日常から離れた雪山。お気に入りのウェアで目いっぱい楽しみたいところですが、ウェアが汚れてしまっていては楽しさも半減。クリーニングに出したいところですが、スキー・スノボウェアって情報が少ないんですよね。
そのため、この記事ではスキー・スノボウェアのクリーニングに関する情報をあますことなくお伝えしていきます。
おさえておきたい5つのポイント

スキー・スノボウェアをクリーニングするにあたって知っておきたいポイントをお話していきます。ポイントは以下の5点。
- クリーニング業者の種類について
- スキー・スノボウェアの種類について
- クリーニング料金の相場について
- 仕上がりまでの日数について
- オプションについて
それぞれについて見ていきますね。
クリーニング業者の種類について

クリーニング業者には、大きく分けると個別タイプとパックタイプという2種類の業者があります。この記事では35業者を比較しています。内訳は、個別タイプ9業者、パックタイプ28業者になります。
個別タイプ
個別タイプは、ワイシャツ150円、ジャケット1,000円、といったように洋服それぞれにクリーニング料金が設定されているタイプ。
お近くのチェーン店なんかもこのタイプですね。クリーニング料金が安い洋服は、個別タイプを利用するとお得にクリーニングできます。
パックタイプ
パックタイプは洋服1点あたりの料金が固定されているタイプ。
10点で10,000円、といった感じですね。この場合、洋服は何を出しても1点あたり1,000円です。クリーニング料金が高くなりがちな、ダウンやコート、ワンピースといった洋服を出すと、かなり高いコスパをたたき出すことができるのがパックタイプの特徴。
難点としましては、おおむね5点~という業者が多いため、クリーニングしたい洋服が少ない場合は使いづらいこと。クリーニング待ちの衣類がある程度たまってからクリーニングに出す、という使い方が一般的です。
スキー・スノボウェアはどっちがいいの?
料金の箇所で相場について触れていますがスキー、スノボウェアのクリーニング料金は、中の上くらい。そのため、パックタイプが有利になります。
スキー仲間やご家族と一緒にクリーニングに出すことができれば最高ですね。パックタイプは点数が増えれば増えるだけ1点あたりの価格は下がります。できるだけ数をそろえてまとめて出すのがお得への近道です。
オフシーズンにクリーニング代がかさみがちな冬物と一緒にクリーニングに出すのもオススメですよ。
スキー・スノボウェアの種類について

まず、スキーウェアとスノボウェアはクリーニング店的には同じモノとして扱われます。ですが、衣類の種類によって細かく料金分けがされています。種類とは、
- スキーウェア上
- スキーウェア下
- スキーウェアつなぎ
- スキー手袋
パックタイプなら1点あたりのお値段は同じなのですが、個別タイプ、特にチェーン店を利用される際はお気をつけください。店頭に記載されていないことが多いため、利用前にお近くの店に電話確認されることをオススメします。
「クリーニングに出しに行ったはいいけれど、ちょっとお値段高いな…やめておこうかな…」と思っても、店員さんになかなか言い出しづらいですよね。
ちなみに、スキー・スノボウェアによく使われている「ゴアテックス」。こちらは上質素材ではありませんので追加料金がかかることはありません。
が、防水加工をされている洋服は追加料金、といったお店もありますので、やはり事前に電話で確認されるのが確実です。
クリーニング料金の相場について

料金の詳細は別記事に記載していますので、そちらをご参照ください。

全35業者の平均価格を抜粋しますと、
- スキーウェア上:2,205円
- スキーウェア下:2,073円
- スキーウェア上下合計:3,540円
- スキーウェアつなぎ:2,502円
- スキー手袋:1,662円
クリーニングに出される際のひとつの目安になるかと思います。やはり一回着るたびクリーニングできるほど安いお値段ではないですね。目だった汚れがついてしまったり、シーズンオフにまとめてクリーニング、というのがよろしいかと思います。
それ以外は、面倒ですが自宅で洗濯しましょう。洗濯の頻度や簡単な方法については後述していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
参考~スキーウェア上下のクリーニング料金TOP5

参考までにスキーウェア上下のクリーニング料金を載せておきますね。
| 業者名 | 上下 | チェーン | パック | 日数 |
|---|---|---|---|---|
| イーピュア | 2354 | △ | 5営業日 | |
| 洗濯倉庫 | 2400 | △ | 7日 | |
| GiVu | 2422 | ○ | 3日 | |
| フラットクリーニング | 2474 | ○ | 4日 | |
| ホワイト急便(宅配) | 2512 | ○ | 7営業日 | |
| ラクリ | 2636 | ○ | 4営業日 | |
| ココアラ | 2660 | ○ | 3営業日 | |
| フランス屋 | 2664 | ○ | 5営業日 | |
| クリーニング東京 | 2714 | ○ | 2日 | |
| ポニークリーニング | 2750 | ○ | 1日 | |
| TSUMUGU | 2944 | ○ | 6営業日 | |
| 十兵衛 | 3074 | ○ | 6日 | |
| ヤマトヤクリーニング | 3166 | ○ | 15営業日 | |
| せんたく便 | 3250 | ○ | 5日 | |
| カジタク | 3298 | ○ | 2日 | |
| DEA | 3348 | △ | 3週間 | |
| リナビス | 3418 | ○ | 5営業日 | |
| セルホワイト | 3496 | ○ | 4週間 | |
| ノムラクリーニング | 3510 | ○ | 即日 | |
| クリラボ | 3550 | ○ | 3日 | |
| クリーニングモンスター | 3736 | ○ | 4営業日 | |
| クリーニングパンダ | 3740 | ○ | 3営業日 | |
| リネット | 4070 | 2日 | ||
| プラスキューブ | 4070 | ○ | 7日 | |
| モクリン | 4182 | ○ | 7日 | |
| リアクア | 4400 | 4営業日 | ||
| 正直なクリーニング屋 | 4456 | ○ | 4営業日 | |
| ネクシー | 4620 | △ | 5日 | |
| モンクチュール | 5000 | ○ | 10日 | |
| 白洋舎 | 5280 | ○ | 即日 | |
| ニック | 7534 | △ | 5営業日 |
仕上がりまでの日数について

こちらも別記事にとりまとめていますので、詳細についてはそちらをご参照ください。

代表的な6業者を調査した結果、5~14日。
スキー・スノボウェアって即日クリーニングいけそうなイメージがありますが、ダメです(笑)。だいたい通常衣類の+3~5日ほどかかると思っていただければ。
今週末に雪山に行くのにクリーニング間に合わない!なんてことがないよう、なるべく時間に余裕をもってクリーニングに出したいですね。
オプションについて

クリーニングされる際につけておきたい代表的なオプションについてお話します。
- 撥水加工
- 汗抜き加工
- オフシーズンの保管
撥水加工
撥水加工はつけたいけれど、料金はどのくらい?こちらについても料金の記事に記載しています。

全26業者の平均価格は、撥水加工:+803円。
ウェア上下につけたとして、撥水加工+ウェア上下のクリーニング料金合計は、5,102円
ちょっとお高いですね。。。こんなにかかるなら自分でやろうかなあ…という方は以下の内容をご参照ください。ちょっと長くなりますので折りたたんでおきます。
自分で防水スプレーを振るなら?コツと注意点

「お金かけるくらいなら自分でスプレー振るわ!」という方には、知っておいて頂きたいポイントがあります。ポイントは、
ここがポイント
- 洗濯やクリーニングなどで汚れを落としたあとに振る
- 熱を与えることで効果を高める
↓の記事はダウンの記事ですが、スキーウェアも考え方は同じですので、よろしければご参照ください。

次に注意点ですが、防水スプレーの選び方です。スキー・スノボウェアに使用する防水スプレーは防水透湿素材に使用可のモノを選ぶということ。
ゴアテックスかポリエステル・ナイロン素材かは別として、スキー・スノボウェアには基本的に防水透湿加工(水や雪を弾いて汗は外に出す効果)が施されています。
ので、その効果を消さないように、対応したスプレーを使用しないとダメなんですね。そうしないと「雪は弾くけどなんかすごい蒸れる…」なんてことになりかねませんのでご注意を。
種類がいっぱいで探すのが面倒!でしたら「ゴアテックスOK」な防水スプレーを選ぶと間違いがないと思います。
スキーウェアには撥水加工と防水加工どっちがいいの?
この2つの違いをすごくざっくり説明すると、
防水加工と撥水加工の違い
- 防水加工:水を通さない
- 撥水加工:水を弾く
水を弾くことで水を通さないわけですから、大きなくくりで言うと、防水加工も撥水加工の一種と言えます。さきほども軽くお話しましたが、スキー・スノボウェアには防水透湿加工が備わっています。そのため、新品なら雪や水を通すことはまずありません。
ですが、何度も着用することで防水の部分が弱くなり雪や水が染みやすくなります。これを防ぐために、防水or撥水加工をするわけですが、防水?撥水?ぶっちゃけますと
どっちでもいい
透湿効果さえ消えなければどちらでもいいと思います。クリーニング店で多いのは「撥水加工」。スプレーで多いのは「防水スプレー」。効果に違いはありませんから、どちらでも構わないかと。
ただ、防水スプレーのところでもお話しましたが、ご自身でスプレーされる場合は防水透湿加工素材OKなスプレーを選ぶことをお忘れなく。クリーニング店なら慣れていると思いますので、何も言わなくても防水透湿加工用のスプレーで撥水加工をしてくれると思います。
最大のポイントは、防水透湿素材に使用可のスプレーを選ぶこと。この点だけはおさえておきましょう。
モノによっては汗抜き加工も

基本的にスキー・スノボウェアは「水洗い可」。そのため、家で洗濯できます。多くは手洗い限定になっていると思いますが、手間さえ惜しまなければ家で洗うことができます。
コレ、どういうことかと言いますと、水溶性の汚れを落とすことができるってことなんですね。水溶性の汚れ、すなわち「汗」です。そのため、
- 水洗い可
- 家での洗濯もしている
という方なら「汗抜き加工」は不要です。
ですが、「そもそも水洗い不可」「家での洗濯とか面倒!やりたくない!」という方は、できれば1シーズンに一回は「汗抜き加工」をつけてクリーニングに出しましょう。できればシーズン終わりがいいですね。
理由としましては「単に汗がついてると不快」というのもありますが、汗がついたウェアをそのままにして梅雨や夏を迎えてしまうとアレですね。カビや虫食い、異臭や黄ばみの恐怖にさらされることになります。
そのため、シーズン終わりには「汗抜き加工(ウェット加工・水洗い加工など業者によって呼び名が異なります)」をつけてクリーニングに出しましょう。料金はおおむね+500円~1,000円くらいです。
オフシーズンの保管

料金のところでも見ていただいたとおり、スキー・スノボウェアはポンポンクリーニングに出せる料金ではありません。そのため、シーズンオフに1回だけクリーニングされる方が多いと思います。
せっかくですから、そのまま保管サービスも利用もしてしまいましょう。次のシーズンまでクリーニング店で保管してもらうことで、
- クローゼットに空きができる
- カビや虫食いの心配が不要
- ピカピカのウェアでシーズンを迎えることができる
多くの業者で8か月以上の保管が可能ですので、4月に保管に出して11月末に受け取ることが可能です。シーズン終わりに出して、シーズン開始に受け取ることができるわけですね。
保管サービスの多くはパックタイプなのですが、冬物もまとめてクリーニング&保管に出すことで点数はクリアできると思います。保管というと高い!というイメージがあるかもしれませんが、近年はそんなこともありません。むしろチェーン店に単品でクリーニングに出すよりも安くなることも。
リナビスのように保管サービスが無料の業者もありますので、うまく利用して賢くクリーニングしたいですね。

クリーニングの豆知識

ここまでのお話で、スキー・スノボウェアのクリーニングに関する重要な点はおさえられたと思います。ここからは、知っておくと便利な豆知識についてお話していきますね。
スキー・ボードウェアの保管方法って?

スキー・スノボウェアは一年の中で活躍できる期間が限られています。そのため、先ほどお話したようにクリーニング保管サービスを利用するのがベストな保管方法といえます。家で保管する場合は、他の衣類と同じで良いかと思います。
- クリーニングから戻ってきたらビニールを外す
- 保管場所はクローゼット、なるべくハンガーを使用する
- 高温多湿を避ける
- クローゼットはまめに換気
- 真空パックは使わない
スキー・スノボウェアの素材は、多くがポリエステルかナイロンです。そのため、ウールなどの動物繊維ほど神経質にならなくても大丈夫かと思います。ただ、ポリウレタンが使用されている場合は要注意。
もともとの寿命が製造されてから3年と短いうえに、高温多湿や熱に弱いため、夏場に何も考えずクローゼットに入れっぱなしにしていると、ただでさえ短い寿命がさらに縮むことになりかねません。
そのため、ポリウレタンが使用されている場合は、いつも以上にこまめに除湿剤を取り替えたりクローゼットを換気してあげる必要があります。
スキー・スノボウェアってそのままクリーニングに出してよい?

これも一般的な衣類と同じですね。
- ポケットの中身を確認
- 気になるシミがあるなら伝える
- 取り外せるもの(ファーフードなど)は取り外したほうが安くなる
スキー・スノボウェア限定での注意点としましては、濡れたままクリーニングに出さない。
特に宅配クリーニングを利用する場合、多くの業者が「濡れた衣類は取扱除外」としています。面倒ではありますが、きちんと水気を切ってからクリーニングに出しましょう。
スキー・スノボウェアのクリーニングってアウトドア専門クリーニングのほうがいいの?

すごく個人的な感想を言いますと、「どちらでもいい」。一般的な宅配クリーニングとアウトドア専門店、どちらも利用した経験ありますが、大差なかったです。両方で撥水加工もつけていますが、これといって大きな差を感じませんでした。
どちらを選ぶ?と今聞かれますと、一般的な宅配クリーニングを選ぶ。理由としましては、スキー・スノボウェアは比較的洗いが簡単な部類だから。
そんなことないだろー!経年劣化やダメージを受けている箇所の判断、素材の判断しないとダメだろー!って声が聞こえてきそうですけども、それってクリーニング屋さんならできて当たり前の話でして。
経年劣化の判断ならポリウレタンやプリントなど装飾品や、革・毛皮のほうが難しいでしょう。ダメージの話なら動物繊維のほうが難しいと思います。ゴアテックスの知識なんてあって当たり前だと思います。
となると、どっちが安心できるかっていうお話でして。ここは個人の好みによると思います。私は、他の難しい衣類を日常的に扱っている一般クリーニングのほうが安心できます。なので、出すとしたらいつもお世話になっている宅配クリーニングを利用します。これは本当に個人の意見ですので、あくまでご参考までに。
スキー・スノーボードウェアをクリーニングするならオススメは?
これまでのお話をふまえて、オススメの業者を3社ご紹介しますね。
総合力の「リナビス」
リナビス
- 5点:9,810円(1点あたり1,962円)
- 10点:14,900円(1点あたり1,490円)
- 20点:23,500円(1点あたり1,175円)
- 撥水加工:1,100円
- 送料:無料
- 価格:
- 品質:
- 日数:
| タイプ | パック |
|---|---|
| 最短納期 | 5営業日 |
| 子供割 | 50%(2点で1点カウント) |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 対応衣類が豊富 高品質クリーニング 12か月保管無料 子供割50%OFF | パックタイプのため少量では利用しづらい 装飾品の多いドレスは取扱不可 ポリウレタン素材も取扱不可 |
パックタイプを利用するならリナビスがおすすめです。料金は中程度、と安くはありませんが、手仕上げ・自然乾燥メインのためウェアへのダメージは最小限に。また、シミに強い業者でありシミ抜き無料です。そのため、自分では気づかなかったシミも綺麗にしてくれる可能性も。ハイブランドにも強いため、ノースフェイスやバートンといったウェアの人気ブランドや、スキーに行くときに着ていったハイブランドコートやダウンも問題なくクリーニングしてもらえます。オフシーズンに向けてクリーニングする場合は保管が12カ月無料なのも高ポイント。ご家族でお出かけしたのなら、子供割50%もうれしいですね
コスパなら「ネクシー」
ネクシー
- スキーウェア上:2,640円
- スキーウェア下:1,980円
- スキーウェアつなぎ:4,290円
- 撥水加工:700円/着
- 5点: 8,800円(1点あたり1,760円)
- 10点: 10,800円(1点あたり1,080円)
- 15点: 14,800円(1点あたり987円)
- 送料(単品):2,400円(7,800円以上の利用で無料)
送料(パック):無料
- 価格:
- 品質:
- 日数:
| タイプ | 個別/パック |
|---|---|
| 最短納期 | 5日 |
| 上質素材 | 無料 |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 装飾品や素材で追加料金がない 全品手仕上げ パックタイプを含めコスパが高い | 単品だと送料がネックになり、利用しづらい |
単品価格は中程度ですが、近年はじめたパックタイプのコスパが非常に高いのがネクシーです。10点パックならおおむね最安クラス。この価格帯で素材や装飾品の追加料金が一切かからず、全品手仕上げです。撥水加工も700円/着とおさえられているので利用しやすいですね。
単品なら「リネット」
リネット
- スキーウェア上下:4,070円
- スキーウェアつなぎ:2,970円
- 撥水加工:+660円
- 送料:1,987円(無料会員:8,800円以上の利用で無料、
プレミアム会員:3,300円以上の利用で無料)
- 価格:
- 品質:
- 日数:
| タイプ | 個別 |
|---|---|
| 最短納期 | 2日 |
| 上質素材 | +220円 |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 送料無料の条件が緩い 送料もおさえめ 単品でも利用しやすい | 有料会員(プレミアム会員)にならないと真価を発揮しづらい |
個別タイプの中では価格がおさえめなのに加え、3,300円以上の利用で送料無料(プレミアム会員)と、送料が無料になるハードルが低いです。ネックは、装飾品や上質素材で追加料金がかかること(+220円~)。そのため、ファーフードなどがついていないシンプルなウェアを出すのに向いています。
まとめ
スキーウェアのようにクリーニング代がかさみがちな洋服は、基本的にはパックタイプがオススメです。ただし、5点までは1点あたりの価格がやや高めに設定されていますので、できれば10点以上で利用したいところ。
ご家族や友人、スキー仲間などとシェアできると、ぐっと料金をおさえることができますよ。
宅配クリーニングが初めての方や利用に不安を感じる方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

スキー・スノボウェアの洗濯について

繰り返しになりますが、スキー・スノボウェアって毎回クリーニングに出すには料金が高いです。かといって放っておくわけにもいきません。一回着るごとに汗をかきますし、さほど汚れていないように見えても実はいろんなところが汚れています。
では、ベストなクリーニングや洗濯の頻度って?洗濯するならどう洗濯すればいいの?についてお話をしていきます。
クリーニングや洗濯の頻度って?

一番良いのは、毎回洗濯orクリーニングする。一般的な洋服って、洗濯やクリーニングをすることで傷むスピードが早くなりますので、なるべく洗わない方向で対処するものが多いのですが、スキー・スノボウェアは逆なんですね。
毎回クリーニングしたほうがいい理由は1点でして、撥水加工を復活させる。これは、ゴアテックスの公式にも記載されているんですよね。抜粋しますと、
洗濯機と乾燥機の使用は、ジャケットやアウターウェアの撥水性を回復する最も有効な方法です。製品の洗濯表示にしたがって洗濯した後、吊干しまたは乾燥機で温風乾燥してください
引用元: ゴアテックス 撥水性の回復
撥水加工を維持したいなら毎回洗濯orクリーニング、なのですが…
毎回洗濯は面倒すぎる
毎回洗濯って面倒ですよね。スキー場から帰ってきてヘトヘトの状態で、スキーやスノボのメンテをしないといけない。そのうえ、ウェアまで手入れってなるとキツイです。あげくに洗濯ミスると、逆に撥水効果が失われたり生地が傷んだりすることも。
基本的に手洗いしないといけないっていうのも難易度を上げます。ですが、一見すると汚れていないように見えても実は目立つ汚れがついていないだけでして。チリや泥汚れ、汗はどうしてもついています。
そのため、本当は毎回洗濯がベストではあります。どうしても洗濯する元気がないときは軽く汚れをはらって室内干しをしましょう。洗濯できないならクリーニングに出したいところですが…
毎回クリーニングは料金が高すぎる
毎回クリーニングってお金かかりますよね。先に見ていただいたとおり、上下だと平均2,450円。加えてクリーニング日数もかかります。早くて5日~なので、帰り道にコンビニから宅配クリーニングで出してギリ翌週に間に合う感じです。
では、いつクリーニングに出せばいいの?なのですが、基本的には1シーズンに1回。シーズン後にクリーニングに出しましょう。
あとは油溶性の汚れがついてしまったとき。油溶性の汚れって水洗い、つまり洗濯では落ちづらいんですよね。油溶性の汚れの代表としては、汁ハネや食べ物をこぼしたとき、あとはファンデーションなどのお化粧品ですね。
洗濯をしてみたけど落ちないシミなどがあるときも、無理に落とそうとせずクリーニングに持っていくのがベストでしょう。
洗濯やクリーニングに出す頻度の結論としましては…
基本的にはこれまでお話してきたイメージでよろしいかと。あとは撥水加工が弱まったときですね。
撥水力が弱まってきたな…と感じた場合、洗うだけでなく熱を当てることでも撥水効果は復活することが多いです。そのため、まずは復活させたい場所にドライヤーで熱を当ててみましょう。
それでも復活しない場合は防水スプレーの出番になるわけですが、防水スプレーは、衣服が汚れていると効果半減。ですので、まずは洗濯orクリーニングに出す必要があります。最終的な結論としまして、
- 洗濯はできれば毎回
- クリーニングは1シーズンに1回
- 油汚れが目立つときはクリーニングに出す
- 撥水効果が薄れてきたら洗濯orクリーニング
こんな感じになります。
洗濯方法ってどうすればいいの?

注意点や洗濯方法が詳しく書かれている、アルペンさんの記事を参考にされるとよいと思います。
スキー・スノボウェアは洗濯できる? 洗い方から日頃のお手入れまで解説
特に大事なのは洗濯表示の確認。お手持ちのスキーウェアが洗濯できない衣類だった場合、日ごろのケアは最低限にとどめ、目立つ汚れがついてしまった場合はクリーニングに出しましょう。
スキーウェア・スノボウェアをクリーニング!まとめ

スキー・スノボウェアをクリーニングに出す際に失敗しないよう、必要となる情報をまとめてみました。
- 料金の相場感
- 仕上がりまでの日数
- つけておきたいオプション
- スキー・スノボウェアはクリーニング料金が高めのため、洗濯する頻度や方法
- オススメの業者
料金面で見ると、スキーウェア、スノボウェアはクリーニング料金が高いですから、パックタイプが割安になりますね。スキー仲間やご友人を誘って、10点、20点とまとめてクリーニングに出されるのが賢い方法だと思います。そうすることで個別タイプよりも格安でクリーニングをすることができます。
おひとりでクリーニングされる場合でも、やはりパックタイプをオススメします。冬物はどうしてもクリーニング料金がかさみがち。スキーウェアと一緒に、ダウンものやコートも一緒にクリーニングに出せば、ますますお得にクリーニングすることができます。
スキーの行き帰りもクリーニングされたピカピカなお洋服でお出かけ。想像するだけでウキウキしてきませんか?
シーズン後には、クリーニングしてそのまま保管できる保管サービスもオススメです。預けてしまえば場所を取りませんし、なにより大事なウェアのカビや虫食いの心配をしなくて良いのがいいですね。
上手く活用して、素敵なウィンタースポーツライフをお過ごしください。




