ジャケットクリーニング
初心者

ジャケットをクリーニングに出したいんだけど、ジャケットって種類がいっぱいあって料金がわかりにくい

スーツのジャケットのようにシンプルなウールジャケットならわかりやすいですが、ジャケットはデザインも素材もさまざま。

そのため、ジャケットをクリーニングに出す際に迷わないよう、はじめに種類と素材についてお話しします。

その後、それぞれの料金比較をしていきますね。

はじめに

ジャケット種類

先にお話しした通り、ジャケットはいろいろなデザインや素材からできています。

クリーニング料金がどのくらいなのか迷ってしまいがちですが、クリーニング店では割とざっくりと分けています。

大きく分けるとクリーニング料金が変わるポイントは3点。

  1. 種類
  2. 素材
  3. 装飾品

それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。

【ポイント1】ジャケットの種類について

業者によって異なりますが、クリーニング業者ではジャケットをおおむね以下の6種類に分けます。

ジャケットの種類
  1. 一般的なジャケット
  2. ニットジャケット
  3. キルティングジャケット
  4. ダウンジャケット
  5. 礼服ジャケット
  6. レザージャケット

この記事で取り扱うのは1~3になります。4~6についてはリンクを貼っていますので、それぞれの記事をご参照ください。

ちなみにテーラードジャケットは、上下対になっていないジャケットの総称。多くは「1.一般的なジャケット」になると思いますが、素材次第では2~6扱いになる可能性もあります。

各ジャケットの定義はだいたいイメージは出来ると思いますが、リネットの定義を例に出しますと、

1.一般的なジャケット

礼服・制服の上着を除く、スーツ(上)、各種ジャケットが該当します。スーツ(上)以外の各種ジャケットは着丈が袖丈より短いものが「ジャケット/スーツ」扱いになります。

2.ニットジャケット

ニット素材で着丈が袖丈より短く、前身頃が全て開閉できるジャケットデザインもの、カーディガンよりも生地の厚みがあるものが該当します。

3.キルティングジャケット

着丈が袖丈より短いキルト地のジャケットが該当します。

4.ダウンジャケット

着丈が袖丈より短く、中綿がフェザー/ダウンを使用している防寒ジャケットが該当します。

5.礼服ジャケット

冠婚葬祭用の礼服、準礼服のジャケットが該当します。

6.レザージャケット

レザージャケットについては特に記述はありません。本革のジャケットはおおむねレザージャケットになると思っていただければ。別名、革ジャンですね。

代表的なデザインだとライダースやフライトジャケットなど。

おまけ~上記以外で注意しておきたい洋服の種類と料金について

ジャケットと間違われがちな衣類は、意外ですが「ジャンパー」。ジャンパの定義をリネットから引用しますと、

着丈が袖丈より短く、袖・裾がボタン/ゴム編みで裏地の付いている一般的なジャンパー、ブルゾンのデザインが該当します。

ライダースジャケット(革素材除く)も「ジャンパー」扱いとなります。
※ジャケットのように薄手でも裏地がある場合は乾燥工程が異なるため「ジャンパー」扱いとなります。

「袖・裾がゴム編みかどうか」「裏地がついているかどうか」でジャンパーかどうかが区別されます。

また、合皮・PUレザー・PVCレザーのライダースもジャンパー扱いになりますのでご注意ください。

フライトジャケットも多くはジャンパー扱いになります。代表的なMA-1はナイロン地のためジャンパーに。A-2は革ジャン、N3-Bなど丈の長い衣類はコート扱いになります。

最後にリネットにおける、ジャンパーを含めたジャケットのクリーニング料金を一覧にしておきます。

一般的なジャケット1,155円
ニットジャケット1,155円
キルティングジャケット1,980円
ダウンジャケット2,970円
礼服ジャケット1,155円
レザージャケット8,800円
ジャンパー1,980円

結構なお値段変わってきますので、迷う衣類があれば参考にしてみてくださいね。

ジャンパー・ブルゾンについては、以下の記事も参考にしてみてください。

【ポイント2】素材

クリーニングではいわゆる「上質素材」といって、追加料金を取る素材があります。ジャケットに使われがちな上質素材は、

上質素材
  • カシミヤ
  • 麻(リネン)
  • 合皮など

ウールは上質素材ではありませんのでご安心ください。

何%含まれていると追加料金が発生するか?なのですが、実は業者によって異なります。ざっくりと分けると、

ここに注意
  • チェーン店は1%でも入っていると追加料金が発生
  • 宅配クリーニングの個別タイプは高級志向だと追加料金不要。そうでない場合30%~の業者が多い
  • パックタイプは一般的に追加料金不要。格安系は1%でも入っていると取扱不可となるケースが多い
初心者

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。

チェーン店の場合はコースが変わる業者が多いです。おおむねクリーニング料金の1.5倍~2倍になります。

宅配クリーニングの個別タイプは+200円~500円とまちまちですね。ネクシーのように追加料金不要の業者もあります。

どのくらい追加料金が発生するかを含め、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

【ポイント3】装飾品

装飾品がついている場合も追加料金が発生します。ジャケットで追加料金が発生しがちな装飾品は、

ここに注意
  • 一部革素材(ポケットや肩、腕、トグルなど)
  • スパンコール
  • ビーズなど

装飾品でどのくらい追加料金が発生するか?ですが、おおむね上質素材と同様です。

チェーン店ならコースが変わりますし、パックタイプなら基本的に追加料金は不要。ただし格安業者だと取扱不可になるケースがあります。

ジャケットの種類と追加料金まとめ

ジャケットをクリーニングに出すときに気をつける点は、これまでお話ししたとおりです。

  1. 種類
  2. 素材
  3. 装飾品

上記3点をおさえておけば、

初心者

思ったよりクリーニング代が高くてびっくりした!

なんてことも起こらないと思います。それでは、ここからは料金について見ていきましょう。

ジャケットをクリーニング!45社比較で相場を知ろう

ジャケット料金比較

「一般的なジャケット」「ニットジャケット」「キルティングジャケット」それぞれについて見ていきます。料金のソースは各業者の公式ページです。

「チェーン」列に〇が入っているのはチェーン店、「パック」列に〇が入っているのはパックタイプの業者です。

※料金は税抜きです。またパックタイプは1点あたりの料金が最安となるコースの料金を記載しています。

大きな表になりますので、上位5社のみ表示し残りは折りたたんでおきますね。

一般的なジャケット

業者料金チェーンパック
カーニバルクリーニング418円
ホワイト急便500円
クリーニングピュア700円
美服パック732円
うさちゃんクリーニング750円

全45社の平均は1,302円ですが、ジャケットはクリーニング料金がやや安めの衣類。そのため、料金が高くなりがちなパックタイプと高級クリーニングを除外して平均を算出します。

対象となる15社の平均は903円おおむね900円くらいが相場と言えそうですね。

ニットジャケット

業者料金チェーンパック
美服パック732円
フランス屋783円
洗濯倉庫879円
フラットクリーニング939円
ココアラ968円

ニットジャケットは記載されているお店が少ないです。明確に区分しているお店では、普通のジャケットより100円~200円ほど高くなる傾向にあり、カーディガン扱いになるお店ではジャケットよりも安くなる傾向にあります。

ただ、実際にモノを見ないことにはなんとも言えない、とのことでしたので、気になるようでしたらまずは問い合わせてみましょう。

キルトジャケット

業者料金チェーンパック
美服パック732円
フランス屋783円
洗濯倉庫879円
フラットクリーニング939円
ココアラ968円

パックタイプの方が優勢という結果になりました。キルトジャケットになると値段が跳ね上がりますね。どんな衣類でもそうですが、中綿があると料金がぐっと上がります。

また、キルトがどのように加工されているか、ジャケットの状態は?などなど、手洗いが必要かどうかによって値段が大きく変わるようです。

実際に持って行って見てもらった結果、料金が跳ね上がったなんて可能性もありますのでお気をつけください。

ちなみに、キルトの定義ですが、

キルト(quilt)は、表地(トップ・キルトトップ)と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態で刺縫い(キルティング)したもの。日本では、多色の布を縫い合わせたパッチワークキルトが主流

イメージはわかると思います。全面にステッチが入ってるジャケットですね。

注意点は、品質表示タグからはわかりづらいこと

キルティングジャケットと思わず普通のジャケットのつもりでクリーニングに出したら、思ったよりクリーニング料金かかった!なんてことがないようお気をつけください。

ジャケットをクリーニング!厳選3社

3社おすすめします。用途に合わせて使い分けてみてくださいね。

  1. リネット(個別タイプ)

    ジャケット:
    1,155円(税込)
    送料:
    3,000円以上の利用で無料

    個別タイプのため1点から出せるのが大きなメリット。初回利用なら送料無料になるのもおすすめのポイントです。

    こんな人におすすめ

    • リネットをまだ利用されたことがない方
    • 単品でジャケットをクリーニングしたい方

    詳細ページへ

  2. ラクリ(パックタイプ)

    1点あたり価格:
    1,024円~(税込)
    送料:
    無料
    コース1点あたり価格合計金額
    5点1,656円8,280円
    10点1,098円10,980円
    20点1,024円20,480円

    パックタイプの業者になります。そのため5点以上の利用が必須。同じパックタイプならフランス屋のほうがコスパが高そうなのですが、ラクリは「個別洗い」。加えてボタン修理や毛玉取りも無料。大事なジャケットなら少しだけ奮発してラクリをおすすめです

    こんな人におすすめ

    • シーズン中にまとめてクリーニングしたい方
    • 大事なジャケットをクリーニングしたい方

    詳細ページへ

  3. リナビス(パックタイプ)

    1点あたり価格:
    1,175円~(税込)
    保管(オプション):
    12ヶ月無料
    枚数1点あたり価格合計金額
    3点2,600円7,800円
    5点1,962円9,810円
    10点1,490円14,900円
    20点1,175円23,500円

    リナビスもパックタイプの業者です。3点以上で利用するという点は一緒なのですが、リナビスが真価を発揮するのは保管サービス。なんと12ヶ月保管無料。そのため、衣替えシーズンに利用するのがベストです。

    こんな人におすすめ

    • 衣替えのクリーニングで保管もお願いしたい方
    • 知名度が高く高品質なクリーニングにお願いしたい方

    詳細ページへ

ジャケットのクリーニング頻度は?

頻度

どんな洋服でもそうなのですが、クリーニングすると傷みます。特に水洗い。

ただし、塵やほこり、汗がついた状態で保管すると虫食いやカビ、黄ばみなどのトラブルが発生します。

そのためおおむね1年に一回、シーズン後にクリーニングに出してからしまうのがベストでしょう。

家での保管に不安があるようでしたら、先にお話ししたリナビスにクリーニング後そのまま保管してもらっちゃいましょう。

まとめ

まとめ

ジャケットの種類と料金相場、おすすめの業者についてお話してきました。

ここがポイント
  1. ジャケットはおおむね6種に分類される
  2. 料金相場は500円~1,000円ほど。高級クリーニングだと4,000円以上になることも
  3. おすすめの業者は「シーズン中に単品で出す」「シーズン中にまとめて出す」「衣替えでの利用」といった目的で変わる

迷ったらおすすめの業者も参考にしてみてくださいね。