで送料をペイしています。

9業者のうち、利便性に寄せている業者は、

利便性に寄せている5業者
  • リネット
  • ネクシー
  • クリコム
  • リアクア
  • 洗宅倉庫

中でもリネット、ネクシーは当サイト調べの利便性スコアでもハイスコア。利便性に寄せているのがよくわかります。

料金は比較的抑え目。「チェーン店よりやや高い」くらいの価格帯ですね。

品質を追求した高級クリーニング

品質

利便性を追求した業者とは異なり、徹底的に品質を重視しているタイプがコチラです。

「洋服なんでもOK」「シミ・汚れ・色掛けなんでもOK」「高級ブランドなんでもOK」という業者が多いのが特徴ですが、その分、料金もべらぼうに高いです。

そのため、利便性を追求した業者と品質を追求した業者を比較するのがナンセンスなんですね。

9業者のうち品質に寄せている業者は、

ここがポイント
  • キレイナ
  • ワードローブトリートメント
  • ピュアクリーニングプレミアム
  • ニック

中でも、ワードローブトリートメントとキレイナの品質は群を抜いています。

が、単純に「安い」業者を探すなら除外しておくべき業者です。当サイトで洋服別の料金相場を出す際にも、このタイプの業者は除いて算出することが多いですね。

個別タイプまとめ

個別タイプまとめ

個別タイプには2タイプの業者があります。

  1. 利便性を追求した業者
  2. 品質を追求した高級クリーニング

そして、料金は衣類によって異なります。

また、個別タイプはパックタイプと違い送料がかかります

宅配クリーニングの送料は通販と違い、行きの送料と帰りの送料、往復分の送料がかかります。だいたい2,000円くらいですね。

「〇円以上の利用で送料無料」となる業者が多いため、できる限り送料無料となるよう調整して利用しましょう。

衣類別料金比較

料金比較

それでは、衣類別に料金を比較して相場を記載していきます。比較するのは、

  1. ワイシャツ
  2. スーツ上下
  3. コート

この中で、ワイシャツは断トツでクリーニング料金が安い洋服。利便性に寄せた個別タイプが強いです。

スーツ上下は、ジャケットのクリーニング料金は中程度ですがスラックスが安い部類に入ります。そのため、スーツ上下も個別タイプが強いですね。

コートはクリーニング料金が中の上。パックタイプが強い衣類の代表格です。

では、それぞれについて見ていきますね。安い順に並べていきます。料金は税抜きです。パックタイプは「パック」列に「〇」を入れています。

ワイシャツ

ワイシャツ

業者料金パック
リアクア319円
リネット319円
およりて宅配クリーニング330円
クリコム330円
ネクシー363円
洗濯倉庫363円
リコーベ416円
プラスキューブ440円
クリーニング東京484円
ポニークリーニング(宅配)550円
フランス屋695円
美服パック732円
フラットクリーニング867円
ホワイト急便(宅配)878円
ラクリ968円
ヤマトヤクリーニング979円
せんたく便988円
カジタク990円
クリーニングモンスター1,100円
リナビス1,175円
クリラボ1,199円
プロケア1,245円
マイスターせんたく便1,318円
正直なクリーニング屋1,375円
ニック1,433円
ランドリーバスケット1,760円
キレイナ2,200円
ワードローブトリートメント3,520円

宅配クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • 個別(利便性):339円
  • 個別(高級):2,860円
  • パック:934円

全30社の平均価格は、964円

宅配クリーニングでワイシャツをクリーニングするなら、おおむね利便性によせた個別タイプを利用すると思います。そのため、だいたい340円くらいを相場として考えておくとよろしいかと。

シミや黄ばみ、カビがついてしまったワイシャツをトップコンディションに戻したいなら高級クリーニング。相場はだいたい2,900円くらいですね。ただし「どこまでやるか」によって追加料金がさらにかかってきますので、まずは見積を出してもらいましょう。

パックタイプは現時点ではかなり不利ですが、ワイシャツを3点カウントしたり、ビジネス専用のコースを設ける業者も増えてきましたので今後に期待ですね。

スーツ

スーツ

業者料金パック
フランス屋1,390円
美服パック1,464円
クリコム1,650円
洗濯倉庫1,650円
フラットクリーニング1,734円
ホワイト急便(宅配)1,756円
リアクア1,760円
リネット1,771円
ネクシー1,848円
クリーニング東京1,936円
ラクリ1,936円
ニック1,950円
ヤマトヤクリーニング1,958円
せんたく便1,976円
およりて宅配クリーニング1,980円
カジタク1,980円
ポニークリーニング(宅配)2,200円
クリーニングモンスター2,200円
リナビス2,375円
クリラボ2,398円
プロケア2,490円
リコーベ2,494円
マイスターせんたく便2,636円
正直なクリーニング屋2,750円
プラスキューブ3,388円
ランドリーバスケット3,520円
キレイナ7,150円
ワードローブトリートメント9,240円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • 個別(利便性):1,736円
  • 個別(高級):8,195円
  • パック:2,214円

全30社の平均価格は、2,544円

個別タイプのほうが安いのですが、個別タイプには送料というネックがあります。そのため、この価格差ならパックタイプを利用してワンピースやプリーツスカート、冬場ならコートやダウンといった大物を混ぜることでパックタイプのほうがお得になる可能性も。

スーツについてもパックタイプは上下1セットで1点とカウントしたり、ビジネスコースを提供したり工夫をしていますので、これからどんどん利用しやすくなると思います。

高級クリーニングはやはり高いですね。中でもキレイナとワードローブトリートメントは群を抜いています。トップコンディションに戻したいならだいたい8,000円くらいかかるという目安としてご利用ください。

コート

コート

業者料金パック
フランス屋695円
美服パック732円
フラットクリーニング867円
ホワイト急便(宅配)878円
洗濯倉庫879円
クリーニング東京968円
ラクリ968円
ヤマトヤクリーニング979円
せんたく便988円
およりて宅配クリーニング990円
カジタク990円
リナビス1,175円
ポニークリーニング(宅配)1,100円
クリーニングモンスター1,100円
クリラボ1,199円
プロケア1,245円
リコーベ1,247円
マイスターせんたく便1,318円
正直なクリーニング屋1,375円
ニック1,500円
プラスキューブ1,694円
ランドリーバスケット1,760円
リアクア1,870円
クリコム1,980円
リネット2,090円
ネクシー2,200円
ピュアクリーニングプレミアム3,500円
キレイナ7,700円
ワードローブトリートメント7,810円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • 個別(利便性):2,035円
  • 個別(高級):6,337円
  • パック:1,129円

全30社の平均価格は、1,771円

パックタイプの平均は個別タイプの約半額。パックタイプなら上質素材や装飾品で追加料金がかからない業者も多いため、多少無理をしてもコートはパックタイプを利用したいところです。

高級クリーニングも価格は6,300円とややおさえめ。コートは購入価格が高いため、クリーニング料金との比率を考えると高級クリーニングを利用しやすい部類ですね。

上記以外の衣類について

ほかの衣類

3種の衣類のクリーニング料金比較を見ていただくとわかるとおり、洋服によってクリーニング代は大幅に変わります。特に個別タイプ。

そのため、クリーニングに出したい衣類ごとに料金を比較していきたいところ。それぞれに記事をまとめていますので参考にしてみてくださいね。

代表的な洋服の種類は、

それ以外の洋服や素材につきましては以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

まとめ

個別タイプは用途によって料金が大幅に変わるため「利便性重視」「品質重視」に分けて料金を比較しました。

パックタイプは点数が増えるほど1点あたりの料金は安くなることをおさえておきましょう。

全ての洋服について「安いのはココ!」とは言えないのですが、「このくらいの価格帯ならココが安いのかな?」といったざっくりとした相場と安い業者については把握できたかと思います。

料金含めトータルでのおすすめ業者や目的別クリーニング業者の選び方については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。