スカートクリーニング
初心者

スカートをクリーニングに出したらいっぱいお金取られちゃったんだけど(泣)

クリーニングは基本的に女性用の衣類に優しくありません

代表的なのが「スカート」「ワンピース」「ドレス」ですね。装飾品や上質素材、デザインで大きく値段が変わります。

そのあたりもふまえ、スカートのクリーニングで失敗しないための注意点や料金相場、おすすめの業者や自宅でのケアについてお話ししていきますね。

ピックアップ

はじめに~スカートの種類について

スカートの種類

ここでお話しする「スカートの種類」は、一般的なスカートの種類の話ではなくクリーニング店でどう扱われるのか?についてのお話しですね。

スカートの種類が変わると値段が高くなる、という認識でよろしいかと思います。

おさえておきたいポイントは3点。

  1. 丈の種類
  2. デザインの種類
  3. 素材の種類

ここで注意点なのですが、定義はお店によって異なる。業者によっても違いますし、チェーン店ですと下手するとお店ごとに異なる可能性があります。

なるべくクリーニング代を安くおさえるためにも、できれば複数のお店で比較されると良いでしょう。それでは、詳細についてお話ししていきます。

丈の種類

丈の種類

スカートの丈は一般的には、

スカート丈の種類
  1. ミニ丈
  2. ひざ丈
  3. ミディ丈
  4. ミモレ丈
  5. ロング丈
  6. マキシ丈

多くの業者では、5と6をロングスカートとして区別します。丈が長い分、ロングスカートのほうが値段が高くなります。

マキシ丈のみを区別する業者もありますね。有名どころですと白洋舎がそうです。

1~4のスカートなら丈を区別している業者のほうが安く、5, 6のスカートなら区別しない業者のほうが安くなる傾向にあります。

まずは手持ちのスカートの丈をチェックして、どの業者がお得になりそうか?を考えると良いでしょう。

ちなみに、ジャンパースカート、通称ジャンスカはワンピースと同じ値段になることが多いです。ワンピースになると値段は跳ね上がりますので、以下の記事を参考にしてみてください。

デザインの種類

デザインの種類

細かく分けるとキリがないのですが、ざっくり分けると以下の4種類に分かれます。

ここがポイント
  • タイトスカート
  • フレアスカート
  • プリーツスカート
  • デザインスカート(その他)

クリーニング店で「スカート」として扱われるのは「タイトスカート」です。それ以外のスカートは追加料金がかかる業者が多いです。

フレアスカートとプリーツスカートは同じモノとして扱われることが多いですね。ただし、ヒダの本数で値段が変わる業者があることも覚えておきましょう。チェーン店の場合、ヒダの本数で上位コースに変わることもあります。事前にしっかりと確認しておきたいところですね。白洋舎を例に挙げますと、

スカート825円
プリーツスカート1,540円
総プリーツ3,080円

と、結構なお値段変わってきます。

プリーツスカートといえば、去年から引き続き今年もトレンドになると言われている「ワッシャープリーツ」。このタイプはほぼ総プリーツになると思いますので、プリーツの追加料金がかからないお店を選びたいですね。

最後にデザインスカート。これまでお話ししたスカートに当てはまらないものを総称しています。

代表的なものは「ティアードスカート」。デザイン性に富んでいますので一概には言えないところですが、プリーツでの追加料金はもちろんのこと、後述する装飾品でも追加料金がかかりそうですね。

プリーツや装飾品で追加料金がかからない業者もありますので、そのあたりについては後述します。

もう一つ、その他のスカートとしてクリーニング需要が高いのは「学生服」。制服スカートには総プリーツが多いと思いますが、学生服は学生服として別料金を設定している業者が多い

そのため、制服スカートは割と安価にクリーニングできることも覚えておいていただければ、と思います。

素材の種類

素材の種類

ショップではひとくくりに「素材」と言われることが多いですが、クリーニング的には「素材」と「装飾品」に分かれます。追加料金がかかりそうなモノとしましては、

追加料金がかかる上質素材
  • 麻(リネン)
  • カシミヤ
  • シルク
  • 合皮(ポリウレタン、PUレザー、PVCレザー)
追加料金がかかる装飾品
  • レース
  • エンプロイダリーレース
  • フリル
  • プリーツ
  • ラインストーン
  • スパンコール
  • ラメ
  • ビーズなど

大抵のスカートがどれかに当てはまりそうですよね。

ちなみに上質素材は何%含まれていると追加料金が発生するか?ですが、業者によります。これまでリサーチした結果からざっくりとお話ししますと、

上質素材は何%から?
  • チェーン店:1%以上
  • 宅配クリーニング:30%以上

というところが多かったです。

上質素材のスカートについては、料金のところで「どのくらいの比率」で「どのくらい追加料金がかかるか」業者別にお話ししていますので、そちらも参考にしてみてください。

スカートの種類のまとめとおすすめ業者

まとめとおすすめ

見て頂いた通り、追加料金の発生ポイントがすごく多いのがスカートの特徴です。下手をすると店頭価格の数倍になることも。

また、クリーニングトラブルが多いのもスカートの特徴。

トラブル例
  • プリーツが取れた
  • 装飾品が取れた
  • 風合いが変わった

などなど。そのため、安さだけで業者を選ぶのも考えもの。というわけで、一足先におすすめの業者について軽く触れておきます。

おすすめはネクシー

ネクシー
出典:https://nexcy.jp/

詳細は「おすすめ」のところで詳しくお話ししますが、ポイントは3点。

ここがポイント
  • 上質素材や装飾品で追加料金がかからない
  • 全品手仕上げのためプリーツスカートも安心
  • 料金が安い

女性から人気の最大の理由は上質素材や装飾品で追加料金がかからない。それでいてコスパが高いことですね。スカートの料金は、

スカート810円
プリーツスカート810円
ロングスカート810円

どんなスカートでも、また装飾品や素材によらず均一で810円。基本的にこれ以上かかりません。明細を見てびっくり!なんてこともないわけですね。上記3点の理由からおすすめはネクシー。

36社比較の料金相場!

スカートクリーニング料金

では、ここからは料金相場について見ていきましょう。大きく3つに分けて紹介していきます。

  1. スカート
  2. プリーツスカート
  3. 上質素材使用スカート

それぞれについて、安い順に並べています。大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。

料金のソースは各業者の公式ページです。料金は税込みで、「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。

業者の種類について

業者の種類

料金比較に入る前に、業者の種類についてお話しておきますね。

この記事では36業者の料金比較をしていきます。36業者をざっくり分けると「チェーン店」「宅配クリーニング」の2種類に分かれます

宅配クリーニング業者はさらに「個別タイプ」「パックタイプ」の2種類に分かれます。

36業者の内訳は、

業者の内訳
  • チェーン店:4業者
  • 宅配個別:6業者
  • 宅配パック:26業者

一覧は長くなりますので折りたたんでおきますね。

パックタイプはコースによって1点あたりの料金が異なりますので、一つの目安として全コースの平均額(上位コースを除く)を記載しています。パックタイプの特徴として、点数が増えるほど1点あたりの料金は下がります。

そのため、衣替え時にまとめて出したり、ご家族や友人の衣類と一緒に出すなど工夫をすることでお得に利用することができます。

ちなみにパックタイプの多くの業者では装飾品や上質素材で追加料金がかかりません。クリーニング待ちの衣類が多くあるようでしたらパックタイプも視野に入ってきます。

スカート

スカート

プリーツも装飾品もないシンプルなタイプのスカートですね。

業者料金チェーンパック
ノムラクリーニング555円
ポニークリーニング627円
洗宅倉庫726円
クリコム800円
リアクア810円
続きを見る
業者料金チェーンパック
ホワイト急便825円
DEA837円
ネクシー850円
リネット880円
白洋舎990円
イーピュア1,177円
GiVu1,211円
フラットクリーニング1,237円
ホワイト急便(宅配)1,256円
ラクリ1,318円
ココアラ1,330円
フランス屋1,332円
クリーニング東京1,357円
美服パック1,364円
TSUMUGU1,472円
十兵衛1,537円
ヤマトヤクリーニング1,583円
せんたく便1,625円
カジタク1,649円
リナビス1,709円
セルホワイト1,748円
クリラボ1,775円
クリーニングモンスター1,868円
クリーニングパンダ1,870円
プラスキューブ2,035円
モクリン2,091円
正直なクリーニング屋2,228円
モンクチュール2,500円
ニック2,954円
キレイナ3,850円
ワードローブトリートメント4,200円

全36社の平均価格は、1,560円です。だいたい1,500円くらいが相場と言いたいところですが、シンプルなスカートはクリーニング料金が安い部類の衣類。

そのため、料金が固定されているパックタイプは不利になります。スカートの料金相場については宅配クリーニング大手のリネットの料金が参考になるでしょう。おおむね800円くらいが相場と言えそうです。

プリーツスカート

プリーツスカート

プリーツスカートは、プリーツが「取れてしまった」「弱まってしまった」という悩みが非常に多いため、プリーツが取れてしまわないか?はたまたプリーツを長持ちさせることができるかどうか?という観点から、「手仕上げである」業者のみ記載しています。全品手仕上げである業者を選ぶことで、プリーツに関するトラブルはぐっと減ることと思います。

追加料金を支払ったり、上位コースを選択することで手仕上げをお願いできる業者もあるのですが、依頼し忘れていたことが原因でプリーツが取れてしまっては悲しいですよね。

そのため、標準で手仕上げを行ってくれる業者のみピックアップしています。

業者料金チェーンパック
ネクシー850円
ラクリ1,318円
美服パック1,364円
TSUMUGU1,472円
十兵衛1,537円
続きを見る

全20社の平均価格は、2,201円

高級クリーニングである「キレイナ」「ワードローブトリートメント」の2社を除いた平均金額は1,928円だいたい2,000円くらいが相場といえそうですね。

先にお話しした注意点のとおり、プリーツを大事にしたいなら追加料金やコース変更により料金が跳ね上がる可能性があるのがプリーツスカートです。チェーン店などをご利用される際は、しっかりと料金を確認しましょう。

「プリーツスカートのプリーツを復活させたい!」という思いがある方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

上質素材使用スカート

上質素材使用スカート

上質素材は、追加料金が「何%から」「いくら」かかるのか業者によって異なります。追加料金がかかる業者は下表のとおりです。

上質素材が何%含まれていると追加料金が発生するのかを「%」列に、追加料金がいくらかかるのかを「料金」列に記載しています。

業者%料金
リネット30%+220円
クリコム1%2倍
リアクア調査中+550円
カジタク通常コースはx(素材による洗い分けはしない)上位コースになる
ホワイト急便1%地域による
ノムラクリーニング調査中1.5倍
ポニークリーニング調査中衣類による
白洋舎1%衣類による

当記事で紹介している業者のうち、上記業者以外は追加料金はかかりません

それでは、料金比較にまいりましょう。追加料金がかかる業者は、追加料金込みの金額を記載しています。

業者料金チェーンパック
ノムラクリーニング833円
DEA837円
ネクシー850円
リネット1,100円
イーピュア1,177円
続きを見る

全34社の平均価格は、1,810円。だいたい1,800円くらいが相場といえそうですが、800円~4,000円と幅がありすぎるため相場とはかけ離れた感があります。ここでも宅配クリーニング大手のリネットの料金を参考にしましょう。おおむね1,100円くらいが相場といえそうです。

スカートの相場が800円だったことを考えると、コースが変わるとクリーニング料金が跳ね上がる、ということがなんとなくおわかり頂けたかと思います。

夏場はサテン生地のワッシャープリーツが流行りそうですが、クリーニングに出すと思わぬ値段がかかることも。お近くのお店に出すなら出来る限り複数店舗で確認し、安く質のいいお店に任せたいところです。

クリーニング料金まとめ

料金まとめ

お話しした3種類のスカートのクリーニング料金相場をおさらいしますと、

ここがポイント
  • スカート:800円
  • プリーツスカート:2,000円
  • 上質素材スカート:1,100円

この金額がベースとなりますので、まずはざっくりとした相場をおさえておきましょう。これに以下の追加料金、

ここに注意
  • 丈の長さ:ロング以上だと高くなることが多い
  • 装飾品:フリル、レース、ラインストーンなど
  • プリーツの本数:4本以上だと高くなる業者も

といった可能性を頭に入れつつ、お手持ちのスカートと照らし合わせていくと失敗は少なくなると思います。

スカートをクリーニング!おすすめは?

先にお話ししたとおり、おすすめはネクシーです。

ネクシー

ここがポイント
  • 上質素材や装飾品で追加料金がかからない
  • 全品手仕上げのためプリーツスカートも安心
  • 料金が安い

女性から人気の最大の理由は上質素材や装飾品で追加料金がかからない。それでいてコスパが高いことですね。スカートの料金は、

スカート850円
プリーツスカート850円
ロングスカート850円

基本的にこれ以上かかりません。最近はメディアにも露出している「洗濯ハカセ」が在籍している安心感もあります。

デメリットは、仕上がりに6日~かかること

丁寧にクリーニングしているため時間がかかるのは仕方ないですね。急ぎの場合はお近くのお店か、宅配クリーニングなら最速2日のリネットを利用しましょう。

クリーニングの豆知識4点

日数と頻度

もっとも大事な料金についてはお話ししましたので、ここからはクリーニングに関する豆知識についてお話ししていきますね。お話しするのは、

  1. 仕上がり日数
  2. クリーニング頻度
  3. オプションについて
  4. クリーニング前後の注意点

スカートをクリーニングに出すと仕上がりまでの日数は?

スカートクリーニング日数

スカートをクリーニングに出した場合、仕上がるまでの日数はおよそ即日から1週間ぐらいと幅があります。洗濯の方法にはドライクリーニングとウェットクリーニングがありますが、それぞれ仕上がりまでの日数が違います。

ドライクリーニングは有機溶剤を使用して洗う方法で、口紅や食べ物の油汚れなどをよく落としてくれます。

一方、ウェットクリーニングは水洗いで、水で落ちる汚れに向いています。ウェットクリーニングは、ドライクリーニングに比べ技術が必要な洗い方なので、より日数がかかります。仕上がりまで7日ぐらいかかると覚えておきましょう。

スカートの種類で分けますと、シンプルなスカートは即日可能ですが、プリーツスカートは乾燥や仕上げに時間がかかるため+2~3日くらいかかります。

フリルやレースといった装飾品がついているとさらに+2~3日ほど。上質素材も繊細なため+2~3日くらい。

そのため仕上がり日数に差が出てしまうんですね。

また、静電気防止加工や撥水加工、防虫加工、シミ抜きなど、特殊な加工をつけた場合も通常より日数がかかることがあります。

急なお出かけに間に合わないなんてことがないように、何日ぐらいかかるのか仕上がり日を確認しておくと安心ですね。

スカートをクリーニングに出す頻度ってどのくらい?

スカートクリーニング頻度

目に見える汚れはなくても、けっこう衣服は皮脂やホコリで汚れているものです。普段着やオフィス用スーツのスカートなど、頻繁に着用するスカートなら月に1、2回のクリーニングが必要。

1シーズンに数回の着用なら、シーズンの終わりに1回のクリーニングで十分でしょう。

悩むのは、1回だけしか着なかったという場合。

見た目汚れていないし、クリーニングしなくていいかなとそのままクローゼットにしまうと、次のシーズンに気づかなかったシミを発見したりして後悔することがあります。

皮脂汚れがついたままの長期保管は、シミやカビなどの原因になるのでご注意を。

最近は、シーズンオフになったらクリーニングしてそのまま半年~12か月預かってもらえる保管サービスを利用するのがトレンド。うまく活用すればクローゼットがすっきりするだけでなく、黄ばみやシミ、カビにおびえる必要もありません。

翌シーズンにピカピカになったスカートを受け取りましょう。

食べ物や飲み物、口紅などのはっきりとしたシミや汚れがついたなら、もちろん早急にクリーニングに出しましょう。

すぐだったら取れたはずの汚れも、時間が経てば経つほど取れにくくなってしまいます。クリーニングに出すタイミングや回数を上手にコントロールして、大切なスカートに長く活躍してもらいましょう。

スカートをクリーニングに出すならつけておきたいオプションって?

スカートクリーニングオプション

余裕があるならつけておきたいオプションは、

つけておきたいオプション
  • 静電気防止
  • 撥水加工
  • シロセット加工

足にまとわりつきやすい素材のスカートには静電気防止加工が有効でまとわりつきにくくなりますし、雨に濡れても大丈夫なように撥水加工をしたり、高級な素材で虫がつきやすいスカートには防虫加工をしておくと安心です。

プリーツスカートにはシロセット加工(形状記憶加工)をしておけば、着用してプリーツが薄れたり、雨に濡れたりした場合もハンガーに掛けてしばらく休ませることで、またプリーツのシャープさが戻ってきます。

日本では50年以上前に紹介され、世界で最も安全で信頼されているプリーツ加工ですから、ウール素材のプリーツスカートにはぜひつけておきたいオプションですね。

ちなみに、パックタイプのリナビスなら「静電気防止加工」「防虫加工」がデフォルトでついています。パックタイプのため普段のメンテに使いづらいのが難点ですが、12か月保管無料のためシーズンオフのクリーニングには検討してみてましょう。

スカートをクリーニングに出す際にチェックしておくべきポイントと店員に伝えるべき情報について

チェックポイント

クリーニングに出す際にチェックすべきポイントはいくつかあります。多くは他の衣類と同様ですね。

まずポケットの中。ティッシュが入ったまま洗濯をしてしまい、泣きたい気分になった経験はありませんか?クリーニング屋さん任せにせず、チェックしましょうね。

クリーニングの途中で取れてしまうこともあるので、ボタンが取れそうになっていないかどうかも見ておきましょう。破れやほつれはないかの確認も必要です。ファスナーやスリットなどは破れやすい部分ですし、破れが広がってしまうこともあります。

最初からなのか、それともクリーニング中にそうなったのか、トラブルにならないためにも全体をよく見てチェックしておくことは大切です。

ちなみに先に「おすすめ」としてお話ししたネクシーならボタンやほつれは修理してくれますのでチェックは不要です。

あとは、スカートで特にクリーニング前にしておくと安心なのはクリーニング前にスマホでパシャリと写真を撮っておく

スカートのクリーニングトラブルでありがちなのが「プリーツが取れた」「プリーツが弱くなった」。クリーニング前の写真を撮っておくことで、実際のところどうなのか?プリーツをどう復元すればいいのか?がわかります。

最後に、近所のお店を利用される際は、はっきりしたシミや汚れがある場合は店員さんに場所を示し相談。クリーニングだけでは落ちないと思われるときは、シミ抜きを依頼しましょう。

宅配クリーニングの多くは無料シミ抜きがあり、特に伝えなくてもシミ抜きをしてくれますのでその点は安心です。

クリーニングから戻ってきたスカートをうまく保管するコツ

スカート保管

せっかくクリーニングできれいになったスカートも、保管状態によってはシミやカビがついてしまったり、虫に食われてしまったりすることも。ここでは、スカートをきれいなままうまく保管するコツをお伝えしましょう。

クリーニング屋さんから衣類が戻ってきたとき、ビニール袋がかかっていますね。こちらは家に戻るまでの汚れやホコリよけなので、家に着いたら取り外します。

ビニール袋をかけたまま長期保存してしまうと、湿気などで衣類がカビたりシミになることもあります。袋からスカートを取り出したら、風通しのよい場所に30分ぐらいおいてから収納します。

収納は基本、日光に当たらず、通気性のよい場所がおすすめです。タンスに収納するならカビやシワ防止のため、いっぱいには詰め込まず8分目ぐらいにしておきましょう。

防虫剤を使用する際に注意したいのが、異なる種類の防虫剤を一緒に使用しないこと。

薬剤が溶けて、衣類にシミがついたり変色することもあります。また、防虫剤は量が少なすぎても多すぎてもいけません。防虫剤に記載されている説明書きの使用量を目安にします。

自宅でのケアについて

自宅でのケア

スカートの自宅でのケア方法や洗濯方法はおおむねワンピースと同じです。

詳細はワンピースの記事を参照して頂くとして、ここでは要点とスカートに固有のケア方法についてお話ししていきますね。

着用後

着用後のケア

自宅に戻りスカートを脱いだ後は、以下のポイントをチェックしましょう。

ここがポイント
  • ブラシをかけつつ汚れがないかチェック
  • 汚れがある場合は水に湿らせたティッシュを押し当てる。こするのはNG
  • それでも落ちなければクレンジングオイルをティッシュに染み込ませて同様に
  • 色移りや落ちづらいシミだと判断したら無理せずクリーニングへ

スカートで注意しないといけないのは雨に濡れてしまったとき。プリーツは水に弱いため、乾いたタオルなどでトントンと叩くようにしっかりと水気を落としましょう。そのあとは自然乾燥です。

泥などがついている場合は、乾かしてからブラシで落としましょう。

着用後の保管

保管

先にお話しした「クリーニングから戻ってきたスカートをうまく保管するコツ」と同様ですね。しっかりと乾かしてから保管するようにしましょう。

ポイントは、

ここがポイント
  • 詰め込みすぎない
  • 防虫剤は1種類
  • 収納に余裕があるならスカートハンガー

シンプルなスカートなら長方形を意識してキレイにたためば大丈夫なのですが、デザイン性の高いスカートは折ジワやプリーツがつぶれないか気になってしまうもの。

なるべくハンガーにかけて収納したいですね。スカートハンガーは100均でも売っていますし、一個で3着かけられるハンガーなどもありますので上手に活用していきましょう。

洗濯方法

洗濯

洗濯方法は一般的な衣類とおおむね同じですね。参考になるのはコートとワンピース。

ポイントをざっとお話ししますと、

ここがポイント
  1. 洗濯表示で素材をチェック
  2. 洗濯表示の「水洗い」可否をチェック
  3. 洗剤は中性洗剤を使用
  4. 色落ちしないかチェック
  5. シミや汚れが目立つ箇所に前処理
  6. 洗濯ネットに入れて洗濯機もしくは手洗い
  7. 脱水は長くても1分ほど
  8. 手をアイロンだと思ってしわを伸ばしつつ陰干し
  9. アイロンがけをするなら洗濯表示に従う

まず洗濯表示からどんな洗い方が可能なのかを確認しましょう。家庭用の洗濯機(桶のマーク)に対応していない場合には諦めてクリーニングに出すのが無難です。

次に重要なのがしわや縮みの原因を作ってしまわないようにすることで、洗濯機のコースはおしゃれ着用などの穏やかなタイプのコースを選び、使用する洗剤も中性洗剤にします。

後は洗濯用ネットに入れて洗濯をすれば自宅でもきれいに洗濯できます。基本的には乾燥機で乾かすのは無理だと考えておきましょう。

プリーツスカートは下手すると一発でプリーツが全滅する可能性もありますので、できれば手洗いしたいところです。また、予防として洗濯前に写真を撮っておくといいかもしれませんね。

修繕を依頼するときに、どういうイメージにしたいのか?が写真があるほうが伝わりやすいです。

洗濯が終わったらできるだけ速やかに取り出してハンガーにかけ、しわにならないようにぴしっと伸ばして陰干しをすれば大丈夫です。

「この素材大丈夫?」「この装飾品大丈夫?」については、パーティドレスの判断基準に似ています。気になるものがあれば以下の記事をチェックしてみてください。

洗濯した結果、色移りしてしまった場合は以下の記事を参考に。

最近は「ホームクリーニング」「ドライマークも洗える」といった風潮ですが、その分、自宅での洗濯トラブルが増えているのも事実。

洗濯表示が自宅での洗濯OKになっていても「洗うことができる」と「キレイに仕上がる」のは別物です。個人的には仕事使いのシンプルなタイトスカート以外はクリーニングされるのが良いのかな、と思っています。

まとめ

まとめ

スカートをクリーニングするにあたって必要な情報をまとめました。

ここがポイント
  1. スカートの種類を把握しよう
  2. 種類別の料金相場をおさえよう
  3. クリーニング頻度やかかる日数をおさえておこう
  4. クリーニング前後の注意点をおさえておこう

また、クリーニング回数をおさえるために自宅でのケア方法や洗濯方法についてもお話ししています。

素敵なスカートを長く着用するために。クリーニングは上手に使えば失敗することは少ないと思います。

ここまでお話ししたことを参考にしてみてくださいね。