シャツクリーニング
初心者

お気に入りのシャツをクリーニングしたいんだけど、コレいくらかかるのかな?種類がいっぱいあってわかりづらいんだけど

クリーニング店の前を通りかかると「Yシャツ140円!」といったノボリを見かけますよね。

「シャツ140円なら安いな、クリーニングしようかな」と持っていったら思ったより高かった、というのはよくあるお話。

この記事では、シャツに関するクリーニングトラブルを減らすべく、シャツをクリーニングに出すときの注意点や料金相場などシャツクリーニングに関する情報をお話ししていきます。

まずはおすすめ!という方はコチラから。

はじめに~シャツの種類による料金の違い

シャツの種類

「シャツ」と一言で言っても種類は数多くあります。そして、クリーニング業者は明確に区別し値段が変わります

シャツの種類を大雑把に分けると以下の5つになります。

ここがポイント
  1. ワイシャツ
  2. ブラウス
  3. シャツ
  4. Tシャツ
  5. ポロシャツ

この記事で取り扱うのは3~5です。ワイシャツとブラウスについては以下の記事をご参照ください。

ちなみに、ワイシャツであっても高級な生地が使用されている場合、シャツ扱いとしてクリーニングに出したほうが良いことも。そのあたりについては後述しますね。

では、それぞれ「クリーニング業者でどう定義されているか」について見ていきましょう。

ワイシャツとシャツの違い

ワイシャツとシャツの違い

シャツの中でももっともクリーニングに出す機会が多く、勘違いしやすいのがワイシャツ。

ワイシャツとシャツは違います

ワイシャツは型が決まっていますので流れ作業でクリーニングできます。対してシャツは型も素材もバラバラですから、一点一点仕上げをしていく必要があるんですね。

そのため、基本的にワイシャツよりもシャツの方がクリーニング料金が高くなります。ネクシーでのシャツとワイシャツの定義を例に出しますと、

シャツとワイシャツの違い

ネクタイを締めないで着るシャツ。水洗い出来ない物や、ファッション性が高い物は、カジュアルシャツとして取り扱いさせて頂きます。

ただし最近はビジネスカジュアルが進み、ワイシャツとカジュアルシャツの区別がつきづらいシャツも多くなりました。そのため、リネットやネクシーのようにワイシャツとシャツを区別しなくなった業者もあります。

ですが、そういった業者はまだ少数。大半の業者ではワイシャツとシャツを区別します。

たとえば白洋舎ですと、

ワイシャツ385円
シャツ660円

値段が倍近く変わってきます。基本的には、ネルシャツやデニムシャツといった普段着になるものは全てシャツに分類されると思って頂ければ良いと思います。

定義は業者によって異なりますので、事前に確認するか、店頭に持ち込んでいくらなのか聞いてみましょう。

ちなみに女性用のワイシャツは「ブラウス」として区別されます。ブラウスについては以下の記事を参考にしてみてください。

料金にまつわる豆知識

豆知識として、シャツとワイシャツを区別しない業者のほうが「シャツ」のクリーニング料金は安いことが多いことも覚えておきましょう。

シャツのクリーニング料金最安業者は、ワイシャツとシャツを区別しないリネットです。

ワイシャツはシャツと区別する業者を利用、シャツは区別しない業者を利用することでお得にクリーニングできる可能性が高まります。

この記事ではワイシャツは取り扱いませんので、ワイシャツについては以下の記事を参考にしてみてくださいね。

シャツとTシャツやポロシャツの違い

Tシャツやポロシャツとの違い

衣類としては全然別物ですが、Tシャツとポロシャツも「シャツ」と名がついてますのでこの記事で取り扱います。

Tシャツやポロシャツの料金相場ってパッと頭に浮かぶ方おられますか?普通は浮かばないですよね。

基本的に洗濯するため、この2種の衣類はクリーニングに出さない方が多いと思います。

ただし、シミがついてしまったり油溶性の汚れがついてしまったり、シーズンオフ前にクリーニングすることもあるでしょう。

気になる料金ですが、シャツよりもTシャツやポロシャツのほうが高い業者が多い

意外ですよね。「カットソー」にはTシャツもポロシャツも含まれますので、どちらになるのかを確認してからクリーニングしましょう。

Tシャツとポロシャツの定義について

「そんなの間違えるわけないだろう」と思われるかもしれませんが、念のために。リネットの定義をご紹介しておきますね。

まずはTシャツから。

一般的なTシャツ(半袖・長袖)が該当します。下記いずれかに当てはまる場合はTシャツ扱いにはなりませんのでご注意ください。

  • 腰丈以上の長さがあるもの:ワンピース/チュニックに該当します
  • 腰丈未満の長さで袖がないもの:ノースリーブ/キャミソールに該当します

次にポロシャツです。

衿付き半袖シャツ。衿開きに3ヶ所程度のボタンがあるシャツになります。

腰丈以上の長さがあるものは「ワンピース/チュニック」扱いとなりますのでご注意ください。

おもに女性に関係することですが、腰丈以上かどうかでワンピースに、袖の有無でキャミ扱いになる可能性があります。リネットでの料金の違いは、

シャツ484円
Tシャツ715円
ポロシャツ715円
ノースリーブ/キャミソール770円
ワンピース/チュニック1,375円

結構なお値段変わってきます。業者によって定義は異なると思いますので、お店に持ち込む際はしっかりと確認しておきましょう。

ワンピースかも?と思われた方は、以下の記事を参考にしてください。

シャツの種類まとめ

まとめ

繰り返しになりますがシャツの種類を大雑把に分けると以下の5つになります。

ここがポイント
  1. ワイシャツ
  2. ブラウス
  3. シャツ
  4. Tシャツ
  5. ポロシャツ

この記事で取り扱うのは3~5です。Tシャツ、ポロシャツにならない以下のシャツは全てシャツ扱いになると思っていただければ。

「シャツ」扱いになる衣類
  • ドレスシャツ
  • ネルシャツ(フランネル)
  • アロハシャツ
  • デザインシャツ
  • オーバーシャツ
続きを見る
  • ドロップショルダー
  • オープンシャツ
  • オープンカラーシャツ
  • ワークシャツ
  • ミリタリーシャツ
  • ボタンダウンシャツ
  • レギュラーカラーシャツ
  • スキッパーシャツ
  • スタンドカラーシャツ
  • バンドカラーシャツ
  • ボウタイシャツ
  • ラウンドカラーシャツ
  • ロールカラーシャツ
  • ノーカラーシャツ
  • オックスフォードシャツ
  • バンドカラーシャツ
  • デニムシャツ
  • 開襟シャツ など

シャツは呼び名が多く種類も多いため、整理するのも大変ですね。ちなみにラガーシャツはポロシャツに区分されることが多いです。

では、次に料金相場についてお話ししますね。

シャツをクリーニング!41社比較で相場を知ろう

シャツのクリーニング料金

「シャツ」「Tシャツ」「ポロシャツ」それぞれについて見ていきます。

料金のソースは各業者の公式ページです。

「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

※料金は税込です。またパックタイプは1点あたりの料金が最安となるコースの1点あたりの金額を記載しています。

大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。

シャツ

シャツ

業者料金チェーンパック
ネクシー363円
クリーニングピュア400円
ホワイト急便400円
カーニバルクリーニング418円
うさちゃんクリーニング450円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • チェーン店:510円
  • 宅配(個別):1,251円
  • 宅配(パック):1,202円

全41社の平均価格は、1,075円。だいたい1,100円くらいが相場、と言いたいところですが「シャツ」はクリーニング料金が安い部類の衣類。

料金が固定されているパックタイプを含めるのは現実的でないのに加え、高級クリーニング2社の料金も群を抜いて高いです。

そのため、チェーン店と、高級クリーニングを除いた個別タイプ13社の平均である505円が現実的な相場と言えそうです。

シャツは、宅配クリーニングのリネットとネクシーがTOP3にいる珍しい衣類ですね。リネットは初回割引が優秀で、ネクシーは上質素材や装飾品での追加料金がかかりません。

シャツをクリーニング料金で選ぶならオススメの利用の仕方は、

ここがポイント
  • まだリネットを利用したことがないならリネット
  • リネンなど上質素材やビーズなどの装飾品がついたシャツならネクシー
  • ダウンやコートといった冬物も一緒にクリーニングするならクリーニング東京

Tシャツ

Tシャツ

Tシャツは1社調査中のため40社での比較になります。

業者料金チェーンパック
クリーニングピュア400円
カーニバルクリーニング418円
スワロークリーニング462円
うさちゃんクリーニング500円
洗濯倉庫506円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • チェーン店:537円
  • 宅配(個別):1,308円
  • 宅配(パック):1,202円

全40社の平均価格は、1,104円。だいたい1,100円くらいが相場といえそうですね、と言いたいところですが「Tシャツ」も「シャツ」同様にクリーニング料金が安い部類の衣類。

料金が固定されているパックタイプを含めるのは現実的でないのに加え、高級クリーニング2社の料金も群を抜いて高いです。

そのため、高級クリーニングを除いた個別タイプとチェーン店をあわせた12社の平均である554円が現実的な相場と言えそうです。

ポロシャツ

ポロシャツ

業者料金チェーンパック
クリーニングピュア400円
カーニバルクリーニング418円
スワロークリーニング462円
うさちゃんクリーニング500円
洗濯倉庫550円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • チェーン店:538円
  • 宅配(個別):1,346円
  • 宅配(パック):1,202円

全41社の平均価格は、1,097円。だいたい1,100円くらいが相場といえそうですね、と言いたいところですが「ポロシャツ」もクリーニング料金が安い部類の衣類。

料金が固定されているパックタイプを含めるのは現実的でないのに加え、高級クリーニング2社の料金も群を抜いて高いです。

そのため、高級クリーニングを除いた個別タイプとチェーン店をあわせた13社の平均である573円が現実的な相場と言えそうです。

上質素材が使用されているシャツ

上質素材シャツ

番外編として、「シルク」「麻(リネン)」「カシミヤ」といった上質素材が使用されているシャツの料金も記載しておきます。

上質素材のシャツについては情報がない業者が多いため27業者で比較します。

業者料金チェーンパック
ネクシー363円
クリーニング東京637円
クリーニングピュア680円
リネット704円
うさちゃんクリーニング900円

全27社の平均価格は、1,326円。だいたい1,300円くらいが相場といえそうですね。

シャツ自体のクリーニング料金は安いものの、チェーン店の多くはコースが変わり料金が倍近くになります。宅配クリーニングですと追加料金が発生するケースが多いですね。

こういった衣類には追加料金がかからないパックタイプが強いのですが、もともとの値段が低いためパックタイプも利用しづらいです。

そのため、個別タイプでかつ追加料金がかからないネクシーが使いやすいと思います。

料金比較まとめ

料金比較まとめ

シャツ3種のクリーニング料金と、上質素材が使用されている場合の料金について見てきました。それぞれの平均をおさらいしますと、

ここがポイント
  • シャツ:505円
  • Tシャツ:554円
  • ポロシャツ:573円
  • 上質素材シャツ:1,326円

平均で見るとあまり差がないように見えますが、業者によっては300円近く変わることもありますのでご注意くださいね。

シャツをクリーニング!おすすめは?

シャツおすすめ

おすすめはリネットクリーニング東京。この2つの業者をうまく使い分けましょう。

リネット
出典:https://www.lenet.jp/

宅配クリーニングでどうしてもネックになるのが送料。夏物やカットソーなどはクリーニング料金が安く、送料無料の条件をなかなか突破できません。

そのため、夏物メインでクリーニングに出すなら初回利用なら無条件で送料無料になるリネットがおすすめになります。

本来ならネクシーもおすすめにあげたいところですが、ネクシーは4,400円以上利用しなければ送料が1,815円かかってしまいます。

リネットならそんな心配も無用。近所のクリーニング店に出す感覚で宅配クリーニングを利用できます。料金面で見てもおおむね安い部類に。

クリーニング料金が安い衣類をメインに利用したいならリネットおすすめです。

クリーニング東京
出典:https://tokyo.cleaning.shop/

逆に、秋冬物のコートやダウンといったクリーニング料金がかさみがちな洋服を一緒にクリーニングに出したいなら、パックタイプのクリーニング東京がおすすめです。

シャツはクリーニング料金が安めのためパックタイプは不利なのですが、クリーニング東京はシャツ・カットソー類は2点で1点としてカウントします。つまり半額でクリーニングできるわけですね。

パックタイプは秋冬物に強いため、シャツとあわせてクリーニングしたいならクリーニング東京を推します。たとえば、ダウンジャケットの料金をリネットとクリーニング東京で比較しますと、

ダウンジャケットの料金比較
  • リネット:3,135円
  • クリーニング東京:1,274円

圧倒的にクリーニング東京が安いことがわかります。そのため、シャツと秋冬物を一緒にクリーニングに出したいならおすすめはクリーニング東京です。

2つの業者をうまく使い分け、お得に便利にシャツをクリーニングしましょう。

シャツをクリーニングに出す際の注意点

注意点

シャツは、コート・スカート・ワンピースに次いで追加料金が発生しやすい洋服だと思います。

シンプルなシャツなら問題はありませんが、ありとあらゆる素材や装飾品が使われていますので、気が付いたらクリーニング代が倍になっていた!なんてことも。

クリーニング代が安いですから、軽い気持ちで持っていったらえらい金額を請求された、なんてことになりかねません。ですので、まずはお手持ちのシャツをもとに、これからお話する注意点をチェックして頂ければと思います。

注意点は2点。

  1. 上質素材
  2. 装飾品

それぞれ少し詳しく見ていきますね。

シャツに上質素材は使われていない?

上質素材

シンプルなシャツでも、意外に使われていることが多い上質素材。代表的なモノは、

代表的な上質素材
  • シルク
  • 麻(リネン)
  • カシミヤ

宅配クリーニングの多くは、30%以上使われている場合に追加料金、となっています。リネットなら+220円。

30%以上使われていると、手触りや質感変わりますのでだいたいわかります。が、チェーン店の多くは1%でも使われていると追加料金

1%だと、正直全然見分けつかなかったりします。え?入ってたの?なんてシャツがチラホラ。しかもチェーン店の場合、コースそのものが変わりクリーニング代が倍になったりします。

シャツくらいのクリーニング代なら倍になっても、そこまで痛手ではないのですが、コートなどの大物ですとダメージでかいですよね。

そのため、普段使いのクリーニング店が上質素材をどう扱っているか?はチェックしておくのが吉です。1~29%なら宅配クリーニングのほうがお得になるケースが多い、ということも頭の隅にでも置いておいて頂ければ。

シャツに装飾品はついていますか?

装飾品

よく使われているのが、

使われていることが多い装飾品
  • レース
  • 一部革素材
  • エンブロイダリーレース

レースやビーズ、革素材といったモノは割とわかりやすいのですが、見落としがちなのがエンブロイダリーレース

布地に入っている刺繍みたいなモノですね。どちらかというとシャツよりもブラウスやワンピースで使われていることが多いです。裾など一部に使われていると見わけがつきやすいのですが、全体に入っていると模様と勘違いしがちです。

なんとなく、これ洗うの手間かかりそうだな…と思ったら、追加料金がかかると覚悟しておいたほうがいいですね(笑)。装飾品がついている場合、リネットなら+220円です。

シャツをクリーニングするときの注意点まとめ

まとめ

上記の2点をおさえておけば、基本的に大丈夫かと思います。もし、近所のお店で上記に該当しても追加料金を取られない場合、「ラッキー!」とは思わないでくださいね。

追加料金が発生するのは、それだけ手間がかかるということなんです。追加料金を取られないという事は手間をかけない、ということでもあります。

帰ってきたシャツが見る影もない姿に…なんてことは避けたいですよね。素敵な洋服にはメンテナンスにもお金がかかってしまうものなのです。

ここは割り切って、きちんとクリーニングしてくれる業者に預けたいですよね。あまりにも追加料金がかかりそうなら、上質素材や装飾品で追加料金がかからないネクシーがおすすめですよ。

高級シャツのクリーニング

高級シャツ

いわゆる高級ブランド、ハイブランドのシャツですね。生地や仕立てこだわりがある業者が多く、凝ったデザイン・シルエットのシャツが多く販売されています。

素材もシルク100%など上質素材メインで構成された生地が多いため、風合いが命。シワ加工されたシャツも素敵ですよね。

値段はワイシャツでも1万円を超えるものが多く、カジュアルシャツなら10万円を超えることも珍しくありません。下手なコートよりもよほどハイコスト。

それゆえ、大事に着ている方も多いでしょうし、クリーニングで失敗なんて考えたくもないですよね。

おすすめの業者は?

ハイブランドも先にお話した2業者がおすすめです。日常的にハイブランドを扱っており再仕上無料。各種オプションもつけられますので、気になるようでしたらオプション指定すると安心度が増します。

とはいえ「多少高いほうが安心」という方もおられるでしょう。そんな方におすすめなのは「ワードローブトリートメント」。

ワードローブトリートメント
出典:https://www.wardrobetreatment.jp/

ワイシャツ・シャツ・ポロシャツ3,520円
ブラウス3,850円

当サイトで独自に宅配クリーニング業者26社の品質をリサーチした結果、トップだった(スコア:20)のがワードローブトリートメントです。

NOと言わないクリーニング。プリーツの復元まで手掛ける高級クリーニングです。品質については動画を見て頂くのが早いと思います。


※音が出ます。ご注意ください

料金はネクシーの約5~10倍。本当に大事な衣類、もしくはシミや汚れなどダメージが大きい衣類に絞って依頼されるとよろしいかと思います。

クリーニング日数と頻度について

日数と頻度

クリーニング日数

クリーニング日数はおおむね他の衣類と同様です。

ここがポイント
  • チェーン店は即日OKな店なら即日可能
  • 宅配クリーニングはリネットが最速で2日。ほかはおおむね4~10日ほど

注意点も一般衣類と同様ですね。

日数に関する注意点
  • 上質素材や装飾品が使用されているとクリーニング日数が伸びる。目安として+2~3日くらい
  • 「ウェット加工」などオプションをつけるとクリーニング日数が伸びる。目安として+2~3日くらい
  • 即日クリーニングを利用すると服が傷むスピードが速まる可能性が高い。なるべく時間に余裕をもってクリーニング

詳細は以下の記事を参考にしてみてください。

クリーニング頻度

クリーニング頻度

シャツ類は基本的に1回着用したらクリーニングor洗濯

短い時間であっても少なからず皮脂や汗、ホコリや塵がついています。そのため、着用ごとに洗うのがベストです。

ただし、シャツのクリーニング料金は見て頂いた通り結構お高いです。ワイシャツは安いので毎回出せちゃうんですけどね。

そのため、普段は洗濯で手入れをし、長持ちさせたいシャツは1シーズンに一回クリーニングというタイミングでよろしいかと。

もしくは普段はスーツでお仕事をされている方なら、休日に着たシャツ類はクリーニング待ちとして置いておく。スーツやワイシャツをクリーニングに出すタイミングでまとめてクリーニングに、という方法でもよいかもしれませんね。

特に「宅配クリーニング」を利用する場合。宅配クリーニングは送料がかかります。「〇〇円以上の利用で送料無料」となる業者が多いため、まとめてクリーニングすることで送料を無料にすることが可能になります。

パックタイプでも多くの業者は5点~となっており、点数が増えれば増えるだけ1点あたりの価格は下がります。

クリーニング待ちの衣類をストックしておくことが宅配クリーニングをお得に利用する第一歩。詳細は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

自宅でのケア方法

自宅でのケア

長く着たいシャツであることを前提にお話ししますね。100円Tシャツなどは、脱いだあと洗濯カゴに投げ入れてOKだと思います。

着用後のケア

着用後のケアは一般衣類と同じですね。

着用後のケア
  • ブラシで埃を落とす。落としながら汗染みや汚れをチェック
  • 汗が染みているようなら乾いたティッシュを押し当てて汗を拭きとる
  • 大量に汗が染みているようなら早めに洗濯orクリーニング
  • 汚れやシミはクリーニング予定なら触らないほうが無難。固形物がある場合、乾いてからブラシで落とす
  • クリーニングしないつもりならコチラを参考にシミにアプローチ

どこまでやるかは、お手持ちのシャツへの思いと相談になります。毎回コレをやるのは手間ですので。

保管方法

保管方法

保管方法は大きく分けると

  1. ハンガーにかける
  2. 畳む
  3. 預かりサービスの利用

の3つに分けられます。それぞれについてお話ししていきます。

1.ハンガーにかける

ハンガー

なんといってもお手軽なのがハンガー収納のいいところ。陰干しが終わったらそのままクローゼットへ。

ハンガー収納のデメリットは、

ハンガーのデメリット
  • 場所を取る
  • ハンガーのかけジワがつくことも
  • サイズがあっていないと伸びてしまうことも

最大のデメリットは場所を取ること。クローゼットは8分目を意識し、それを超えてしまいそうなら畳みにしましょう。詰め込み過ぎると色移りやプリントが剥がれてしまう原因にも。通気性がよくないことでカビの原因にもなりかねません。

また、大事なシャツは太めのハンガーを使用。長期間着ないようならかけジワがつかないよう、こちらも畳んで収納しましょう。

重い素材や装飾品がついていると伸びてしまう可能性もありますので、こちらも畳んで収納。

2.畳む

畳む

畳む場合のメリットデメリットは、ハンガーと真逆ですね。ただし、正しく折らないと折ジワがついてしまうことも。

畳みについては説明するよりも動画を見て頂いたほうが早いかと思いますので、動画をご紹介しておきますね。

※動画は音が出ますのでご注意ください

キレイに畳むよりもスピード重視

Tシャツをキレイに畳む方法

シャツをキレイに畳む方法

ハンガー・畳み共通の注意点

共通の注意点

シャツを保管するにあたって共通の注意事項があります。

まず、除湿剤と防虫剤は使用しましょう。どんな衣類でもカビや虫食いは最大の敵です。このとき、使用する防虫剤は1種類にすることも大事です。2種類以上使用すると衣類にシミがついたり変色する可能性も。

次に、まめな換気。頻繁でなくて良いのでクローゼットやタンスを開けてあげて換気をしてあげましょう。

最後に、合皮やプリントが使用されているものは他の衣類以上に間隔をあけてあげること。ともに2~3年が寿命と言われており、うっかり別の衣類に張り付いてしまうことも。

そのシャツだけがお亡くなりになるのならまだ仕方ないのですが、別の衣類にまで被害が及ぶのはなるべく避けたいですよね。

預かりサービスの利用

保管サービス

衣替えの時期など、当分着用予定がないのであればシャツであっても保管サービスに出すことをオススメします。

そうすることで、

シャツにありがちなトラブル
  • 折ジワ・畳みジワ
  • ハンガーにかけることの伸び、ハンガージワ
  • 防虫・防湿管理

から解放されます。クローゼットに空きができるのも見逃せません。

最近は1年じゅう保管サービスを行っている業者も増えているため、夏物を秋にクリーニング&保管。春まで預かってもらう人も増えています。

クリーニングに出すことでTシャツならダルダルになった首回りをキレイにしてもらえることも。

シーズンオフのクリーニングがてら保管サービスの利用も検討してみましょう。

洗濯方法

洗濯方法

洗濯についても長く着たい衣類に絞ってお話ししますね。100円Tシャツなどは、普通に通常コースでぐるぐる洗濯して脱水、乾燥機にかけて外干しでいいと思います。

ただ、大事な衣類の洗濯方法ってだいたいどの衣類も同じなんですよね。ここではコートの記事をご紹介しておきます。

一部シャツに変更してポイントについてお話ししますね。

ここがポイント
  1. 洗濯表示で素材をチェック
  2. 洗濯表示の「水洗い」可否をチェック
  3. 洗剤は中性洗剤を使用
  4. 色落ちしないかチェック
  5. シミや汚れが目立つ箇所に前処理
  6. 洗濯ネットに入れて洗濯機もしくは手洗い。プリントや装飾品がある場合は裏返して剥がれないよう注意
  7. 脱水は長くても3分ほど
  8. 手をアイロンだと思ってしわを伸ばしつつ陰干し
  9. アイロンがけをするなら洗濯表示に従う

まず洗濯表示からどんな洗い方が可能なのかを確認しましょう。家庭用の洗濯機に対応していない場合には諦めてクリーニングに出すのが無難です。

次に重要なのがしわや縮みの原因を作ってしまわないようにすることで、洗濯機のコースはおしゃれ着用などの穏やかなタイプのコースを選び、使用する洗剤も中性洗剤にします。

後は洗濯用ネットに入れて洗濯をすれば自宅でもきれいに洗濯できます。

洗濯が終わったらできるだけ速やかに取り出してハンガーにかけ、しわにならないようにぴしっと伸ばして陰干しをすれば大丈夫です。基本的には乾燥機で乾かすのは無理だと考えておきましょう。

「この素材大丈夫?」「この装飾品大丈夫?」については、コートよりもパーティドレスのほうが判断基準は似ています。気になるものがあれば以下の記事をチェックしてみてください。

洗濯した結果、色移りしてしまった場合は以下の記事を参考に。

まとめ

まとめ

シャツをクリーニングするにあたって必要な情報をお話ししてきました。

ここがポイント
  • クリーニング業者でのシャツの定義
  • それぞれの料金相場
  • 料金がかかりがちな上質素材と装飾品について
  • 長持ちさせるための自宅でのケア方法
  • 毎回クリーニングはお金がかかりすぎるためホームクリーニングの方法

失敗することなく、うまくシャツをクリーニングできる手助けになれば幸いです。