ネクタイクリーニング
初心者

ネクタイのクリーニング代っていくらくらい?シルクだと追加でお金取られるのかな?

職場でのペンの汚れ、ランチに出かけたときの汁ハネなどなど、汚れる機会の多いネクタイ。

そういった汚れがなくとも肌に近い位置にあるため汗がついてしまうことは避けられません。できれば定期的にメンテナンスをしてあげたいですよね。

この記事では、ネクタイにおけるシルク素材の扱いや料金相場、おすすめの業者や知っておくと便利な豆知識についてお話していきます。

ピックアップ

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シルクのネクタイは追加料金に注意

シルクネクタイ

料金比較をする前に、知っておきたい「ネクタイのシルク素材の扱い」についてお話させてください。

シルクは上質素材です。通常の衣類であれば追加料金がかかる素材なのですが、ネクタイは追加料金がかからない業者があります

ネクタイってポリエステルかシルクかの2択になると思うのですが、ポリエステルは手入れが楽なのに加え安価なモノが多いため、あまりクリーニングに持ち込まれません。

そのため、クリーニング店が扱うネクタイってほぼシルクなんですね。このことから、ネクタイはシルクであることを前提に料金設定している業者があります。

宅配クリーニングですと、リネットネクシーがそうですね。

ただ、この情報って公式に載っていない業者がほとんどです。チェーン店だとほぼ載っていません。たとえば白洋舎。

ネクタイの料金は、珍しく白洋舎が上位です。ほぼ最安値に近いお値段ですね。ただ、この金額にだまされてはダメでして…。

私の記憶では、「シルクのネクタイ」を持って行ったときは、素材別コースを勧められました。素材別コースになると800円に跳ね上がります。

チェーン店はお店によって料金の定義が変わることがままありますので、お店によっては追加料金がかからない可能性もあります。

シルクネクタイをクリーニングに出す際は、お近くのお店電話されるか実際に持ち込んで確認されるのが無難ですね。

46社を比較!ネクタイのクリーニング料金相場を知ろう!

料金比較

安い順に並べていきます。料金のソースは各業者の公式ページです。

「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。中でも割引のある業者(3点で1点としてカウントするなど)には◎をつけています。

初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

※当記事に記載の料金は全て税込です。またパックタイプは1点あたりの料金が最安となるコースの料金を記載しています。

大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。

業者料金チェーンパック
カジタク330円
クリーニングピュア400円
ホワイト急便400円
リコーベ416円
カーニバルクリーニング418円

クリーニング業者3種類の平均価格は、

ここがポイント
  • チェーン店:519円
  • 宅配(個別):1,356円
  • 宅配(パック):1,123円

全46社の平均価格は、1,032円ですが、ネクタイはクリーニング料金が安い部類の衣類です。そのため、パックタイプを含めるのは現実的ではありません(割引(3点で1点としてカウントなど)がある業者を除いて)。

全社平均ですとあまりに相場とかけ離れていますので、割引のないパックタイプと超高級クリーニングの「ピュアクリーニングプレミアム」「キレイナ」「ワードローブトリートメント」を除いた19社の平均価格を算出すると、

542円

だいたい500円くらいが相場といえそうです。

料金面での注意点

一見するとカジタクのコスパが高いのですが、シルクのネクタイについては微妙です。公式のQAを抜粋すると、

カシミア・アンゴラなどの高級繊維が使われた衣類を出したいのですが、大丈夫でしょうか?
洗濯表示で、ドライクリーニングまたは水洗い・手洗いが可能なものでしたらお出しいただけます。ただし、素材に合わせて洗い方や仕上げ方を変えるご対応は致しておりませんので、特別な処理が必要な衣類はお出し頂かないようお願いいたします。

シルクは高級繊維なのですが、素材に合わせた洗い方はしないと明言されています。つまりポリエステルのネクタイと同じ洗い方をされちゃうわけですね。少し微妙な感じです。また、しみ抜きが行われない点も注意しておきましょう。

次点で安いのはチェーン店なのですが、先にお話ししたとおりシルクで追加料金がかかる可能性があります。

シルクのネクタイを出される際は、事前に確認されることをおすすめします。

おすすめの3業者をピックアップ

ネクタイのクリーニングにおすすめの業者を3業者ピックアップします。価格や点数など、用途にあわせて選んでみましょう。

  1. ネクシー

    ネクタイ:
    462円(税込)
    送料:
    2,200円(税込) 4,400円以上の利用で無料
    価格4.0
    品質4.0
    スピード4.0
    タイプ個別
    最短納期5日
    シルク無料
    保管有料

    管理人のレビュー

    イチオシはお洒落クリーニングのネクシーです。全品手仕上げ、細やかな気配りが特徴で、上質素材や装飾品で追加料金がかからないため、お洒落な方から人気の業者です。初月無料でいつでも解約可能なプリモ会員(月額220円)になると、さらに10%OFF。ネックは送料無料のラインがやや高めなこと。送料が気になるようでしたら後述するリネットと使い分けましょう

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  2. リコーべ

    5点:
    11,500円(1点あたり2,310円)(税込)
    10点:
    14,300円(1点あたり1,430円)(税込)
    15点:
    18,700円(1点あたり1,247円)(税込)
    送料:
    無料
    価格3.0
    品質5.0
    スピード5.0
    タイプパック
    最短納期4日
    シルク無料
    保管12か月無料

    管理人のレビュー

    高品質クリーニングのリコーべはパックタイプです。パックタイプの中でも価格はやや高めですが、ネクタイは3点で1点としてカウントするため、かなり利用しやすい価格帯となっています。子供服やマフラーも3点で1点カウントのため、ご家族に特におすすめ。1職人が1日にさばく量を10着程度に限定しているため、大切な衣類も安心して任せられます

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  3. リネット

    ネクタイ:
    660円(税込)
    送料:
    初回利用なら無料。2回目以降は3,300円以上の利用で無料
    価格5.0
    品質4.0
    スピード5.0
    タイプ個別
    最短納期2日
    シルク無料
    保管有料

    管理人のレビュー

    ネクシーと比較すると料金がやや高めですが、こちらは初回利用なら送料無料、2回目以降も3,300円以上の利用で送料無料と、送料が無料になるハードルが低いです。納期が最短2日(都内なら最短翌日も可)とスピード感がありますので、急ぎの場合にも使い勝手が良いですね。もちろんシルクのネクタイでも追加料金はかかりません

    詳細はコチラ

まとめ

ブラウスやデザイン性の高いハイブランドなど、他所では追加料金かかりがちな衣類をまとめて出せるならネクシー、コートやダウンなどの大物や衣替えでのクリーニングならリコーべ、急ぎのクリーニングや送料が気になるならリネット、といった使い分けがおすすめです。

特にリネットは、最短2日(都内なら翌日)でクリーニングが可能なのが強み。

土日が休みでチェーン店をご利用の方でしたら、即日仕上げを利用されていると思います。土曜の朝に出して土曜の夕方受け取る、もしくは日曜に受け取る、という方法ですね。

平日はクリーニングに行く暇がないため、土日にクリーニングを済ませてしまうわけです。私もよく利用していました。リネットは最短2日でクリーニング可能なため、それと似たような使い方が可能です。

金曜の朝に出勤途中のコンビニからクリーニングに出し、日曜の夜に受け取る、といったイメージですね。土曜の夜は予定が入ることも多いためできれば日曜の夜に受け取りたい、でも日曜は外出するのが億劫…なんて経験ありませんか?

リネットなら、自宅で受け取りが可能ですので日曜の夕方や夜に受け取ることができるんですね。

とはいえ、宅配クリーニングはどうしても送料がかかってしまうため、近所のクリーニングとあわせて使い分けてみましょう。

クリーニング後に保管もお願いしたいなら、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

高級ネクタイをクリーニング!おすすめは?

高級ネクタイ

ネクタイも高級ブランドになりますと、普通に数万円します。ポールスミス・エルメス・アルマーニ・ヴィトン・ブルガリなどなど。

プレゼントで贈られたり自分へのご褒美で購入したり。思い入れのあるものもあり、絶対に失敗したくない!という思いをお持ちの方も多いはず。

そういった方にオススメの業者は…

実は、先ほどお話した3業者だったりします

いずれの業者もハイブランドを日常的に扱っており、定期的なメンテナンスをする分には全く問題ありません。そのため、ハイブランドだからといって業者を分ける必要はないんですね。

とはいえ、あくまでそれは通常メンテナンスのお話。ひどいシミがついてしまったり保管している間に黄ばんでしまったり、といった深刻なダメージを負ってしまった場合は別の業者にお願いしたほうが良いでしょう。

シミ・カビ・黄ばみなどの緊急メンテナンスにおすすめの業者って?

おすすめの業者はキレイナです。

キレイナ
出典:https://kileina.jp/

特殊シミ抜きから色掛け、カビ取りまでなんでもござれのスーパークリーニングです。

特筆すべきは、クリーニング事例を公式で紹介していること。ネクタイは2例しかありませんが、シミや黄ばみが魔法のように消えている様は圧巻。

キレイナ ネクタイのクリーニング事例

このようにスーパーなクリーニングですが、やはりお値段もスーパー。

ネクタイならクリーニング料金だけで2,200円。追加料金として、特殊シミ抜きや黄ばみ取りなら1,100円~、カビ取りで2,200円~です。

加えて送料は利用額が8,000円未満なら2,200円、12,000円未満なら1,100円。

どうしてもトップコンディションに戻したい!思い入れのあるネクタイなら検討の余地ありです。

ちなみに、カビやシワ直しの場合、ひどすぎる場合はどの業者でも修復は難しいと思います。詳細はそれぞれの記事を参考にしてみてください。

ネクタイをクリーニングに出す際の注意点

注意点

繰り返しになりますが、シルクを上質素材と扱うかどうかについての記載がない業者が多いです。それは宅配クリーニングだけでなくチェーン店でも同じです。

そのため、ご紹介した業者以外でクリーニングに出される際は事前に問い合わせをされることをオススメします。

上質素材の料金は業者によってバラバラですが、ネクタイ1本分のクリーニング料金と同じ値段を取られるところも少なくありません。

損をしないためにも、きちんと確認しておきたいですね。

ネクタイクリーニングでおさえておきたい4つのポイント

ポイントは以下の4点です。

  1. クリーニング頻度
  2. シミ抜きの難しさ
  3. 保管方法
  4. オプション

1.ネクタイのクリーニング頻度

頻度

目立つ汚れやシミがついたからクリーニング!でしたら必要です(笑)。クリーニングしましょう。

では、それ以外の、いわゆる定期メンテナンスの適切な頻度ってどのくらいでしょう?

一般的には、3ヶ月に1回くらい

どんな洋服でもそうですが、クリーニングに出せば出すだけ衣類は傷みます。

そのため、クリーニング回数はおさえられるならおさえたほうが良いのですが、1度でも着用したら、やっぱり3ヶ月に1回くらいはクリーニングに出したいですね。

ネクタイは外気に触れますので、汚れていないように見えても、空気中のチリや大気ガス、そして体に触れていますので汗も少なからず吸っています。放っておくと、虫食いや黄ばみ、カビなどの脅威にさらされることになります。

そういった事態を避けるためにも、定期的にメンテナンスを。少なくとも半年に1回くらいは出してあげたいところです。

スーツやワイシャツ・コートなどを出すタイミングに合わせて出すと良いですね。そうすれば、宅配クリーニングを利用したとしても送料が無料になる可能性も高くなります。

2.ネクタイのシミ抜きは難しいってホント?

ネクタイシミ抜き

本当です。ネクタイのシミ抜き、というよりも、シルクのシミ抜きが難しいというほうが正しいかもしれませんね。

なので、ウールや綿のネクタイであれば、シミ抜きはそこまで難しくありません。

シルクのワンピースなどに比べてネクタイのシミ抜きが難しい要因として

シミ抜きが難しい理由
  • 色物・柄物が多い
  • 色落ちなどを起こした場合目立つ

という点があります。

たとえば、白のシルクワンピースですと、色落ちを気にせず限界までシミ抜きをすることができます。毛羽立ちや風合いを損なわないレベルで、っていうのが前提ですけども。

対してネクタイって白のモノって少ないですよね。冠婚葬祭で着用するくらいではないでしょうか。なので、風合いだけでなく色落ちにも気をつけつつシミを落としていかないといけないんですね。

そして、ネクタイって目立ちますよね(笑)。風合いが変わってボロボロになったネクタイとかつけていると、いやでも目についてしまいます。

汚れるのって基本的に表地なので、シミ抜きもそこを中心にやるわけですけども、失敗しちゃうとすんごい目立ちます。

シルク自体が傷みやすい素材であり、水洗いNGなモノが多いっていうのが難しさに拍車をかけているわけですね。

「ちょっとコレ、普通のシミ抜きじゃ無理なんじゃないかな」と迷われるようなシミがついてしまったら、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

3.ネクタイの保管ってどうすればいいの?

ネクタイ保管

ネクタイを保管する前に

クリーニングから戻ってきた場合は、他の衣類同様にビニールは外して保管しましょう。湿気がこもりカビの原因になりかねません。

身に着けたあとに収納する場合、汗などの水分を含んでいる可能性がありますので、1時間ほど陰干ししてから収納されると良いでしょう。

ネクタイの保管方法

ネクタイ保管

丸めて保管

もっとも多いのは「丸めて保管」ではないでしょうか。私もそうしてます。この保管方法を採用する場合、注意すべき点は、きつく丸めすぎないことと、詰めすぎないこと

キツキツに丸めてしまうと、意図せずシワがついてしまったりテカリの原因になってしまったり。

詰めすぎるのも同様ですね。詰めすぎにより圧迫されてシワになったりしないよう、ふんわりと丸めてスペースに余裕をもって収納しましょう。

吊るして保管

ネクタイハンガーが便利ですね。丸める手間がありませんし、収納も取り出しも簡単です。

注意点としては、ニットタイなど重量のあるネクタイをかけてしまうと伸びる可能性があること。

不安があるネクタイは、丸めるなどして別の保管方法を採用しましょう。

畳んで保管

個人的に一番オススメできない保管方法です。

というのも、折りジワができちゃった経験があるからなんですね。ネクタイの中心に折りジワができると、すんごく目立ちます。

朝、このネクタイにしようかなーって巻いてみたら折りジワ。ただでさえ朝は出勤前でバタバタしているのに、こんなことがあるとすごくブルーになります。

あとは、ウチは猫を飼っているのですが、猫の毛がついちゃってたこともありましたね…。そんなわけで、畳んで保管はあまりオススメできません。楽なんですけどね…。

畳むなら、安くてもネクタイハンガーを購入して吊るして保管されたほうが良い気がします。

長期間保管するならクリーニング保管サービスも検討

ネクタイ長期保管

ネクタイは基本的にオールシーズンです。スーツのように夏用・冬用と使い分けている方は少ないと思います。長期保管が必要になるとしたら、礼服のネクタイでしょうか。

礼服とまとめてクリーニングされるなら、ネクタイも保管サービスの利用が視野に入ってきます。

当分、着用する予定がないようでしたら、礼服・ネクタイをまとめてクリーニングに出して、そのまま保管してもらいましょう。

礼服のクリーニング料金は、一般的なクリーニングに出すよりパックタイプを利用されたほうが安くなるケースが多いため、ネクタイを混ぜたとしても十分元は取れると思います。

4.つけておきたいオプション

撥水加工

ネクタイはどうしても汚れにさらされる機会が多いです。そのため、できれば撥水加工をつけておきたいですね。

撥水加工をつけることで汁ハネなどの水汚れは弾くことができますし、急な雨でもヨレヨレになってしまうことがありません

ネクタイはドライクリーニングをすることが多いため、油汚れはほとんど取ることができます。逆に、水汚れは落としづらいんですよね。

なので、撥水加工であらかじめ水汚れをガードしておけば、シーズンごとにクリーニングに出すだけでほとんどの汚れを取ることができます。

まとめ

ネクタイをクリーニングするにあたって必要な情報である料金相場、日数や頻度、そしておすすめの業者。あとは保管やオプションについてもお話ししてきました。

ビジネスマンの身だしなみのポイントであるネクタイ。

いつまでも大切に使うために、定期的にメンテナンスをしてあげたいところです。